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【銘柄分析】トーヨーカネツ株式会社(6369)

企業概要

  • 1941年、工業窯炉を製造・販売する会社として創業し、「東洋火熱工業」という会社名を経て「トーヨーカネツ」になった。

  • 原油貯蔵タンク、LNG貯蔵タンク、LPG貯蔵タンクなど、各種タンクを国内・海外に建設している。 LNG極低温貯蔵タンクは世界シェア2位を保持する。

  • 物流ソリューション事業では物流の効率化・機械化を手掛けている。

  • いずれの事業も、企画・設計~施工・メンテナンスまで全行程に関わっている。

事業・商品の概要

物流ソリューションと機械・プラントという2本柱の事業を持つ。
物流ソリューション事業については、パンデミックによるステイホーム期間があったことで、物流の効率化を推進する事業ということで注目を浴びた。
機械・プラント事業の方は、エネルギーの安定供給という観点から、LNG、LPG、原油などの貯蔵タンクに注目が集まっている。
エネルギー資源の貯蔵タンクは今後も必要とされるため、世界的にも成長が見込まれる。

引用元:バフェットコード
引用元:マネックス銘柄スカウター

売上・利益ともに物流ソリューション事業が大半を占めている。
機械・プラント事業は近年赤字続きだったものがようやく黒字転換する見込み。
海外売上高は主に東南アジアだがその割合も僅かとなっている。今後の海外市場開拓が成長の鍵のように見える。
エネルギー安定供給への対応策として各国からの需要を期待したい。

業績

引用元:マネックス銘柄スカウター

売上高は長期的に横ばい状態にある。利益は年によって波がある。
前期と今期は比較的良好なため、このまま時流に乗って伸ばせるかどうかの重要な時期だと思われる。

収益性

引用元:株探

ROE、ROAともにそれほど高くはないが安定している。
営業利益率も5%前後のため、高収益というわけでもない。
ということで収益性の面ではとくに目立つポイントはない。

割安指標

株価・割安指標

PER、PBRは機械セクターの中でも割安水準にある。
予想配当利回りも5.5%あり、東証プライムの高配当ランキング入りしている。それでも配当性向50.8%なので無理して配当に回しているわけでも無さそう。

個人的主観による投資判断

一般庶民からは見えないところで社会インフラを支える事業をしており、今後も社会に必要とされる、個人的にはとても応援したくなる企業である。
成長性には欠けるが、今後海外展開が進めば大きく成長して世界的企業になる可能性も秘めているように見える。
株価も割高とはいえない水準のため、インカムとキャピタルの両方を狙って少し仕込んでおくのもありかと思う。
1株ずつ定期買付するか、20株ずつ5回に分けて拾って単元にしておくと、いずれ恩恵が受けられるかも?

※注意事項

  • 上記の数字や文章は、2022.11.19時点の情報です。

  • この記事は、公表されているデータを元に個人的な主観で評価・感想を記述したものです。実際に投資される場合は自己判断でお願いします。

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