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失われた古代文明の痕跡Part3


オープニング

 過去記事『失われた古代文明の痕跡Part1.2』で「沖ノ島」「クレタ島」の相関関係について触れてきましたが、いよいよ「アトランティス文明」を追っていきたいと思います。

 今回、「沖ノ島」と「クレタ島」の伏線も回収するので、過去記事をチェックしていただけたらと思います。



アトランティスの歴史

 アトランティス王家はポセイドンの末裔でしたが、人間と混血になるにつれ堕落してしまいました。彼らは物質主義に走って領土拡大を目指し、帝国は荒廃していきます。

 ゼウスをはじめ、ほかの神々が統治していたギリシャのアテナイは、近隣諸国と連合を組み、アトランティス帝国と戦い、勝利を収めました。

 その直後、アトランティス島は海中に沈み、プラトンの時代である約9000年前に海中に没して滅亡したとされています。

クレタ文明とミケーネ文明」より引用

 アトランティス文明の象徴となる聖獣は馬、牡牛、イルカで、クレタ文明に代表されるエーゲ文明のシンボルと共通しています。そしてポセイドンと関係する重要な存在がメデューサです。



メドゥーサ

 メドゥーサは美しい長髪の女性であり、ポセイドンが愛するほどの美貌を持っていました。ポセイドンはメドゥーサと密通を重ねているうちに、処女神アテーナーの神殿でメデューサと交わったことがアテーナーに見つかってしまいました。

 アテーナーは怒り狂いましたが、高位神であるポセイドンを罰することはできず、代わりにメドゥーサを罰しました。

 アテーナーの怒りにより、メドゥーサの髪は蛇となり、見る者を石化させてしまう恐ろしい怪物になってしまいました。

ピーテル・パウル・ルーベンス作「メデューサの首」

 メデューサの描かれ方が年代を追うごとに変化します。これは信仰の変化による影響が強いと思います。

 描き方でイメージが変わってくるのも現代のメディアの放送技術の進歩と同じ事がいえます。

国連旗と世界保健機構旗

 また、アテーナーは知恵を表すや平和の印としてオリーブをその象徴としていました。オリーブは国連の象徴や「治療の神」として古代ギリシャ人に崇拝されていたアスクレピオスが持つ杖の蛇もWHO(世界保健機関)のロゴマークとして採用されています。

 アテーナーは、古くからギリシアの地にあった城塞都市にあり、「都市の守護女神」として崇拝され、この伝統はミノア文明まで遡ります。



アテーナー誕生に関する異説

ロバート・グレイヴズ

 ここで興味深いのが、イギリスの詩人ロバート・グレイヴズがギリシャ神話で記すところでは、アテーナーはヘレーネスがギリシアに到来する以前から母権制社会のペラスゴイ人によって崇拝されていた人面蛇身で顔を見た者を石に変える大地の女神メテュスであったと主張しています。

 言い換えると、ロバート・グレイヴズはメデューサではなくアテーナー自身が人面蛇身で石化にらみスキルを持つ大地の神だったと主張しています。

 ここで重要なのは「大地・蛇・母権」の3つのキーワードです。そして青銅器時代、牡牛は聖獣の象徴でした。次回、伏線をしっかり回収するので、次はアトランティス大陸を取り上げます。



アトランティス大陸

左:アタナシウス・キルヒャー
右:キルヒャー作「アトランティス大陸」

 ルネッサンス期最後の大人物であるイエズス会のアタナシウス・キルヒャーは、南北を逆にしたアトランティスをスペインとアメリカの間にある巨大な島として描いた地図を作り、聖書にある「大洪水」にアトランティス滅亡が含まれるというコスマスの説を復活させました。

アタナシウス・キルヒャー作
「光と影の大いなる術」挿絵

 キルヒャーは、東洋研究、地質学、医学など幅広い分野で優れた業績を残し、音楽理論や磁性、宇宙論、言語など多岐に渡り、後世に多大な影響を与えます。イエズス会恐るべし。そして、アトランティスを調べているうちに超重要人物の存在に気づきました。



イグナティウス・L・ドネリー

イグナティウス・ロヨラ・ドネリー

 イエズス会創設者のイグナティウス・デ・ロヨラではありません。イグナティウス・ロヨラ・ドネリーは、日本では馴染みがありません。というのも英語で検索しないと詳しく知ることができず、元祖「ポピュリスト」といえる人物です。

 ドネリーは、金本位制の放棄とその後の自由銀の採用、国立銀行の廃止、累進所得税の導入、上院議員の直接選挙を要求する綱領を持っていました。

 さらに公務員制度改革、1日8時間労働を訴え、ミネソタ州知事選に立候補し、あえなく落選しました。

 そしてドネリーは、政治と投票制度の腐敗、新聞の偏向報道、いかに自分たちの国を取り戻す必要があるかについて語っています。

 まさに今起きている問題を1800年代から訴えてきた人物。そして、その頃と現代が全く変わってないどころか悪化していることが分かります。

 1888年、ドネリーは『偉大なる暗号』を出版し、シェイクスピアの戯曲はフランシス・ベーコンによって書かれたものであると主張しています。

 フランシス・ベーコンは、シェイクスピアの作品同様、欽定訳聖書の中に暗号化されたメッセージと薔薇十字団・フリーメイソンのシンボリズムを埋め込み、この聖書の真著者であり、真の翻訳者、編集者として、自らの名前を刻み込んだという諸説もあり、私はこの説を採用しています。

 ↑の画像の矢印のように「水の流れ」があったと思いませんか?その方向に地下資源が豊富に蓄積されています。

 それを支配層が知らないわけがないので、水の流れに沿って地下資源の開発を進めていたのではないかと思います。

 ↑のように、欽定訳聖書によって「時代の終わり」が「世界の終わり」に変えられています。公用語である英語と欽定訳聖書の世界観が私たちにかけられている「現在のマトリックス」です。

 言葉による「マトリックス」の正体は『to be "ONE"Part3(自我の世界:表象と概念)』をご一読ください。

 また、ドネリーは古代マヤ文明の研究を引用し、アトランティス文明が「アフリカ、古代エジプト、ヨーロッパ、アメリカ大陸の古代文明」の共通起源の場所であったと主張しています。

  これらに共通するのがピラミッド。つまり世界各地に点在するピラミッドはアトランティス文明に由来している可能性があります。

 そしてドネリーは、アイルランドが赤毛碧眼の子孫がいるアーリア人種の本拠地だったと考えていました。アーリア人を探すのはナチスも同じで、実はアトランティス文明の痕跡を探していたのではないかと考えています。

 先述のキルヒャーと同様、聖書に大洪水として記されているのと同じ出来事によってアトランティス文明は破壊されたのではないかと示唆しました。

 1882年にドネリーは『Atlantis: The Antediluvian World』を出版し、神話上の失われたアトランティス大陸に関する理論を詳しく説明します。以下はWikiからの転載です。



Atlantis: The Antediluvian World

Atlantis: The Antediluvian World
  1. プラトンの記述は、寓話ではなく史実である。

  2. アトランティスは、人類初めての文明である。

  3. アトランティスは、多くの住民が暮らす強国になり、文明化された住民の一部はアトランティスを出て、メキシコ湾岸、ミシシッピー川流域、アマゾン川流域、南米の太平洋岸、地中海、ヨーロッパとアフリカの西岸、バルト海沿岸、黒海沿岸、カスピ海沿岸に移住した。

  4. アトランティスは、ノアの方舟以前のエデンの園など、古代人が伝承してきたアスガルドの時代に実在し、初期の人類が長く平和と幸福の中で暮らした理想郷の普遍的記憶を表している。

  5. 古代ギリシャ人、フェニキア人、ヒンドゥー人、スカンジナビア人などが崇めた神々は、アトランティスの王や女王、英雄たちであり、神話はそうした史実が混在して伝わったものである。

  6. エジプトとペルーの太陽信仰は、アトランティス宗教の名残である。

  7. アトランティスの最初の植民地はエジプトであり、エジプト文明はアトランティス文明の再現である。

  8. ヨーロッパの青銅器時代は、アトランティスの派生で、世界で初めて鉄器を製造したのもアトランティス人である。

  9. フェニキアのアルファベットは、アトランティスのアルファベットから派生したものでアトランティスのアルファベットはマヤ文明にも伝播。

  10. アトランティスは、アーリア人つまりインド・ヨーロッパ語族の発祥の地であり、セム語族、ウラル・アルタイ語族の発祥の地でもある。

  11. アトランティスは、甚大な自然災害で滅亡し、島は住民の大半と共に海に沈んだ。

  12. 一握りの人がこれを逃れ、世界に洪水伝説が広まった。

 要約された12の指摘が想像の産物なのかどうかは読者の判断に委ねますが、多くの点で指摘していることが的を得ていると思います。

 また、ドネリーの作品は、ヘレナ・ブラヴァツキー、ルドルフ・シュタイナー、ジェームズ・チャーチワードなど名だたる霊能者や思想家、作家に影響を与えています。

 アトランティスの歴史は、人類進化と深く関係している可能性がありますが、次回は日本とアトランティスの関係に迫ります。





最後まで目を通していただいた方々へ





フランシス・ベーコンと
欽定訳聖書の秘密をお伝えします




 元カルト宗教の信者がたどり着いた資料で、そのリンクを貼付するわけにはいかないですが、その中でも選りすぐりの指摘(文章)を転載します。




フランシス・ベーコンと欽定訳聖書の秘密

 ベーコンは、10代のころから聖書を自分で訳すことを固く決意していた。ジェームズ王はその機会と手段を提供した。ベーコンは、その見返りにプロジェクトのすべての功績を王に謹呈することに同意した。

 それゆえ、本来ならば、キング・ジェームズ訳は「フランシス・ベーコン訳」と呼ぶべきであろう。

 しかし、シェイクスピアの作品同様、ベーコンは自らの名を聖書に表すことを避けた。ただし、それも「表面的には」という但し書きがつく。

 なぜならば、ベーコンの名前は、聖書の中に暗号という形で随所に書き込まれていたからである。1609年までに、翻訳の作業は完成した。草稿がジェームズ王に上呈された。ジェームズ王は、それをベーコンの手に渡し、秘密の作業が開始された。ベーコンの聖書は、英語を完全に変えた。

 1611年のキング・ジェームズ訳聖書と1623年のシェイクスピアの『フォリオ』の出版によって、英語はたったの12年の間にその姿を完全に変えた。

 故チャールストン・ヘストン曰く「キング・ジェームズ訳聖書ほど読まれた文学作品はほかにはない」

 ローレンス曰く、「ベーコンが誕生したころ、英語はまだ文学の言語ではなかった。しかし、彼が亡くなったころには、人類がかつて所有したものの中でもっとも高貴な思想の伝達手段に変わっていた。ベーコンは、このことをもっぱら自身の聖書とシェークスピアによって達成したのであった。

 フランシス・ベーコンは、シェークスピアの作品同様、キング・ジェームズ訳聖書の中にも、コード化されたメッセージと、薔薇十字団・フリーメイソンのシンボリズムを埋め込み、この聖書の真著者であり、真の翻訳者、編集者としての自らの名前を刻みこんだ。

 キング・ジェームズ訳の1611年版において使用されたコードの中でもっとも顕著なのは、彼のトレードマークである「章頭飾り」である。

 この自身の名前を隠した章頭飾りは、シェイクスピアの『テンペスト』の初版本にもある。

 キング・ジェームズ訳では、創世記1章1節から数えて46番目の言葉はLight(光)である。ジュネーブ聖書では、46番目はGod(神)である。

 つまり、「神」が「光」に代えられている。Lightは、薔薇十字団とフリーメイソンのいずれにおいても、もっとも重要な言葉であり、フリーメイソンでは、階級が上がるごとにそのイニシエーションのはじめに、「私は光を受けることを希望する」と宣言しなければならない。

 神を退け、光を求めるフランス革命を主導した啓蒙主義の英語はEnlightenmentである。ここにおいて、ベーコンは、神ではなく、光を崇拝する意志を示したと見るべきではないだろうか。

 これは、ベーコンによって新アトランティスとして設計されたアメリカの植民地がいかにその影響を受けていたかを示している。

 ちなみに、アメリカという国名の由来は、従来の解釈ではアメリカを発見したと考えられていたアメリゴ・ベスプッチというイタリア人であるが、彼は実際のところアメリカの発見者ではない。

 Richard Allan Wagnerによれば、それはユダヤ教の、ナソレ、エッセネ、クムラン各教団が地上の桃源郷を象徴する星の名としたMericaからきているという。

 実際、このMericaという星は金星であり、ナソレ教団によればMerica
とは「きらめく星」の西に存在する天国のような土地を意味した。このナソレ教団は、グノーシス教の一種であるマンダ教と深い関係にある。

 テンプル騎士団が、テンプル山を発掘調査した際に、ナソレ派の巻物を多数発見し、その中にMericaについて記されているのを発見したと考えられている。フランシス・ベーコンにはこの知識が誰よりもあった。

 Reverse暗号によれば、Mericaは合計すると103である。暗号において0は省くという規則があるため、それは13である。

 イギリスの植民地が13あったことはけっして偶然ではない。ベーコンの計画は、アメリカ大陸にグノーシスの楽園Mericaを作ることであった。

 キング・ジェームズ訳において、創世記1章1節から数えて46番目の言葉が「光」になっていると述べた。なぜ46なのか。

 Richard Allan Wagner(自身が32階級スコティッシュ・ライト・フリーメイソン兼AMORC薔薇十字団員)の前掲書によると、フランシス・ベーコンが自らの偽名として使用した薔薇十字団の創設者クリスチャン・ローゼンクロイツChristianRosenkreutzをKaye暗号で表すと406になる。

 暗号では0を省くから46となる。興味深いことに、このChristian Rosenkreutzをベーコンが利用したもう一つの暗号Pythagoreanで表現すると103=13になる。
 Christian Rosenkreutzの別名であるBrother CRCとFather CRCをSimple暗号で表現すると、103=13になる。ちなみにCRCは、ChristianRose Cross=ChristianRosenkreutzの略。

 ShakespeareもSimple暗号で表現すると同じ数字になる。つまり、まとめるとフランシス・ベーコン=ChristianRosenkreutz(Kaye暗号)=46、フランシス・ベーコン=ChristianRosenkreutz(Pythagorean暗号)=Brother CRC(Simple暗号)=Father CRC=Shakespeare=13キング・ジェームズ訳聖書などベーコンの著作や編集書において46と13が何らかの形で登場したら、それはベーコン自身を表しているとも考えられる。

 さらにRichard Allan Wagnerは「詩篇、ベーコンが自らのメッセージを伝えるために利用した書である」という。とくに「ベーコンの光」の詩篇である46篇には巧妙な仕掛けがしてある。46篇を中心とする45~47編において、彼はあることを伝えようとした。

 詩篇45、46、47に、Pythagorean, Kaye, Simpleという3つの暗号が適用されている。Pythagorean暗号において45はShakespeareと一致する。さらに詩篇45では節が17ある。17という数字はPythagorean暗号においてBaconと一致する。

 詩篇46篇にKaye暗号を適用すると、46番目の単語はshakeである。Selahを含めずに後ろから数えて46番目はspearである。ただし、ここでSelah(ヘブル語で、「楽器演奏が始まるので朗読を中止して聞け」の意味)は重要である。

 なぜならば、それはSimple暗号で33である。これはSimple暗号でBaconと一致する。ベーコンは、意図的に詩篇をSelahで終わらせたのは、自分が終着点であると誇示するためだろう。

 Selahを含めるとspearは47番目となるが、ここにも大きな意味が含まれている。47という数字はSimple暗号でメイソンの祖ヒラム(Hiram)と一致する。47は、Hiramを象徴とするマスター・メイソンの数字である。

 shakeとspearの間の単語数は111である。111は、Kaye暗号で、Baconと一致する。つまり、shake (46)--Bacon(111)--spear (47)という構造である。

 先に述べたようにChristian Rosenkreutzは46で、Hiramは47なので、これはChristian Rosenkreutz (46)--Bacon (111)--Hiram (47)という構造である。

 左に薔薇十字団の始祖、右にフリーメイソンの始祖を従えて、中央にベーコンが君臨する。さらに巧妙なのは、45 46 47の数字の並び方である。

 十の位の数字4と4と4の並び、444と一の位の数字5と6と7の並び、567を足すと444+567=1011。これは暗号の規則で111と等しい。

 また、45 46 47の数字の並びを前から数えて3番目の数字「4」で分けると、45 4 | 6 47454と647になるが、これを足すと、454+647=1011=111。いずれもBaconを指す。

ワシントンD.C.

 合衆国は、象徴として13という数字を多用する。(前述のように、ベーコンの偽名Christian RosenkreutzをPythagorean暗号で解読すると13になる)

 ちなみに、アトランティスとはノアの洪水前に存在した文明国。ノアの洪水前に存在し、洪水によって滅んだ文明とは、「神に反逆する呪われた文明」である。聖書では、「地は暴虐で満ちた」とある。

 アトランティスとは神に逆らう文明の象徴。ベーコンはこれを新大陸において復活させようとした。

 ニューヨーク、ニューハンプシャー、ニューイングランドなどの名称の「ニュー」は、Richard Allan Wagnerによると単なる「新しい」という意味ではなく、ニューアトランティスの町という意味である。

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