馬楽の時間 155

調教
 扶助は軽ければ軽いほど完成度が高いと言えますね。
 ここで実験。これも何処かに書きました。
 友達に横に並んで立ってもらい歩きます。打ち合わせなしです。
 スピードを上げると、友達も上げます。下げると、友達も下げます。止まると、止まります。打ち合わせなしです。友達とは繋がっていません。
 是非やってみて下さい。
 扶助もこうしたいものです。出来ます。馬には乗るんですから。ぴったり密着しています。だから騎手の僅かな変化を馬は感じてくれます。
 今日初めて馬に乗りましたと言う人の指導。
「力を抜いて、馬の動きに合わせて下さい」「腹筋に力を入れて固くなって下さい」。これで馬は止まってくれます。全停止です。生徒さんは大感動。
 半停止、半停止、半停止、全停止です。
 ほんの僅かの変化を馬は感じてくれます。むしろ「ほんの僅か」な方が馬は感じやすいかも知れません。いつも強い力を加えていると、馬は鈍くなります。粗雑になります。その内、もう嫌だとなります。
 半停止のたびに腹筋を使いますので、腹筋が鍛えられ、綺麗な体型をを得られます。
 内方姿勢と半停止は人馬ともに早く始めましょう。

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