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【a-46】世界のニュースを日本人は何も知らない⑤ 谷本真由美 著 読書メモ

オーディブル。
確か前にもこのシリーズのどれかは聞いた気がする。Twitterでめいろま?さんとして活動されている国際的な肩書き色々持ってる人。

この本を聴いていると自分に届く情報というのがありのままではなく、加工され、事実とは下手すると真逆のニュアンスで伝わってるんだなと思う。

結局はその事件が起きている場所のコンテクストを理解しないと良し悪しなんて判断できない。
差別系のトラブルのニュースについて欧米の進んだ考え方というステレオタイプな捉え方があるけど、どう考えても差別で欧米より酷いところなんてないでしょっていうのが本来だと思う。
差別をするのが当たり前だから、なんとか止めようと法律作ったり社会運動が起こったりしているだけ。
ブラックライブスマターとか日本人が参加しないのは意識が低いとか仮に思われているのであれば、全くそれこそが欧米の傲慢さだと思う。

そんな感じでいわゆる出羽守とTwitterで揶揄される、海外を持ち上げて日本をこき下ろす輩が取り上げる海外の素晴らしい話なんてほとんどその人がその地の文化を理解せずに自分のイデオロギーを都合よく発信してるだけというのがよくわかる良い本だと思う。
日本のマスメディアは視点があまりに偏っていて逆の視点を見るには中々良い。

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