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結婚直前に私が転勤したため、長らく別居婚だった私達夫婦。東京に戻ってこれたのは2016年12月、2年半の東京-大阪2拠点生活に終わりを告げ、同居を開始した。

年があけ、生活も少しずつ落ち着いてきた中、妊娠が発覚。今考えるとあまりよろしくなかったが、その頃は妊娠に対する理解も低く、安定期に入る前にもかかわらず、新幹線での移動も何度か行なっていた。時々ただ眠いだけで特に何もこれから起きないと思い込んでいた。

そんな中、4月の検診で、大きな問題が起こった。「心音が無いですね」その声はまだ覚えている。そこからは翌日再検査、翌々日入院、その次の日手術の、その翌日に退院という流れで、とにかくあっという間に過ぎていった。バタバタする中、ふとした合間に、旦那と泣きあっていたと思う。

旦那が泣くのを見たのは初めてで、あー、こういう風に泣くんだなと、悲しさの中、どこかで冷静にふっと思ったことを覚えている。


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