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アルゴスの戦士【ちょっと面白い優等生】

1986年にテクモから発表されたビデオゲームです。

本作は現在の目で遊んで見ても十分に楽しめる良作と云えますね。

ジャンルとしてはジャンプアクション物で、内容を見ればスパルタンXと魔界村の丁度中間に位置するゲームだと思います。

敵を倒した時の爽快感に秀でていて、その物量においてもほどよい達成感を与えてくれます。

また操作性が良好でストレスを全く感じさせません。

アイテムの種類と効果もバランスが取られており、例えミスをしてパワーアップが外れた状態でも特に不利になると云う事もありません。

難易度も簡単過ぎる事なく難しいとも感じられないところが優れていますね。当時はゲームが商品として短いサイクルの中で消費され始めた頃ではありましたが、本作の長期に渡って稼働し続けた実績からも完成度の高さを窺い知る事が出来ます。

テクモゲームの特徴でもある様々な隠しボーナスの類もテクニカルな印象を与えてくれています。「スターフォース」から始まった100万点ボーナスも当然の如く用意されています。

比較的難易度が低く長時間遊べるゲームだったので一般プレイヤー向けと云う見方もあるのですが、スコアラーの間ではかなり熱い点数稼ぎも行われていました。

タイムアウト時に出現する永久プレイ防止キャラを避けながらの闘いと、17面(だったと思う)の残機潰し稼ぎが流行していました。

初心者からマニアまで楽しめるアクションゲームとして貴重な存在だったと云えるでしょう。ルールも一度のプレイで把握出来る簡潔さを持った優等生です。

なにげなく始めても確実に熱くなれる事を請け合える作品ですが、纏まり過ぎているだけに少し毒が足りないかな?

2005.03.26

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