2023/7/21 MVA獲得コンビを発表

今日は7:30頃に起きた。
今日は事務所のネタ見せの日だ。11:00には事務所へ行き、11:30には新ネタをマネージャーさん、作家さんに見せつけ、ダメ出しをもらうのだ。

起きてから、あらためて書いていたネタを見直す。この作業が意外と重要だ。夜ふかししてネタを書いていると無意識のうちに独善的になったり、まあこの表現でも行けるだろうという感覚になり、結果としてへんなネタができることが多い。

一晩寝てしまえば、新しい私、昨日の私に対しての第三者がそこにやってくる感覚である。

9:40に事務所最寄りの公園に行く。事務所は都内屈指のオフィス街にあるので、公園も遠い。カラオケ店もない。となるともうただただ暑い中、声を出して練習する。
暑いとはいっても、以前の36度、37度といった気温ではないのでまだ耐えられる。

11時になり、ネタ見せが始まり、その後はダメ出しをいただく。
すでに告知がされているが、めろんぱん稲倉さんが今回からピンネタで復帰した。以前、一緒にネタ作り会をしたのでどのような講評をいただいたのか気になる。
順番的にどのような講評をもらったのかは聞けていない。
また会をやることになったので、そこで話を聞きたいと思う。

もろもろを終えて、13:30頃に事務所を出た。急いで帰宅する。というのもこの後、19時から高円寺の竹芳亭で漫才協会の若手でのライブ、「漫才強化若手会」がある。このライブは新ネタ2本を見せつけるライブである。このうち、二本目がまだ完成していない。ほぼやることは決めて、書いてあるのだが詰めが足りていない。帰ってから、できるだけこれをまとめなければいけない。
15時まえには家に着いて、食事にありついた。そこからネタを書くぞーとおもったがあまりにも眠たい。昨晩は5時ころに眠りについたのだから、当然である。パソコンの前で書こうとするのだが、どうしても眠ってしまった。しかし気合で30分ほどで目をさました。

やはりこの二本目は何とかはならず、電車で高円寺に向かっている道中に考えた。高円寺について、まずは駅前の喫煙所で煙をふいた。
そこに、プロポーズ(コンビ名、もうすぐ売れる)と田川くんがやってきた。田川くんは調子が悪そうだった。「電車で酔った」とのこと。弱すぎ!である。今日は終始、「体調が悪い」「立ってネタ合わせはきつい」などと妄言ともとれる言葉を吐いていた。

ちょっとまって!体調が悪い人に向かってそんなことを言うなんて、人道に反していないですか?人間性を疑います! そう思った方も多いだろう。
皆さんご存じの通り、私は道徳を重んじて生きている。私の名前は「徳仁」である。仁と徳をもった人間になってほしいと願いを込めた、畏れの多い名前を授かった。
その名前を汚すような言葉を吐いていまいか?いま、自分を見つめなおすべきでないかと思っている方も多かろう。

安心してほしい。田川くんはライブ中は体調が悪そうにしていたが、開場中の音楽をカラオケのように熱唱し、その後の鳥貴族での飲み会ではメガ金麦(第3のビール700ml、360円)をガブガブ飲み、皆がメガ金麦、メガハイボールで楽しんでいる中、しまいには通常のプレミアムモルツ(本物ビール)をぐいぐいいっていた。
プレミアムモルツを飲めるやつの体調は気遣わなくてもよいだろう。これは決選投票をしたい。

Q.仕事中、体調が悪いと言っていた人が、飲み会になるとプレミアムモルツをぐいぐい飲んでいました。あなたはどう思いますか?
A→かわいそうである。自宅に行っておかゆを作ってあげたい。
B→同情の余地なし。自宅に行って、害獣、害虫を星の数ほど放ってやりたい。

ご回答の連絡は不要である。皆さんの心のなかにしまっておいてほしい。

なんの話をしていたっけか。ライブの開始前であった。鳥貴族での話をしてしまった。
ライブについてはご来場いただいた方の思い出であるから、内容にはあまり触れないでおきたい。ご興味のある方はまたお越しください!

では、恒例のあれにいきたい。新ネタライブなのにアリネタ持ち込み問題だ。もっともアリネタであったコンビは、とんとん拍子のお二人を選ばさせていただきたい。
漫才新人大賞予選でもやったネタであり、過去のこのライブでもやっていた。これはMost Valuable Arineta(最も価値あるアリネタ)、通称MVAを獲得している。今後にも期待である。
プロポーズ、ミーナのお二組も見覚えのあるネタを披露していたがあったが、とんとん拍子さんには今後のアリネタ界発展に寄与する可能性を込めて授与したい。
漫才56号さんは「地下芸人ラジオ」でも発表していたネタであったが、磨いてあったので今回は選考から除外させていただいた。

ひとまずはこのような形でライブは終わった。その後は鳥貴族に行った。
漫才56号の堀江さんは、日記に褒め言葉を掲載してくれるならお会計を安くしてくれると言っていたので、書くことにする。

堀江さんの良さはどこだろうと考えるとやはり、やる気ではないだろうか。やる気は夢を追うものであれば誰もが持っているだろう。しかし、堀江さんのやる気は並大抵のものではない。例えばナイツさんに憧れてお笑いを始めたという芸人さんはたくさんいるだろう。しかし、弟子になるために愛知県から上京し、弟子にしてもらいたいと東洋館に通い、頭を下げた若者は少ないだろう。
となれば、このやる気や師匠への愛という点においては東京若手お笑いのなかでは上位にいるのではないか。また、相方の宮崎さんにネタ作りをお願いしているということから、それ以外のことは頑張ろうと、このライブの運営準備などをほぼ担っている。これは素晴らしいことである。

さらに、このように後輩から多少みくびられても怒らないところに人の良さがある。人の良さというのは後天的になかなか身に着けられるものではない。誰からでもみくびられること、それを許すこと、これは一つの才能である。
お笑いで売れるというのは不断の努力に、運が重なって成しえるものであろうと思う。だれが売れるかはなかなかわからない。
仮に、今後大ブレイクすることが無かったとしても堀江さんには幸福が訪れることを願っている。

これくらいでどうだろう。私はお金さえもらえれば、誰でも褒めることができる。これも私が神から授かったギフトのひとつであろう。

今日は以上である。これを書いている今日は、14時まで寝てしまったのでこのような時間になった(現在16:37)。さて、今日は何をしようかしら。

今日面白いと思ったことは「若手たちよ、MVAを狙え!」

こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。