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詳説・麻雀『アタマ』

*全日本アタマ連盟BLOGからの転載です。


ベースルール

アタマを導入するための要件

①四枚使い七対子を採用していること

②花牌、若しくは北抜きであること

 この2つのルールを採用している三人麻雀であるならば、アタマを導入して自由に遊ぶことができます。②も本来は不要ですが、ある程度のインフレを許容したルールでなければ健全にアタマを遊技することができませんのでご了承下さい。

ベースルールの変更点

七対子は面前四翻役、食い下がり二翻役。

・裸単騎七対子(六副露したもの)は祝儀付き役満

・オープン立直への押し出しには祝儀が発生する。

アタマ

鳴き方と晒し方

・他家の打牌と同じ牌を「アタマ」と発声して晒すことができる。以降、その2枚1組は孤立対子として扱う。

*上家からアタマした場合の晒し方

*下家からアタマした場合の晒し方


・「アタマ」した後、手牌から一枚を選んで打牌する。

鳴きの優先順位

・「ポン」及び「カン」は「アタマ」に優先される。

・同時に「アタマ」が入った場合は上家取り。

・発声優先か常に上家優先かは最初に取り決める。また、後述する「ワンタッチ制」を取り入れる方法がスマートである。

ワンタッチ制(チョン)

・打牌完了後、次のツモ番者は「自分に鳴く意志がない」という宣言のために自分のツモ牌に人差し指で軽く触れる。

・それを見て、ツモ番者の下家は「アタマ」する権利を得る。

・ワンタッチ完了以前のあらゆる「アタマ」発声は、その上家の発声が優先される。

晒した部分での和了

アタマとして晒した部分をシャンポンの待ちにすることができる。

実例

これは北と中のシャンポン待ちとしてツモ及びロンができる。

加ポン

晒し方

・自身の手番に、アタマした面子に手牌から同種牌を加えることで「加ポン」が出来る。その時、特に嶺上から牌は補充しない。以降、その3枚1組は通常の明刻子として扱う。

*加ポンした場合の晒し方

*更に加カンした場合の晒し方

・「加ポン」した後、手牌から一枚を選んで打牌する。

・加カンに際しては、通常の麻雀の取り決めに従う。

チャンポン

・「加ポン」した牌で和了が成立した時、「チャンポン」としてロンができる。1ハン役。

加ポンツモ

・「加ポン」した時点で4メンツ1雀頭がある時、そのまま「ツモ」できる。ツモ牌は自由に選べる。

実例

この時、正規のホンイツ七対子として西はツモもロンもできる。更にここに北、中をツモった時はメンツ手のホンイツとして同順内に「加ポン」、「ツモ」できる。

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