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軌跡 5~ 一時の時間~

誰しも一人一人それぞれの歩いてきた軌跡や
それぞれのドラマがある。

これはクソだらけの私の軌跡のページ。

クソだらけの人生を歩くつもりは無かった。
だけど、いくつもの選択肢があった中選択し
自分が決めた道はほとんど全てクソ過ぎた。

家出騒動を起こした私はこの年の夏休み期間、
単身赴任の父がいる四国に送られた。

家出以外何も知らない父は
私を色々な場所に連れていってくれた。
海だったり、坂本龍馬の像だったり
四国のYOSAKOI祭だったり。
初めて家族と呼べる、ひとときの時間だった。


今までは給食頼りだった毎日。一人ぼっちのご飯。
父といた日々は違ったんだ。
温かいご飯に1人じゃない食事。

そして何より自分を見つめ直す機会でもあった。


祖母から身に覚えのない事で
責められる事も無く
兄も母も居ない。
高知に居たこの時の日々に
不器用な父なりに接してくれていた事。
それが無ければ高校へ行こうと思えなかっただろう。

そうして僅かな時が過ぎ
“いつもの場所”に戻った時は
すごく苦痛に思えたけれど
それ以来私は援交はやめた。
真面目に相談室に通って高校に行こうと決意。

その頃にはもういじめは無く
相談室に通う私を冷やかすか
居ない存在として扱われてた。
だけど教室での勉強は付いていけなかった。

そのまま教室に戻ることは
卒業する日まで無かった。

これまでの事を考えると
高校に行くのは厳しいと言われていたものの
何とか努力し続けた結果
合格し私は高校へ歩き出した。

はずだったけれど・・・

家が貧乏だからか高校のお金は
親が負担したわけでもなく
なぜかイトコが負担してくれた。

イトコには未だに頭上がりません🤣

そうして進み出した高校では中学時代とは違って
広く浅くだが色々な人と関わっていたと思う。

ただ、いじめは無かったけれど
女性あるある事件で
好きな男性がたまたま私のことを好きになり
妬みからかテストの裏に
あることないことを書かれた事くらい。

普通の学生らしい日々を過ごしてたと思う。

だけどそんな日々もある日を境に
ピタッと止まることになる。

全校生徒が集まった日。
教頭先生が皆に話があると集まった日。

私は割と遠くで耳が聞こえないから
教頭先生が何言ってるか全く分からなくて
暇だな~くらいしか思っていなかった。

「バカ子!!お前○※△✕」と名指しで
イキナリ怒られて担任等に立たされた。

上の空だったかもしれないけれど
聞こえないから
何で立たされたかも分からないまま
終わるまでずっとそのままだった。

それ以来、髪が茶色だからと門前払いされたり。

髪の毛は家出騒動以来、染めてなくて
何度も黒染めにして通っても
日光に当たると茶色になる為
何度も門前払いされて染めてはを
繰り返しだんだんイライラして
私は次第に通学するのを諦めた。

その頃には私に彼氏が出来たのだが
彼氏が高校を辞めたを境に
その人の家にずっと入り浸っていたー

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