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「ハイサイ」と「ハイタイ」

昨日、移動中にお昼時になったので、前から気になっていた、沖縄のA&W(地元民はエンダーと呼びます)の期間限定メニューを、沖縄らしくビーチサイドでいただきました。

ビーチでは、平日なのになぜか小学生くらいの子供たちが、Tシャツを着て、浅瀬で水遊びをしていました。有名なことですが、沖縄の子供はあまり海では泳ぎません。

そして肝心なハイサイJr.チキンサンドについてですが、ハイサイソースのピリ辛味でとてもおいしくいただきました。個人的にはもう少し辛くてもいいかなあ、と思ったので、希望する人には「追いハイサイソース」を有料で付けるというのもありかもしれません。もう1種類、シュリンプがあるので、次はそちらそちらを試してみたいと思います。

「ハイサイソース」は沖縄で最近ブームになっている旨辛ソースです。さまざまな料理に使うことができるようで、辛味が好きな方にはお勧めです。

このソースの名前にもなっていて、沖縄の言葉の代表ともいえる「ハイサイ」ですが、「ハイタイ」という言い方もあるのをご存じでしょうか。「~サイ」は終助詞的な感じで使うのですが、伝統的な沖縄のことばでは、話し手が男性である場合は「~サイ」、女性である場合は「~タイ」を使っていました。
たとえば、どこかの家を訪ねたときは「チャービラサイ」と挨拶しますが(ハイサイよりちょっと丁寧)、これも話し手が女性の場合は「チャービラタイ」でした。

最近は、もう話し手の男女問わず固定した言い回しとして「ハイサイ」を使っている場合が多いように思います。もちろん、「ハイタイ」を使う女性もいます。
標準語の終助詞も、話し手の男女差があると言われてきました(「~わ」「~ぜ」「~ぞ」の使い方など)が、最近ではその垣根も低くなっているように思います。
挨拶も終助詞もジェンダーフリーの時代でしょうか。

あ、口がハイサイソース味になってきました。またお昼はエンダーに行こうかなあ。