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20240323-私はまだ

 こちらの展覧会を友人(私は友人だと思っているのでこう書く)と見に行った。

 昨年東京・広島で、そして今年、大阪・福岡で開催されているもの。現在会期中なのは福岡(博多)なので、そちらの展示。昨年の会期中、すごく興味を惹かれたもので、いいなあ……とハンカチを噛み締めていた。そして満を持しての博多。行くぞ行くぞ行くぞ!!!!!!私はSNSを見て、きました。大大みんなそう答えていたな。

 当日の博多は生憎の雨。気温は高く、昨日までの低温が嘘のよう。暑すぎて汗だく。なぜなら買ったものをぶち込むコインロッカーを探していたから。博多ではコインロッカーを制したものが博多を制すると言っても過言ではない。これはマジ。単に荷物を生成した自分が愚かなのだが、にしても、暑い。

 友人と待ち合わせ、会場へ。hmv museumは駅すぐ近くの商業施設の中にあり、非常にアクセスが良い。展覧会は店舗一角にあるスペースで実施されており、明るく華やかな本や雑貨などが並ぶなかに、怪文書を展示するスペースがあるというのは異質なようでいて、ある意味においては現実からの地続きのようにも感じられた。
 というのはまあ、勝手にいま考えたのだけれど。
 でも周りにアイドルなどのCDやグッスが並んでいるなか、たくさんの怪文書が貼られた巨大パネルは圧巻。

 そこには怪文書ガチャや怪文書フォーチューンクッキーなるグッズも並んでおり、入場時間前にガチャを数度回した。しかし、梨さんのシークレットは出現せず。出した人がいたのは見た。ぐぬ。そこでの会話で出た「カブりの怪文書」という言葉はおそらく今後使うことはないだろう。なにそれ?検索したら同じようなことを言っている人がいた。
 フォーチュンクッキーは退場後に購入したし、まだ食べていないので何が出るのか楽しみ。あ、ここで買ったものは被るかもしれないのか。
 他には梨さんの著作等の販売もあった。

 肝心の展覧会だが、私は昨年12月に刊行された書籍も購入・読了しているのでその状態での参加。

 品田遊(ダ・ヴィンチ・恐山)さんがコラムを寄稿している。怪文書を最初から順に読みながらコラムを読むと、なんとも言えない感情になれる。ああ、そうか、と。なんか腑に落ちたという表現がしっくりとくるかもしれない。

 実際、今回の展覧会は書籍の内容と当然重複するので、ある程度「把握した状態」で参加したのだが、大阪・福岡で一点追加された文書がある(写真撮影OK、シェアNG)。なるほど、そうなってしまうのだと思った。
 ひととおり順番どおりに見て回り、そのあと、怪文書を、作った。
 会場内では自分たちで怪文書を作るコーナーがあり、その作成した怪文書は壁に貼り付けることができる。その様がなんとも異様で圧巻。それぞれが考えた怪文書。物によっては鋏で切れ込みを入れ、またあるものはぐしゃぐしゃに丸めたあとがある。内容もさることながら、その有り様が怪文書というものの異様さを表しているようだった。私達もそこに引き込まれている。それを貼り付けることでこの展覧会そのものが形作られていることがわかる。わたしたちもそうなってしまったのだ。
 実際怪文書をみていると、そこに引力を感じ取ってしまった。映像媒体、ちょっとやばかったかも。

そういう"目的"だから、それはそうね

 更に"交流"ノートならぬ"交感"ノートも設置されていて、その中身を見ることでも補強されていくのを感じた。ちなみに自分だけで読んだときはどうしても展示内容に引きずられてしまってそういう内容のものばかり拾いがちだったのだけど、同行者と一緒に読んだらそのノートの中の面白い(ここでの面白いは爆笑するという意味)部分に相手が気づいてくれて私も一緒に笑っていた。一人だと気付けなかったので、本当にその瞬間が一番怖かったかもしれない。
 ところであまり関係ないのだけど、昔ゲームセンターにこういうノートが置いてあったなあ、なんて思い出していた。

 その後、前回博多に足を運んだときに行ったカフェにリベンジ訪問。食べたかったプリンにようやくありつく。かわいくて美味しい。そこで、ずっとオタクとオタクの話をした。やはり人と話すのは楽しい。油断して色々話してしまった(私は自分のそういう部分が自分であまり好きではないので、油断、と書いている)。
 ほぼ一日中お付き合いくださったHさん、ありがとうございました。どこかこの日記でまずいところがあれば指摘ください。

炭水化物と脂質ってやっぱり美味い

 夕食に食べたグルメ風月のビーフバター焼きは美味しかった。フルーティーなバーベキューソースが癖になる。取り寄せもできるらしい。熱々の鉄板というのがポイントのような気もするのだが、さて。佐世保のレモンステーキと同じ系統の味。好きな味。
 あと、GITADORA新作も少しだけ触ってきた。すごい!本当に泉さんの新しい曲がある!今度もう一度ひととおり触ってこよう。音小さくてあんまり曲聴こえなかったので。あと並んでいた稼働前のポラリスコードは圧巻だった。

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