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【Archive】 ミッキー・ウィリス「PLANDEMIC」

■ PLANDEMIC ■

『故意的に嘘を流し、それを撤回する。そしてその上で、コトを進める』

『嘘は何百万人にも届くが "訂正を見る人" はほとんどいないと知っているからだ!』

 
いきなり強力すぎる言葉である(笑)
そしてそれは「真実」でもある。
ミッキー・ウィリス「プランデミック」は内容が極めて優れているため、日本語版があれば、私の様な物好き以外も観るだろうに。

上記の投稿の転載 & 補足。

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PLANDEMIC
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ベストセラー作家で調査映画作家のミッキー・ウィリスは、最高レベルの腐敗を暴くことで世界的に尊敬を集めている。

彼の最新作「PLANDEMIC:プランデミック」は、全世界で10億人以上が視聴し、もっとも検閲されたドキュメンタリー・シリーズである。

■ ミッキー・ウィリス

私は20年近く人権活動家として活動していた。
ドキュメンタリー映画作家として、私はわが国最大のスキャンダルや抗議活動の最前線に数多く立ち会ってきた。
そのような観点から、私は数多くの「人民運動の盛衰」を目撃していた。

私が参加したほぼすべての組織的レジスタンス運動は、同じ重大な過ち、つまり「内紛」のために勝利からわずか数インチで終わっている。

内紛とは、同じグループのメンバーが
互いに敵対することである。
 

■ 補足
コトを成す為には「同一グループの対立を煽る」事は重要事項なのです。
例えば「A:コトを成したい体制派、B:それを阻止したい反体制派」がいたとした場合「Bの中で対立が起こる様にAが"何かを"する」という事は重要なのです。「Bの中でゴチャゴチャしている間に、Aはコトを勧める事が出来る」ワケですからね。そう、例えば現実に起こっていることだと「反ワク同士の対立」とか「反改憲派同士が、なぜか敵対している」とか。

このような噂は「ジョンが反対派をコントロールしているらしい」とか「ジェーンが危ないと言っている人がいる」というようなものだ。
潜入者や扇動者(つまり操作する側)の利用は現実的なものだが、そのようなレッテルが正確に貼られたシナリオを、私はまだ一度も経験していない。

ソーシャル・メディアが普及する以前は、人々は実際に座って意見の相違を解決していた。今日(こんにち)、私たちは確かな証拠や十分な調査もなく、直接キーボードに向かって疑念をぶつけている。

(それが現実的な事象である時、個々人が「私の周りはそうでない」と判断している時、現実はそうではなく自分自身が対立の最中にある事を自覚できていない時、そしてSNSが普及した現在であっても)

噂が嘘であることが証明された後でも、あるいは単に噂が消えた後でも、疑念と分裂は常に残っている。

これらは全て
『(操作者、扇動側の)意図的なもの』だ。

 
多くの人々がアサンジから離れることを可能にしたのは、表面化したMeToo疑惑の一部であり、それは最終的には信用されなかったが人々の心の中にこびりついていた。

■ 補足
ウィキリークスとアサンジ氏については私もかなりの情報をもっているが、アサンジ氏についてはココでは触れない。まぁ政治・地政学・国際情勢に詳しい人は、アサンジ氏の状況改善に常に注目しているとは思うけど。

プロパガンダの声は、このゲームに長けている。

彼ら(操作者)は故意に嘘の記事を流し、それを撤回する。

嘘は何百万人にも届くが、訂正を見る人はほとんどいないと知っているからだ!

 
元CIA長官のウィリアム・ケーシーの言葉だ。

『アメリカ国民が信じていることが "全て嘘" になった時、我々の偽情報(拡散)キャンペーンが完了したことが分かるだろう』

「分裂を招くような噂を植え付ける」ことは、心理戦で使われる最も一般的な戦術の一つである。噂話をするミツバチ(自分自身かもしれない、または、自身に対して「それ」を行う誰かかもしれない)は、自分たち自身が「統制された反対派の仕事をしている」ことに気付いていない。

文字通り、知らず知らずのうちに「自分達が抵抗していると信じている勢力のために働いている」のだ。
 

■ 補足
コントロールド・オポジションとは「何らかの事象において、反対派の中にいる(反対派のフリをしている)推進派」の事でありますが、つまりコントロールド・オポジションを「自覚してやっている場合はまだマシ」と言いたいワケですね。
知らず知らずの内に「その役割」を担う事になってしまう人々がいて、それをも誘発・出現させるのが「奴らのやり方」であり、しかも当然「それを意図的に行っている」とも言いたいワケですね、はい。

繰り返すが、
これは「全て意図的なもの」である。

 
その目的が商品を買わせることであれ、政党に投票させることであれ、実験的な予防接種を受けさせることであれ、あなたの心の機能をあなたよりはるかによく理解している勢力が動き、そして働いている。

彼らの目標は、
完全に(状況と大勢を)
コントロールすることである。

 
しかし彼らは少数であり、私達は多数であるため、古くからの戦術である分割統治によってのみ、完全な支配を達成することができる。

『奴らと一緒か、俺達と一緒か?』

 
孫子は2500年以上前の人物だが、彼の著作は今日のCIAや中国共産党の戦略の核心に残っている。

孫子と同じ時代に

「United We Stand, Divided We Fall」
団結して立ち上がり、分裂して倒れる

その言葉が初めて記録されたのは偶然ではないだろう。

私達のコミュニティを救うのは
「団結」なのだ。

 
私達は、自分が無力であると思い込まされてきたために、自分の力を無頓着に使ってしまっている・・・銃を持った幼児のようにね。

何度自分の足を撃てば、
力は自分の手の中にあると、
そう理解できるのだろう?

 
この時点で私達を止められるのは、私達だけだ。

今こそ、私達が本来持っている、異なる集団の間の互恵的な関係として定義される「共生」を意識すること、それによってのみ起こりうる解決策を生み出す能力を活性化する時だ。

問題は「私たちが変わろうと思うまでに、どの程度(その事象、あるいは、その対立が行っている状況そのものが)悪化しなければならないのか?」ということである。
 

 
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■ まとめ(映画風に)
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つまり上記の投稿、そして「PLANDEMIC」からの抜粋内容が示すことはこうだ。

『故意的に嘘を流し、それを撤回する。嘘は何百万人にも届くが "訂正を見る人" はほとんどいないと知っているからだ!』

 
わざと嘘を流す ⇒ 撤回する ⇒ コトを進める(この時点で既に、敵対側に対立が起こっており、敵対派の一部を味方にできてさえいる)事象は「意図的に・操作者(あるいは扇動者)が行っている」

なぜなら、同一グループ内の対立を煽る事は、操作者がコトを成す為の重要事項の1つだからだ。

 
嘘を流す事により対立が起こり、その原因がその噂や情報による疑念(あるいは情報操作や撹乱)であったならば、そして一度、その疑念が生まれたならば(アサンジ氏の例の様に)その疑念が晴れた後でも、その疑念は消えはせず、大なり小なり「疑い」が残り、その信用は低下する。

操作側からしたら、知らず知らずのうちに「自分達(対立側)が抵抗していると信じている勢力(操作側)のために働いている人々が大勢いる」状況をも創り出せるのだ!

もちろん「操作者は・意図的に・それを知っていて・対立グループに対しそれを行っている」ため、何らかの事象の規模が大きければ大きいほど、その事象においての反体制派は特に、それを知っておくべきなのだ・・・


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