もう7月終わりなの！？早くない！？

　年々、歳を重ねるごとに時間の経過速度が速まっているのを感じる。でも、更に数十年後には逆に遅くなっているのかもしれない。

　映画「バービー」絡みでの大騒ぎが話題になっている。アメリカで同時に公開された「オッペンハイマー」とのネットミームが流行しており、その内容が原爆を揶揄するような内容だからだ。

　正直、すっごい最悪だなと思った。

　この場で当時の政治的な内容等に言及する予定は無い。ただ、私は幼い頃から落とされた場所の人間として生きてきた。親類にも手帳を持っている人間もいたし、小学校から平和学習を行ってきたような場所で生まれ育っている。いい気持ちするわけがないのだ。
　まあ、「オッペンハイマー」の内容についても特に言及はしない。否定もしない。
　気になって「オッペンハイマー」の内容を調べてみた。え、この映画普通に良さそうなんだけど。大変なものを生み出してしまった人間を描いたものとして興味は惹かれる。

　余談だが、近年では「原爆落下を正当なもの」として認識しているような国の人でも、「逆の立場」からの視点を得ようとしてくれている、それ自体は純粋に嬉しいと思う。
　一方で、原爆とバービーをくっつけて揶揄してるような人間もいる。人間の考え方や価値観自体を否定したくはないが、にしても、ねえ。
　というか、それを本気で面白いと思っているのもなんか「わかんねえ〜」って思う。一番わからないのはそれに乗っかって騒いでいる「バービー側の映画の公式X（Twitter）」なんだけど。
　幸いなのは、配給会社側が声明を出してくれたことだろうな。いや、しかし本当になんにも面白くねー。これって笑いのセンスのズレ？そんなわけあるかよ。

　これ、どちらの映画も制作側が気の毒すぎる。