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「ねぇ、いまの聞こえた?」

ベビーシッターのアサミです。

昨日の夜のひとコマです。


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私はひとりでお風呂に入っていました。


しばらくすると


耳の聞こえない次女が
お風呂の扉を開けて



「ねえ!今の聞こえた?」 


母「ん?…わからなかったな」「なに?」


「クリスマスの歌だよ!」


と、見せてくれたのは
タブレット学習の画面。

クリスマスソングが流れる動画のようでした。




それを、リビングで流していたのです。


それが、お風呂の私に聞こえると思ったようです。


距離によって音が聞こえにくくなることを知らなかったのね。
壁があっても音が聞こえるものだと思っていたようで、可愛かったです。


「遠くになると、聞こえないんだよね〜」

と説明しましたが
タブレットの音量を上げていたようで、いつもならその音量だと近くにいるので良く聞こえるどころかうるさいと感じる(次女は全く聞こえない)ので、お風呂にまで届くと思ったみたい。


おもしろいなぁ、と思った出来事。


次女が
自分は聞こえなくて
家族は聞こえることを知っているから
こそ出てきた言葉でした。

数年前までは、“きこえない”ことがどういうことか、きこえたことがない次女には分からなかったから。

今は自分と社会を少し理解してきたので
それをふまえての会話が増えてきました。

これは

人を知ること
社会を知ること

自分を知ることにもつながります。

知って 理解して

自分が自分らしくいられる場所を見つけたり
さまざまな物事や人を理解することに繋がったりするので

どんな言葉をかけるか
どんな会話にするか
どんな思いを持っているのか


丁寧に聞いたり、話したりすることを大事にしたいと思います。

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