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「トンビよ、ゼロ年代へ連れて行け」(2023/12/26の日記)

Youtuberで有名な「トンビにカメパンぬすまれた」という動画の続編がアップロードされていた。1000万回再生記念らしい。

8年前に別の動画が上がっているとはいえ、実に11年越しに動画の続きがアップされるってちょっとした社会実験みたいだな。視聴者がこの子に持つ感情の推移を調べるタイプのやつ。現にコメント欄を見ても「勝手に親戚の気分になる」みたいなものが見受けられる。人間心理って不思議だ。

1本目がちょっとバズった時に続編も二の矢として出したくならなかったのかな。それとも最近見つかったとかなのか。1000万再生まで耐えるエンタメ性がある家族。凄すぎる。
この子も今や大学生だそうだ。カメパンを食べるたびにこの日を思い出すのかな。

この動画にも言えるけど、どんな人にもそれぞれの人生があるんだよなぁというのを常々思う。バイト中に入店してくる客は無数にいるけど、それぞれがこれまで何年、何十年生きてきて今この状態で在ると考えるとこの世界の無限さを感じる。渋谷の交差点ライブカメラなんて見ようものなら多さに圧倒される。それぞれに趣味があって好きなものがあって嫌いな人がいて犬派や猫派であるんでしょ? やば……。


最近「若者のゼロ年代インターネットへの憧れ」みたいな話が取り沙汰されているのをよく見かける気がする。
僕自身がまさにゼロ年代をリアルタイムで体感していなくて憧れている立場なので、ようやく議題が回ってきたか……! という気持ちだ。
前にそんな日記も書いたね。


こういう話をすると、当時のインターネットを生きていた人たちは「そんなにいいもんじゃないよ」という。でもそれはもう、理想の姉問題(1)みたいなもんでさ。

(1).理想の姉問題
姉がいる人間は「リアルの姉なんてそんないいもんじゃないよ」と言うけど、姉がいない立場からすると納得がいかないというアレ。

その「良くなさ」も含めて魅力的に映るんだよな。

想像だにしないものの生まれる余地があるフロンティア感や、現在と違って作り手受け手の明確なラインがないケイオスはさぞや甘美なことでしょう。


羨ましすぎたのでキットカットをこっち側に割って食べようと思います。それでは。

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