見出し画像

インドネシアに住んだことで得たこと-現地採用のリアルな暮らし(ジャカルタ)

BAIKです。インドネシアで現地採用として働いています。前職、Webプロデューサーとして働き今は業界も職種も全く違うものです。そんな自分がどれくらいの給与をもらい、どういった暮らしをしているかを紹介しようと思います。聞いた話なども踏まえて書いてますので参考にしてみてください。
※現地採用と駐在員の違いは調べてくださいね。簡単に言うと、
「自らその国を選んで訪れ働いている現地採用」「会社の命を受けてその国で働いている駐在員」です。待遇は「現地採用*2=駐在員」くらいです。かなり大雑把な目安ですけどね。

給与

まず気になるにはこれじゃないですかね。本日は20代に向けて書こうと思いますのでそのつもりでいてください。
基本給「10jt~25jt(8万〜24万)
+ドライバー手当:約10jt(会社による。10%程度)
+アパートメント支給:約6jt(
会社による。10%程度
こんなものじゃないでしょうか。
※あまり10jtの方はいませんが、幼稚園の先生とかがあたりますね。
私は前職30万円でした。今は19万程です。ボーナスとかも考えると日本の時より上がる人っていないんじゃないかなと思っています。

福利厚生や待遇についてですが、
THR(宗教手当):年1回で1ヶ月分の給与(外国人も適用)
BPJS(最低保険制度):毎月3%程引かれます

画像1

住居

・コスと言われるインドネシア人の多くが住む住居
・アパートメントと言われるプール、ジムが付いたマンションのような住居

この2パターンに分かれます。
現地採用の多くは前者のコスと言われる住居に住んでいます。
1Rで家具は付いており、家電は共有などの形が多いです。
部屋の掃除や洗濯をしてくれるところも多いです。
家賃は場所によりますが、2万円~4万円というラインでしょうか。多くは3万程のラインで住まわれていると思います。
アパートメントの場合ですと部屋の掃除、洗濯、Wifiなどの部屋以外の代金は別になっていることが殆どです。(家具はあります)
なのでその辺りは自分で行う必要があります。ただ、アパートメントの中に洗濯室があったりしますので言うほど苦労はしないかなと思います。
ついでにコスに住んでいる人程「コスは良い」と言いがちですが、アパートメントの方がいいです。(自分はコスに住んでいるからわかります)

画像2

移動

GoJek、Grabで移動するのが基本ですね。バイクを2ケツして移動するということです。バイクだと移動が早いので私は好きですが、車もあります。アプリで目的地、金額も提示されるので安心です。

ドライバーが付く人もいますが、少ないですね。ドライバーの方を気遣って「日曜日は無しにしましょう」と言う感じにしていることも多いので、現地採用者がGojek、Grabを使わないことってないように思えます。
※インドネシアでは国際免許は使えません。

画像3

食事

朝:150円程度(コンビニのご飯+水)
昼:250円程度(インドネシア料理+水)
夜:200円程度(1個10円のゴレン料理10個と適当に)
他飲み物:300円程度(コーヒー飲みまくります)

私はこれです。ただ、自分で言うのもあれですが結構絞っていると思います。ただ、多く使っている人でも1,000円はいかないと思います。
日本食レストランなんて行きません。屋台やコンビニで済ませるパターンが多いと思います。
人によっては「私だって日本食食べたい。ローカル食は飽きる。ただ、今の給与だとそんな生活はできない」などと言う論を言う人もいますが、「じゃあ給与上げる為に行動しよう」ってだけです。心が荒んでいる人なのであまり関わらないようにしましょう。結構います。

画像4

仕事

インドネシアにいる日本人の若者は営業職がほとんどです。インドネシアは渋滞大国でして、1日のアポは3件が限界です。ジャカルタオンリーなら4件もできると思いますが、チカランと言われる少し離れたエリアにも行くことが多く3件程かなと思います。
週3日は外に出て2日はオフィスで作業なりをしていますかね。人によりますが。
ただ、長く考えるのであれば営業以外のスキルを持つことは大事です。この国での営業は若手有利です。契約社員である以上、いつ首が切られてもおかしくありません。営業以外の固有スキルを持つ為に活動していくことが重要です。

画像5

休日

これは人によるので何とも言えませんが、インドネシアは娯楽が少ないのである程度限られます。
・カフェでゆったりする
・モールで買い物をする
・マッサージをする
・日本人同士で遊ぶ
・恋人と遊ぶ

この辺りです。日本人と遊ぶ時は一気にお金がなくなるので毎週毎週遊ぶのは難しいです。
また、娯楽が少ない国なので何か趣味を見つけると良いですね。

画像6

上記情報よりどんな暮らしか

「平日」
7時:起床
8時:業務開始
<パターンA>8時~19時:営業車に乗って日経企業に対して営業
<パターンB>8時~17時:社内で業務
オフタイム:スーパーで買い物、マッサージ、家でYoutube、誰かと会う

日本と変わりませんよね。場所は違えど仕事時の動きなんてのはこんなものです。日本よりも娯楽が少ないので「どこかで余暇を楽しむ」ってのも少ないくらいです。

「休日」
人によるのでなんとも言えませんが、ランキングだとこんな感じだと想定しています。
1位:家でゴロゴロ
2位:カフェに行きスマホぽちぽち→家でゴロゴロ
3位:友達と食事
4位:彼女、彼氏と遊ぶ
5位:個人作業に没頭

※自分は家にはいたくないので、起きたら、GoFoodで家まで朝食(マック)を持ってきてもらい、それを食べたらマッサージに行きます。その後はYouTubeの動画編集、ブログひっ筆をカフェで永遠としています。後は、Tindarでマッチした子と2週間に1回くらいのペースで遊んでいます。日本人とは殆ど遊びません。彼女は探しています...

「え!どっか良い感じの所に遊びへ行くんじゃないの?」と思った方、
そんなことを毎週していたら一瞬でお金が無くなります。外人向けのサービスは総じて高いです。そして休日にインドネシア人と遊ぶ人も多くはなく、結構1人で寂しい思いをしていたり、何かをしている人が多い印象です。
※駐在員はゴルフに行っていたり、エロに没頭していますが現地採用にはなかなか難しいやつです。
なので、結構暇している人は多いです。
日本人と会うと、「休日何してます?」と言う質問をするのですが、
「家で1日中...」という人は本当に多いです。

結局は目的

なぜ、わざわざインドネシアに来たのか。インドネシアに来る前に
「○○をしたい」「○○を知りたい」など目的があったはずです。
それを忘れてしまうとここにいる意味はあまりありません。
また、寂しくなって日本人との接点を求めがちですが少し勿体ないように思えます。互いに共感できる目的を持つ同士で会うのは良いと思いますが、寂しさを紛らわしたり、仕事を有利に進める為の接待、会食的な目的で会うのは悲しいですね。目的がズレている状態で会うことって互いに満足しているようで意味のない会です。

個人的な話をしますと私は目的があり、
・休日はネット活動と利害一致したインドネシア人と行動
・平日は決裁権の持った人と多く会いたく、今の会社で働く
とまだまだ甘いところはありますが、大きな軸はズレずに動けているので1人の時間は長いですがあまり何とも思いません。
せっかく海外に来ると言う決心をしたのですから、その思いを忘れずに頑張っていけると素敵だと思います。

【番外編】

トイレってどうなの?

日本のトイレは世界一なんて言われますよね。事実そうだと思います。
他の国でもそうですが、インドネシアのトイレ事情もまだまだです。
・綺麗なショッピングモール、ビル→紙ありの洋式トイレ
・ローカルのショッピングモール、ビル→紙なしの洋式トイレ
・ローカルの綺麗なお店→紙ありの洋式トイレ
・ローカルのお店→紙なしの洋式トイレ or 紙なし和式トイレ
・コンビニ→
紙なしの洋式トイレ or 紙なし和式トイレ
・マック→紙あり洋式トイレ(きれている事が多い。&水浸し)
・空港→紙なしの洋式トイレ
・ホテル→紙ありの洋式トイレ

・ジャカルタ以外に観光した際→そこそこのホテル以外、紙なし洋式トイレ
と言う感じで油断すると「紙なし洋式トイレ」に当たります。和式はあまり見ませんね。コンビニのトイレが日本人には少し厳しい状態です。「コンビニを探してトイレ...」というのは難しいと思います。

こちらでは左手でウンチのついたお尻を水を使い洗う文化なのでインドネシア人としては紙は無くとも普通のことなんですよね。ただ、特に日本人はかなり抵抗ありますよね…日本人の友達は男女問わずこれに慣れているようですが、自分はいまだにやったことはありません。かなり抵抗あります。
なのでそういった方は常にティッシュを持っておくことをオススメします。

トイレ1

屋台の飯の衛生には目を瞑る

屋台でご飯を食べる事が多くなると思いますが、衛生については無視されている傾向にあります。
・皿は謎の溜め水でザザッと洗って終わり(アメーバ赤痢のリスク)
・炎天下で売れてない物もそのまま提供(腸チフスのリスク)
・蚊とハエが飛びまくっている(デング熱のリスク)
・油はかなり使いまわしている(お腹壊す)
・そもそも店長...絶対手を洗ってない

そんな感じでもはや気にしたらキリがありません
「当たったら運が悪かった」と思い食しましょう。

屋台

服を買わなくなる

収入から引かれるものとして服代ってありませんか?そんなにファッション意識しない人でも定期的に同じものを買ったり、気にする人は何万もする服を買いますよね。
なぜだか分からないのですが、インドネシアに来た人は服を買わなくなります。気にしなくなるのでしょうか。
また、1年中夏なのでコーデという概念も存在しません。
お金が浮きます。

シンプル

酒に弱くなる

現地採用なのでバンバン使いたい放題というわけにはいきません。ある程度、抑える必要があるのですがその中に酒が入ってきます。
宗教面で酒はインドネシアだと税金がかなりついており、日本よりも高いです。コンビニなどにも売っていないです。
なので飲む機会が減ります。シンプルに飲む仲間も少なくなるので、飲み会も減ります。そうなると酒に弱くなります。
強くて良いことも大学生までなので別に良いのですが、飲めなくなっている人が多いですね。

画像8

勿論、水は飲めません

トイレに近い話ですが、日本の水って安全なので水道水でも飲めちゃいますよね。ただ、インドネシアだと飲んだらダメですよ。ちゃんとお腹壊します。屋台とかでペットボトルじゃない水が提供される時がありますが、これも要注意です。僕なら飲みません。
ガロンと言われる物があり、ウォーターサーバーに入れるでっかい水容器があると思うのですが、あれが一般的です。
各家庭、各オフィスにあります。水を飲むときはこれを使います。
有料ですが、値段的にはそんなに高くはないです。

ガロン

それでは!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?