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【仕事】「ただの水」がバカ売れする驚愕のマーケティング

「ただの水」がバカ売れしている。

その名も

「Liquid Death:死の液体」
 

見た目は明らかに怪しい。
大量のカフェインが入ったエナジードリンクにしか見えない。

中身は「普通の水」

なぜこれが売れるのか?

そこには、驚愕のマーケティングが隠されている。
 

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■ スレッド転載
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Liquid Deathは売れまくっている。

「売り上げ推移」
2019年:3億ドル
2021年:45億ドル
2022年:130億ドル

年156%で成長している。

ただの水が、なぜこれだけ売れているのか?

 
詳細を解説しよう。

まず、このマーケティングを仕掛けたのは「Mike Cessario」という男だ。

彼はグラフィックデザインを専攻。
趣味としてロックバンドでギターを弾いていた。
そしてNetflixなどの大手企業で経験を積む。
この経験が「Liquid Death」のマーケティングに繋がっている。

彼はロックバンド時代に、このきっかけをつかんだ。

バンド仲間が「エナジードリンクの缶に水を入れて飲んでいた」のだ。ファンに水を飲んでいることを気付かれないために。

 
これが、この商品を作るきっかけとなった。

まず彼は「自分ができる最もバカらしいことは何だ?」と考えた。

これが彼に革新的なアイデアをもたらした。
こうして「Liquid Death:死の液体」という名前を思いつく。

そして彼は、このような特殊なCMを作った。

ご覧の通り「子どもに見せるにはちょっとまずいのでは」というものだが、これも彼のマーケティングの1つだ。

商品にクリーンなイメージはない。
実際に「子供に不適切な商品」というラベルを貼るお店もあった。しかしこれが逆に人気に火をつけ、一部の熱狂的なファン獲得につながった。
 

もう一度言うが、中身は「ただの水」だ。

 
もちろん子供でも飲める・・・どのような需要があって「Liquid Death」が売れるのか?

実はこの商品、

「クラブ」や「バー」「ライブ会場」でバカ売れしたのだ。

 
つまり「クラブで飲んでも恥ずかしくない水」
ここに需要があることを、彼は見抜いたのだ。

「水を飲んだら雰囲気を壊してしまう」
そんな時でも飲める水として、大ヒットしている。
 

さらなるマーケティングも多数実施されている。

まず「Amazon」を上手く利用した。広告にはすべて「Amazonで購入可能」という文言が入っている。「ネットで手軽に買えること」も人気に繋がった。

実際にAmazon内で、

・水部門「1位」
・食料品部門「20位」

 
それほどのブランドになっている。

さらに、SNSマーケティングも有効に活用。
特に力を入れているのは「TikTok」
インフルエンサーとコラボしたこの動画は450万回再生された。

その結果、ノンアルコール飲料ブランド別のSNSフォロワー数では「レッドブル」「モンスター」に次ぐ3位につけている。
これも商品が大きく伸びている理由だ。
ブランドを確立し「コアなファン」を多く獲得した。

そんな「Liquid Death」は、2024年に株式を公開する。

 
ちなみにMonsterは株式公開から20年で11万%上昇した。

「Liquid Death」にはこれ以上のポテンシャルがあるかもしれない。
株価は一体どこまで上がるのか・・・今買えば、億万長者になれるかも(NFA)

 
【最後に】
今回は「ただの水」をマーケティングでバカ売れさせた事例を紹介した。
必ずしも商品がすごいものである必要はない。
大事なのは「売り方」である。

あなたもマーケティングを学べば、どんな商品でも売ることができるだろう。


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