あいひん

清貧とWeb3のハイブリッドを目指して生活中。寂しがりやのひとり好き。薬物依存症者の自…

あいひん

清貧とWeb3のハイブリッドを目指して生活中。寂しがりやのひとり好き。薬物依存症者の自助グループNAメンバー(11年目)。薬物依存を克服した回顧録と🍄キノコを食べてダウンロードした「叡智」を綴ります✍️アイコン画像はshino氏の「雷雨決行」

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  • 今日だけ

    NAのワークブック「今日だけ」のアンサーダイヤリー(回顧録)

  • 内観療法

    過去の経験や体験を見つめ直し、自己の再発見とともに、生きる喜びに変える気づきと学び。

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    知的世界は不完全性定理へ 自然界は不確定性原理へ

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    過去のパターンを知ることは、将来の計画を見通すのに役立つ。時代の変化を望むのであれば、過去の傾向を批判するのではなく、冷静に分析し、理解する必要がある。

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ヤヌスの鏡 番外編(口座管理法とマイナンバー・ロードマップ)

オープニング 残念ながら、日本がデジタル後進国であることは事実です。今後の日本の発展のためにDX化やデジタル化は必要だと考えています。  しかし、デジタル化がもたらす利便性よりも権力の中央集権化が進み、半ば強制的に監視・管理社会に進展する可能性もあります。  私がマイナンバーカードのデジタルID化や政府による情報の一元化に反対するのは「マイナンバーの利活用拡大に向けたロードマップ」の12ページ目の「国民の理解」を無視したマイナンバー政策の強行やセキュリティの脆弱性に対する

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    • 失われた古代文明の痕跡Part3

      オープニング 過去記事『失われた古代文明の痕跡Part1.2』で「沖ノ島」と「クレタ島」の相関関係について触れてきましたが、いよいよ「アトランティス文明」を追っていきたいと思います。  今回、「沖ノ島」と「クレタ島」の伏線も回収するので、過去記事をチェックしていただけたらと思います。 アトランティスの歴史 アトランティス王家はポセイドンの末裔でしたが、人間と混血になるにつれ堕落してしまいました。彼らは物質主義に走って領土拡大を目指し、帝国は荒廃していきます。  ゼウス

      • 寛容

         24歳のときから保険代理店を経営していたので、常に自分の能力と行動で問題を解決することを求められていた。また、自分で解決した方が良い結果が得られるという驕りもあった。  今までの生き方を振り返ってみると、好奇心旺盛でお節介なところがあり、それをセールスポイントにして仕事をしていたが、見直す必要性を感じた。それが生きにくさにもつながっていたからだ。  他人の評価を自分の成果や報酬として受け止めてしまうと、その行為が期待や不安を膨らませるきっかけになっていた。  集団生活

        • 知識と経験の発酵作業

          老子第三十三章現代語訳  他の選択肢があったのに、なぜ薬物依存症回復施設で集団生活を送ることを選んだのかというと、私は他者の欺瞞や社会の矛盾をいち早く捉えることができるという長所を持つ独特の感性のために常にストレスを感じていることが多いのですが、その反面、自分自身が社会や他者と同じ矛盾を持ちうることを理解したり受け入れたりすることができず、薬物を使用して自分を誤魔化し続けたという過去があります。  他者との交流を通じてのみ人は変われると確信し、集団生活を通じて積極的に自分

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          信じる心を失わない

           信念は、逆境や試練といった感情的・身体的危機の際に、自分がどう考え、何を感じるかを、普段より詳しく観察することで確認する必要がある。  そのときに有効な時間とオープンマインドを持つためには、できるだけ自分に余裕を持つことが解決への道だとわかっていても、そこにジレンマを感じることがある。  望まない状況や結果を目の当たりにすると自己否定や自己卑下に陥り、その過程で自己否定が私を際限なく駆り立て、その影響下でさらに毒素に浸ることに慣れてしまった。  最近の出来事で思い知ら

          信じる心を失わない

          同時存在

           今回は、薬物依存症回復支援施設に入寮して約2年経過した時、「ニュースレター」として投稿した記事です。  前回は入寮後、1週間も経たずに『iが姿をアラワす』を投稿することになり、私が「医療観察法」の処遇を受ける経緯や過去の生き方を綴りました。  2013年4月に傷害事件を起こし、2015年5月に司法病棟を退院後、施設に入寮しながら通院処遇を受けることになった。入院中に自助グループのミーティングを設けてくれたので、ミーティングに参加していた仲間のおかげで寮生活にもすぐに慣れ

          to be "ONE"Part4(仮面と影の世界)

          オープニング 『to be "ONE"Part1』では「心=宇宙」、『to be "ONE"Part2』では「実存」、『to be "ONE"Part3』では「自我」、そして今回、第4の意識領域である「仮面」の世界を取り上げます。  ↑の画像のとおり、「仮面の世界」での意識の幅は非常に短く、視野の狭さとストレスの多い意識状態を示しています。特に現代社会は「自我」と「仮面」の世界で暮らす方が多いと思います。  心理学の三大巨匠のひとりであるカール・グスタフ・ユングは「人間が

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          to be "ONE"Part4(仮面と影の世界)

          感情と向き合う

           怒りや憎しみの感情が沸き起こるのは、自分が弱く、能力や精神力が足りないせいだと考えていた。さらに、思考は怒りや憎しみを正当化し、正当化するために働いていた。  どこかでそれは分かっていたのだが、自分の都合のいいように解釈していたように思う。その過程で感じた悲しみや虚しさの世界にも浸っていたのかもしれない。  だからこそ、自分の心の闇から目を背けず、観察することを怠ってはならない。ようやく、自己否定や自己卑下に陥る前に、自分の感情に気づく時間を確保することができるようにな

          感情と向き合う

          to be "ONE"外伝(関係性の織物)

          コズミック・ウェブ 人類の歴史や進化を振り返ってみると、特に現代において、私たちが自らの幻想や欲望から抜け出せないのは明らかであり、市場の力がそうさせるように働いているのも事実です。  1999年に放送された『エンデの遺言』が大きな注目を集め、さまざまな地域通貨が誕生し、最盛期には日本国内で約600種類の地域通貨が発行されています。  現在「円安=法定通貨の価値毀損」により、国内経済が苦境に立たされています。私たちは通貨の本質だけでなく「人生そのもの」を問う時が来たのか

          to be "ONE"外伝(関係性の織物)

          わたしから始まりますように

          アダルトチルドレンとは 「アダルトチルドレン」という背景には、社会の急激な変化、家族構造の変容、過度のストレス社会など、複雑な要因が関係していることが指摘されています。  アダルトチルドレンという言葉はアメリカで使われ始めました。身体的・精神的虐待やネグレクト、親のアルコール依存など、問題のある家庭環境で育ったことに起因する様々な心理的問題を指すのですが、必ずしも明確な診断基準があるわけではなく、特徴は人によって異なります。  自分の生い立ちの影響から構築される人間関係や

          わたしから始まりますように

          静かな時間

           いつも頭の中で考えてばかりで、静かな時間があるのかと思うほどだった。このところ落ち込んでいた。耳を澄ます時間がなかったら、きっとまたごまかしていただろう。しかし、過去を振り返れば良くなったほうだ。  そしてしばらくすると、深く傷ついていたことを痛感する。いつも後から気づくので、油断すると虚無感に飲み込まれそうになる。  集団生活の中で孤独を感じることもなく、つらい状況もないのだが、どこかで何かを求めている。答えは分かっているのだが、今はそれを求めることができず、求めると

          静かな時間

          to be "ONE"Part3(自我の世界:表象と概念)

          オープニング 『to be "ONE"Part1』では「心=宇宙」、『to be "ONE"Part2』では「実存」と、意識の中でも「人生の修行」のようなテーマから取り上げたので、困惑された方も多いと思います。  インテグラル思想の提唱者であるケン・ウィルバーは「人間の意識は『境界』を設定し、「自己」と「他」を区分することで、自我意識を明確にしようとする傾向がある」と指摘しています。  上の階層に行けば行くほど「横のバー」が短くなっています。これは意識の範囲を示すものであ

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          ゆらぎ

          老子第十八章現代語訳 社会において 平和が議論されるほど 本当は平和ではない 戦争について 議論がされているうちは まだ平和なのだ 男女平等 という声が上がる間は まだ平等ではない 裕福さを他人に誇る間は その人の心が寂しく貧乏なのだ 自分は悟ったと 自称する人間ほど まだ悟ってはいない  最近の出来事を振り返ると、自分が感傷的になっている理由を知る機会に恵まれていることに気づきました。  その感情の先に「自分が望むものor望まないもの」「受け入れ難いことや受

           今朝の出来事だ。別の所轄の入寮者が施設を飛び出し、そのまま自ら命を絶ったと聞いた。施設から逃げたり、警察に捕まったりする仲間の話はよく聞くし、入寮後に誰かが亡くなったのは初めてではないが、このような形で起きたのは初めてだった。  この人とは前日のイベントで会ったが、話しかけはしなかった。その人はとても警戒心が強くて近寄りがたかっただけでなく、独特な風貌だったので私は彼を受け入れるのに苦労した。  もしかしたら、そうしたものが、その人にとって自己表現やアイデンティティの象

          to be "ONE"Part2(実存の世界:監視と規制)

          オープニング 『to be "ONE"Part1』では、自分と他(それ以外)が切り離される前の「すべてがひとつ」の状態である「心=宇宙」についてまとめました。  「境界」の存在は「自分とは何か」という自己認識を容易にしますが、同時に意識を狭い範囲に限定し、自己成長の可能性を奪ってしまいます。  今回は「実存」という「主体」に関わるアプローチになります。前回同様、頭(思考)ではなく、感覚的に捉えていただけたらと思います。 意識とは?  自分なりに言い換えると、意識の探究

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          失われた古代文明の痕跡Part2

           本当は『超古代文明』というタイトルの方が人を惹きつけると思いましたが、アトランティス文明が「都市伝説」や「エンターテイメント」ではなく、現実的に「存在した」可能性が高いので「古代文明」としました。  『失われた古代文明の痕跡Part1』の末尾でふれた「沖ノ島」ですが、九州をアフリカとした場合、沖ノ島にあたる島はクレタ島になります。それでは、クレタ島の歴史を一緒に確認していきましょう! クレタ島 古代ギリシアの伝説では、ゼウスによって生み出された冥界の審判官の一人ミノ

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