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「教える」という憂さ晴らし

うちの父親は農家の跡取りだったためか嫁は使うもの、バカにするものと思っているらしい。典型的モラハラ夫だ。
「俺が、俺が、」とでしゃばり出ていろいろかき回して事態が悪化すると「俺は知らない。お前たちのやっていることだから」と逃げるタイプ。
常に「バカ、お前は何もわからないくせに」と言われ続け、尻拭いばかりさせられてきた母は「私は何もできないし、行く場所もないから」と父の愚痴はこぼすが結局、言いなりなのだ。

ある日、洗濯物の干し方について私に「あんた、どうしてこの干し方なの⁉️これじゃダメじゃない」と文句を言ってきた。今までそんな指摘はなかったし、母も同じ干し方したことがあったのに。
私は洗濯バサミが足らなかったのと母が洗濯物を置く台としてもらってきた机が大きすぎて洗濯物を干しづらくなったと指摘すると「あんたはいつもああ言えばこう言う。父親そっくりだ」と逆ギレされた。

これでわかった。
母は洗濯物の干し方を教えたいわけではなかったのだ。父に何かしらバカにされ、苛立ちを無意識に「教える」という形で私にマウントを取りたかっただけ。だから自分にとって都合の悪いことを指摘されて逆ギレした。

「教える」とは簡単にマウントが取れる便利な行動だ。教育現場で教師のストレスが溜まっていればしわ寄せがくるのは間違いなく子供たちだ。
うちには不登校の子供がいるが、本当に変わらなくてはならないのは子供ではなく学校だと思う。

さて、話は変わるが台風、大雨被害が千葉県にあった。母や私には友人たちから安否確認の電話やメールがあったが、父には全くなかった。
普段の人柄はこういうところで出るのだと実感したのだった。

#毒親 #モラ #教育  

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