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そもそも「生理」は、生物体の諸現象のことだっつーの。



「なんて惨めなんだろう。」
生理がくると決まって、こう思う瞬間がある。
これが続くと、PMSやら鬱やら名称がつくのだろうけど、
そうはさせない。
きっと大したことないプライドが
私は大丈夫。と言い聞かせる。
コントロールが効かなくなるほどではないので結局大丈夫、なのだろうけど。




前に

“女の子なんだから、月のもの、とか、女の子の日と言いなさい”

と男に言われたことがある。
きもい、と思った。
じゃぁアンタはイク時に勇ましく「果てる!」とかいうのかよとでも言いそうになった。
私のツッコミはいつも斜め45度で、
数秒おいてでしか理解されないので
あまり言わないようにしてる。
テンポよくウケた回数は片手で収まるくらいだ。






まぁ要するに、生理という言葉を 
悪い言葉遣いとして認識するな
と言いたい。
夢精やらエッチは普通に使う癖に、
女性が使う生理や便秘、性欲などの生理現象名は
なぜそんなにも背徳感を持って言わなければならないのか。
私からしたら、セックスより男性が言うエッチのほうが
よっぽど肌に合わない。
たとえこちらの気持ちの問題を解決して
コンフィデンスを持ち合わせたところで、
公の場で「生理」などと口走ると、私のように指摘を受けてしまうのだから世話ない。

(何だったらいいんだ!月のもの?女の子の日?セーラームーン?アレ?ピリオド?
比喩に比喩をかさねて、カタカナからいいのか?!(心の声))


六本木ブレストレディースクリニック
院長ブログ2019.8.12より





ただでさえ自分の股からどろりと流れ落ちる血の塊を見て
トランスジェンダーとかではないけれど
虚しく、切なく、無力で辛い気持ちでいっぱいにしている中いっぺんでもそんなことを思い出せば、
あの言葉には
夜中に無我夢中で愚痴に近い文をタイピングするには
十二分なほどの攻撃力があったことを再確認させられ、
余計にイラつく。
もうどうでもいいからこの毎月くる憂鬱な時期を避けて通らせてくれ!






ノリで「ええ〜やだぁ〜」なんて流せていた言葉たちが
ふとした瞬間に蘇ることがある。
それのほとんどが滴る血を眺めるトイレの中で思い起こされ、
その時は流せていた言葉たちに
ちゃんとしっかり反論の弁を考えることで落ち着く。


「なっちゃんは簡単だよ〜ちゃんとありがとうと感謝さえしておけば結婚生活うまく続くでしょ!」
「まぁどんな選択するにせよ、女なんだから大丈夫でしょ」
「どうせお得意のアレで勝ち取ったんでしょ?」



もしかしたら
不躾で、アホらしい言葉たちに向き合うきっかけがあることによって
次同じようなことを言われても大丈夫なように、
またはそんな言葉を使う奴らを自分の人生においてハナから除外できるようになるのかもしれない。
 

となると生理は、 
沈み期全般は、
自分を守るための必要プロセスなのかもしれない。


だからと言って、
この痛みや気持ち悪さをありがたく受け入れるなんて無理だ。
嫌なものは嫌なのだ。
呆れるほどに
重い下半身を持つこの期間は、なん為の必要プロセスなのか
誰か教えて欲しい、、、。




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