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【仕事】 イーロン・マスクがテスラ全社員に送ったメール

【必見】
少し前に、イーロン・マスクが実際にテスラの全社員に注意喚起で送ったメールです。人間の本性や組織の自然な慣性に逆らうためには、どうしても強い権力が必要になるのだと。

■ This Email From Elon Musk to Tesla Employees Describes What Great Communication Looks LikeA newly acquired email from Musk outlines a brilliant philosophy. But it's easier said than done.
https://www.inc.com/justin-bariso/this-email-from-elon-musk-to-tesla-employees-descr.html

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■ 転載
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【イーロン・マスクの実際のメール】
件名:Tesla内のコミュニケーション

企業内で情報がどのように流れるべきかについて、2つの考え方があります。
これまでのところ最も一般的なやり方は「指揮命令系統に従う」方法です。
つまり、あなたは常に上司に指示を仰ぎます。
この方法の問題点は「上司の力を強化するものの、会社のためにならない」ということです。

本来なら、問題が発生した場合は、その部門の人が関係部門の人と話し、正しい行動を起こして迅速に解決するべきです。

にもかかわらず「指揮命令系統の下」では、

・人々はまず上司に報告せねばならず、
・その上司がそのまた上司に報告し、
・その上司の上司が他部署の管理職に相談し、
・その管理職が部下に相談する
・その後、もう一度同じ経路を逆流し情報が伝えられる

 
といった流れをとります。

これは信じられないほどバカげています。
こんなことをしている管理職、ましてや推奨している管理職は、すぐに会社(テスラ)で居場所を失うでしょう。
 

これは冗談で言っているのではありません。

テスラにいる全員が、誰にメールしても会話しても構わないし、またすべきなのです。企業全体の利益のために「自分が考える最速の解決方法」をとるべきです。

 
上司の許可なく上司の上司に相談しても構わないし、別の部門のトップに直接相談してもいいし、私(*イーロン・マスクCEO)に相談してもらっても構わない。

「誰かと話すことに誰かの許可は要らない」のです。
さらに、問題が解決されるまで、自分にその義務があると考えるべきです。

この狙いは、手当たり次第に世間話をすることではなく、超高速で確実に実行することです。

我々が大手自動車企業と「規模では競争できない(企業規模で勝負すると敗れる、または、遅れをとる)」ことは明らかなので、我々は『知性と機敏さで勝負』しなければならない。


最後に1つ言っておきたいのは、管理職が注力すべきなのは、企業にサイロ(*縦割り組織の例え)が生まれないようにすることです。

サイロは他者との間に精神的な壁を作り出し、コミュニケーションを阻害するのです。残念なことに、サイロができるのは自然な流れなので、積極的に戦う必要があります。

部門の間に(元来は必要のない)障壁を立てたり、会社全体ではなく組織内の(利己的な、あるいは、自己の所属する部門のみを優遇した)相対的な成功を重視したりすることが、どうしてテスラ全体のためになるでしょうか?

我々全員、同じボートに乗っています。

自分の部署ではなく「会社の利益のために」働くことを常に意識してください。

 
イーロン

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イーロン・マスクが示したい3つの事(転載)
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1:テスラのような最先端の新興企業でも、組織内に壁ができ、大企業病がはびこる傾向がある
2:従業員はどうしても居心地のいいサイロを作り出し、自分の安住の地を作り出そうとする
3:トップが強力でないと、人間の組織が持つその強い傾向を打ち壊すことはできない。つまり、人間の本性や組織の自然な慣性に逆らうためには「強い権力」が必要になる


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