馬楽の時間 156

調教
 反応を良くしたいですね。
 打てば響くような反応。扶助を何度も出さなきゃならないとか、強くしなきゃならないとかじゃ楽しくないですね。前回も触れましたが、軽い扶助でふわっと反応して欲しいものです。
 その為には、騎手の反応がいいことが絶対条件です。当たり前ですね。
 説教臭いと嫌わないで下さい。自分の反応を良くするには、乗馬以外のことも意識するといいと思います。例えばスポーツ。他が全くダメで乗馬だけ素晴らしく上手とはならないでしょう。どうするかと言うと、他のスポーツにも興味を持って、可能ならやってみることですね。ゆっくりのジョギングでもバランス感覚が養われます。体力も付きます。
 私は何でもします。ゴルフとかお金のかかるのはしません。
 お笑いをテレビで良く見ます。お笑いは意外性と反応です。馬と漫才するように乗れるといいですね。
 日常生活で、呼ばれて返事出来ないようではだめです。
 私は学生くんたちに「一流の条件」を提示します。
 ①挨拶 ②返事 ➂時間を守る ④二度言わせない
 ①相手が返事してくれて挨拶成立 ②返事はハイ、元気にハイ ➂時間にだらしないのは時間で失敗します ④何か言われた時、聞き返さない
 事故訓練です。馬に運動をお願いするんだから、自分も訓練しましょう。
 説教臭いでしょう。でも、そうだなと納得してやる人は必ず上手になります。この半世紀余り私が指導して下手で終わった人はいません。エッヘン。

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