AKB48の心の中心に由依さんがいた

横山由依 卒業コンサート〜深夜バスに乗って〜 が終わりました。
由依さんのAKB人生が凝縮された素敵なコンサートでした。
AKBらしく明るく元気に歌って踊りつつ、由依さんのインタビューや過去の映像を交えながら、ドキュメンタリーのように、映画のように進行していく構成が新しかったし、いいなと思いました。
由依さんのファンにとっては由依さんの懐かしい映像やAKBでの物語を振り返ることができ、エモい構成だったと思います。
自分もいくつかの場面で胸が熱くなりました。

ディズニーのプリンセスが物語の中で成長し、人生の真実を見つけるように、由依さんにとってAKBとはそういう場所だったんじゃないかなと思いました。
高校生の頃にAKBに出会い上京。
それから色々な困難があり、涙の夜もありましたが、成長し、大切な仲間と出会い、友情を深め、人生の真実を見つける。
成長と幸福の実現が人生の真実だとしたら、由依さんのAKBでの人生はまさにそれだったのだろうなと思います。
AKBとの出会いは運命であり、必然。
あまりにも濃い時間を過ごせたこと、幸せを見つけられたこと、由依さんのAKB人生は素敵だなと思いました。
映画のヒロインのよう。

大切なメンバーとの出会いが宝物だと言う由依さん。
年下、年上問わずこれだけ色々なメンバーと仲良くなり、信頼を深められたのは由依さんの人柄だと思います。
「私は決して派手なメンバーではなかった」と語られていました。
でも由依さんは穏やかで、優しくて、安心感と信頼感があって、何でも話したくなるような雰囲気があります。
向井地美音さんが手紙の中で「横山さんはお母さんみたいな存在」と話されていました。
お母さんのように安心感があって、愛があって、包容力がある。
そんな由依さんはAKBの精神的な中心にいつもいたのだろうなと思います。
センターをつとめた楽曲はそこまでたくさんある訳ではなくても、AKBという大所帯のグループの心の中心で、いつもメンバーと向き合ってこられたのだろうなと思います。
僕はそんな由依さんが好きです。

家族の心の支えであるお母さんがいなくなるのは寂しいように、由依さんがいなくなるAKBは、やはり寂しい。
でも由依さんが3代目総監督に繋いだバトンは力強く、AKBの未来に架かる橋となっていきそうです。
AKBの過去と未来をつなぐ「結」になれましたね。
プリンセスの物語はまだまだ続きます。
これからも色々なことがあると思いますが、由依さんらしく何事にも丁寧に向き合い、幸せになってほしいなと思います。

素敵なコンサートでした。
ありがとう、由依さん。

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