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Typhoon🌀

明日、また台風が日本に上陸する見込みです。しかも今回は私の家がある関東を直撃しそうな感じなのです。

私の子供の頃と比べると、台風の発生数は多く、規模は大きくなっているように思うのは気のせいでしょうか?特に今年の台風は発生する場所が日本に近い(緯度が高い)気がしてなりません。なので天気予報をこまめにチェックしていないと発生したと思ったら、もう上陸、なんてことになってしまいます。

突然ですがここで問題です。台風を英語で言うと何でしょう?

答えは、
「tropical storms including typhoons(typhoonを含む熱帯低気圧)」

日本国内では熱帯低気圧のうち、最大風速が17.2m/s以上になると「台風」ですが、英語の「typhoon」は最大風速119km/h(≒33m/s)以上の熱帯低気圧のことを指します。つまり定義上は「台風≠typhoon」なのです。これは発生する場所によって「cyclone」、「hurricane」と名前を変えますが、風速の定義は同じです。つまり、アメリカなどに上陸するハリケーンの風速は台風の倍近いのです。

先日、フロリダ州に上陸したハリケーン「Idaria(イダリア)」は同州に上陸した過去100年のうち最も勢力が強いハリケーンで、最大風速は約200km/hだったそうです。ちなみに過去日本に上陸した台風のうち、最も風速が大きかったのは1966年に宮古島に上陸した台風18号で風速85.3m/s(≒307km/h)だったそうです(東北新幹線並み!)。

上に書いたとおり、アメリカではハリケーンに人名を付ける習慣があります。昔(私が子供の頃)は女性の名前だったのですが、「女性だけは不公平だ」との意見を受けて現在では男性、女性の名前をアルファベット順に交互に付ける決まりになっているそうです。なので、上記の「Idaria」は9番目に発生したハリケーンということになります。ハリケーンの名前のリストは6種類あって、6年周期で同じリストが使われるそうです(男女平等の観点から3つは男性始まり、3つは女性始まり)。

このリスト、通常使用されない「Q、U、X、Y、Z」の5文字を除いたアルファベット21文字が頭文字となっている人名が使われているのですが、最初の方の「Alberto」とか「Bill」とか「Cindy」とか「Elsa」とかは毎回必ず使われるでしょうし、最後の方の「Sara」とか「Tony」とか「Vince」とか「Wendy」なんかは殆ど使われないはずですよね。

「今世紀最大のハリケーン『Hiroshi』による被害、過去最高額。」

とかいう見出しは当の本人としてはイヤだから、男女平等以前に人名は止めた方がいいのではないか、と思うのです。



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