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人生初のマッチングアプリをしてみたらスーパーイケメンが釣れた話②

前回のあらすじはコチラから

今回もスーパーイケメン(以下:Sメン)との会話には脚色を加えつつ書いていきます。

さて、登録して二日目。
お試し期間しかやらないつもりのベビ、Sメンにはそれを伝えてはいませんでした。伝えたら「あっそう」と去ってしまうかもしれないと考えて・・・(←何を寂しがっている)。

朝起きると、Sメンからまたしてもメッセージが。

Sメン「おはようございます! 昨日はありがとうございました! 俺は仕事です。ベビさんも仕事かな。良かったらまた話してくださいね!」


好青年スーパーイケメンか!!
しかもマメなタイプだなテメエこの野郎!!
好青年って打とうとして厚生年金イケメンか! ってタイプミスしたぜ。


朝という事もありこっちも出勤準備で慌てていたので返事はスルーさせていただき、おベビも職場へと向かいました(スーパーイケメンごめん)。

仕事が終わり、帰宅して、犬散歩に行き、洗濯物をしながら子供達にご飯をあげて、猫部屋を掃除し、いつものようにパソコン前で作業開始。
すると、Sメンからメッセージが入りました。


良い時間を見計らってるな、憎い奴め。
「この時間なら大丈夫かな」という気配りも出来るタイプと見た。

・・・ねえ、なんでベビなん??(つきまとう疑問)


Sメン「今帰宅しました! ベビさんはまだお仕事ですか?」
ベビ「こっちも帰宅してますよー。洗濯物とかしつつパソコン開いてたところです」
Sメン「今日は居酒屋寄らずに真っ直ぐ帰宅しました! ベビさんがほろよいの話してたんでコンビニで買ってきましたw 今日はコレ!」


・・・昨日のおベビの話で「ほろよいを買って来た」だと?
おいおい、カワイイじゃねえか。
それが貴様の手口か? 常套手段なのか?(←晴れない疑いとつきまとう疑問)


Sメン「俺いつもビールとか日本酒なんですけど、たまにはいいっすね!」

なんという屈託の無さなんだ。
フツーにイイ奴なんだろうな、うん。

ベビ「お酒飲む人には(ほろよい)物足りなくないっすか?ww」
Sメン「ぶっちゃけ物足りないっすけど、自宅なんでゆっくり飲むのもいいし! 明日は仕事で車乗らなきゃいけないんで残る酒もアレなんでw」

なるほど、おベビはお酒弱くてそんなに飲まないからわからんけどそういうもんなのか。
何はともあれ、取材(?)出来る期間は今日含めてあと六日だ。
色々聞いてみよう。

ベビ「Sメンさんってこのアプリの使用歴長いんすか?」
Sメン「俺はまあまあやってますね! けど忙しい時は放置だったりもするんですけどw 1年くらいにはなるかな」
ベビ「出会いってありました?」
Sメン「あるにはありましたね!(←素直)付き合った人もいたけど別れちゃって(汗)。今はやり取り3人くらいとしてますよ!」

意外と素直に教えてくれるSメン。
まあ情報開示とどこまで話すかは相手にもよるのだろうが、聞いた感じだとリアル感はある。話を作っている可能性もあるが、リアル感があるので仮にそうだとしても気にするほどのものでもない。

Sメン「ベビさんは昨日が(登録)初めてっすよね? メッセージとかどんくらい来ました?」

いくつかはコンタクトを貰っていたが、おベビは「スーパーイケメンがなぜ自分に」という点に最も興味が働いたので他のコンタクトはスルーして、限られたお試し期間で彼とのやり取りに専念しようと決めていた(←当初の目的とは一体)。

ベビ「いや~全然ないですよw そんなに積極的になってないのが駄目なんでしょうねw」
Sメン「積極性は大事っすね! 自分もメッセージ送る時は拒否られて当たり前って思って送ってますよ。積極性は大事っすよ!」

Sメンが良いタイミングで返しやすいキーワードを投下してくれたので、軽く核心に触れてみることに。


ベビ「そう言えば、なんでベビにメッセージ送ろうと思ったんですか? 単純になんでかな~ってw」


Sメン、メッセージが止まる。
あ、あれ。軽く触れたつもりだったんだけどな。
数分後、Sメンからメッセージが返って来た。


Sメン「話してみたいなと思って。俺の周りは本とか読む奴あんまりいないし、本読むイケメンってかっけーなって思って。何読むんですか?」


何を読むか、だとっ・・・!?
ここは『リキ~9つの命を繋いだ運命の犬~(上下巻)』と言いたいところだがそれは言っちゃいけねえ!!
言いたいのに言えねえええ!!wwwww
くそおおお!!wwww

ベビ「そうですね~、一般文芸が多いかな。本屋の小説コーナーにあるようなやつ。宮尾登美子とか、宮本輝とかその他色々かなあ」
Sメン「マジっすか!(←何が?)おススメの本とかありますか?」

おススメはリキ本なんだよおおおお!!!wwww

そんなスーパーイケメンには、宮尾登美子先生作の『蔵』をお勧めしておきました。

(名作です。おベビも二桁回数以上、何度も読み返した本。お勧めです。)


しかし、スーパーイケメンが言った「俺の周りに本読む奴あんまいないし本読むイケメンってかっこいいなと思って」に納得していないベビ。
質問を変えてみることにしました。

ベビ「アウトドア系の方がモテそうですけどねw 活動的なイメージでw Sメンさんは出会いより今は友達が欲しいとかですか?」

Sメン「そっすねー恋人も作りたいっすよそりゃ!! けどフツーに話せる友達も居れば嬉しいんで! 出張とかで飲みに行けたりするかもしれないし」

まあ、各地に友達いたらそりゃ楽しいかもだわな。
「出張」「明日は仕事で車に乗る」っていうキーワードからして営業かなんかやってるんだろうな。
単純に「出会い」にそこまでがっついてないタイプのスーパーイケメンなのかもしれ・・・いや待て。

違うだろ。それは違うだろう。



この人は会費払ってアプリやってる人だ。一年くらい利用歴あるって言ってたもんな。会費まで払ってるのにそんなアプリの使い方するか??
お金に余裕あるならするかもしれんが。


Sメン「男は出会い対象って女性に絞るじゃないっすか。同性で友達OKとか書いてる男ほぼゼロだし、だから(ベビを)見つけた時にメッセージしました!」
ベビ「確かにいないわなww」
Sメン「迷惑だったらすんません!!」
ベビ「いや全然そんなことはないっすよw 単純に何でかなって思っただけなんでww」
Sメン「やっぱイケメンっすね! 懐広いっすね! ありがたいです!!」

未だかつて、こんなにも腰の低いスーパーイケメンが存在したであろうか。いや、ないだろう。



ベビ「そいえば、このアプリで付き合った人も出来たって言ってましたよね。どんな人と知り合えたんですか?」
Sメン「えーと・・・。可愛い系の人でした。けど嫉妬が凄くて無理で。それで別れちゃいましたね」
ベビ「あーそうだったんですね。ちょっとの嫉妬は可愛いけど、妄想するくらい嫉妬が酷いと難しいからねえ」
Sメン「だから付き合ってても一定の距離保てる人がいいっすね! 冷静な人っつーか!」
ベビ「なるほどねえ。ベビは甘々な関係の方が好みだなーww」
Sメン「えっ そうなんですか!?」

は!?
いや今の一言でコレ確定だよな。

スーパーイケメンが告白してくる日も近いかもしれない。







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