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怪獣の脳みそ

先日、53歳の誕生日を迎えた。
いつのまにこんなにも年を重ねていたのだろう。月日が流れるのはあっという間である。

半面、振り返ればいくつもの人生を体験した。両親がいた頃、親戚のみんなで遊べていた頃、いきたくなかった学校生活、思秋期を迎えて急激に太り、不純な動機で入った部活の先生から体罰を受けた中学時代。

18歳で歌手への夢を抱いて上京し、いくつかの恋をし結婚した。神秘体験をした昇仙峡での出来事、悪友と遊びに明け暮れ堕落したことをきっかけにヨガと瞑想を始め、その後、日本人であることの自覚と自然と共に生きることの重要性に気が付き、半農半歌手を目指し31歳で出雲に移住した。東京ではわからなかった価値観の違いから離婚したのが42歳の夏、、、

そして新しい人生を余儀なく送ることになり保育士と幼稚園教諭の資格を取るために学校へ通い10代の若者たちと共に勉強し卒業した。

転職回数は数え切れず、職務経歴書に全てを書き切ることは出来ない。その間、父が亡くなり、姉が行方不明になり、母の認知症が進み一度退職した。

しかし、一人抱えきれず家庭裁判し、成年後見人をつけた。借金が重なり、生活保護寸前までいった。母への罪悪感と闘いながら職を探す中、発達障害への疑いを診断され、繰り返す転職。未だに落ち着かない日々を送っている。

誇れることは体験値のみ。それを評価してくれる会社は少ない。

比較は無用だとわかっているが、安定して一つの仕事をして来ている周りの人たちの生活ぶりに気遅れすることも少なくない。

心配が募る老後生活を脇に、懲りずに今も夢を食べて生きている。

こんな自分と共にどこへ向かうのか行先が決まらないまま、今日このブログを開始する。


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