2023/7/27 自由と共産に挟まれた

今日は9:30に起きた。
起きて、カレーを食べながら日記を書いているともう出発の時間になってしまった。

今日はバイトの日である。12時に高田馬場だ。これはもうダルビッシュ過ぎる。バイトのために早く支度するというのは耐えられない。耐えられないと言いながらも耐えている。

11時に出発する。それでも、いわゆる普通の会社員からすれば遅い時間である。会社で働く皆さんは偉い。
隣の芝は青く見えるとは言うことわざがある。他人のもっているものや境遇はうらやましく思えるという意味であるが、私のこの感覚はなんなのであろうか。

お笑いをやっていない人から見れば、おもしろいおもしろくないにかかわらず、ネタをつくるということについてすごいと言っていただけることがよくある。自分の考えを言葉にして、体で表現するということは会社員のかたであれば難しい、やってみようとも思わないということである。

お笑いをやっている人からすると、ルールの中で指示通りに仕事をして、やがて指示をする立場になるということを難しいと思うし、やってみようとも思わない。なるべく指示を無視できないものかと動いてしまう。
すごいことである。

こうやって、お互いにお互いのやっていることを尊敬しあうことができれば、いらない争いは生まれないはずである。世の中争いばかりで嫌になるもんだ。

ひとまず暑い中でバイトに向かう。なにも争わないつもりで向かう。
争いは無いのだが、いらっとすることがたくさんあるのだがアルバイトと言うものだ。
学習塾は生徒が授業を受け、それに対してお金を払ってもらう組織である。授業をするのは講師であり、私は事務作業員なので授業は行わない。
事務作業をするといろいろとイライラポイントが多い。

なんといっても、上層部による頻繁なルール変更の多さである。あれをするときはこのようにしろ、と教わってきたことが翌週に出勤すると変わっている。変わっていることに気付かないまま、さらにルール変更が行われているなんていうこともある。

私は変にこのバイトを長いことやっている。それによって、ルール変更については知っているものだろうと指示が飛んでくるのだ。私は週1回しか来ていないので、当然知らない。
知らないのか~という感じで来られると、だから早くクビにしろって言ってんだろ!おろかもの!と思っている。

私は何も知らないことについて、開き直るようにしている。それはなぜかと言われれば、先日も詳細にお伝えしたがもう一度簡単にお伝えする。
長い間働いて、少しずつ時給が上がってきていたのだが、最低賃金の上昇と人手不足解消のため、今年から私の時給と同じ金額で求人が出ているのだ。
ということは、私に期待されているのは新人程度で、なにもわからない人の1時間と、ある程度聞かなくてもこなせる私の1時間の価値は同じであると考えている、と認識している。

であるから、私はスーパー手を抜いている。4時間働けば、4本はタバコを吸うし、ケータイの充電もしているし、Twitterやメール、LINEの返信もやっている。まいったか。

ルール変更に加えて、まだ愚痴がある。これ読んで楽しいだろうか。

無駄な作業の多さがやばいのだ。私が働いているのは個別指導塾である。個別指導塾の面倒なのは、売りでもあるのだが生徒ごとに時間割が変わるし、講師の勤務時間もばらばらということだ。
そのため、生徒、講師、教室のスケジュールを照らし合わせながら、ちょうど隙間をぬって時間割を組んでいく。
となると、ミスが発生しやすくなる。授業をしようとすると、生徒が来なかった、講師が来なかった、そんなことは起きがちである。それをなるべく発生しないように事務作業は慎重におこなわれる。

ミスが起きないように、パソコン上で専用のアプリで時間割を管理し、その専用アプリが使いづらいからと、独自のExcelファイルが存在し、さらに手書きの紙のファイルにも記入する。なんと、1つの授業が追加されるだけで3つも作業が発生するのだ。なんだこれは!

そして、事務作業をしながら、ご家庭からの連絡も受け付けていると、自分の勤務時間中では解決しきれないことと言うのがたくさん発生する。それを次の人に引き継ぐために、会社として公式の手書きのノートが存在する。
これを使えば、引継ぎがしやすいというものだ。しかし、これも現場で使っているといろいろと不便であるということから、結果として公式のものと非公式のものという、引継ぎ用のノートが2冊存在しているのだ。なんだこれは!

無駄な煩雑さ!やはり私には会社員は向いていないようだ。明らかに無駄が発生しているとわかっても、指示に従わないといけない。こんなつらいものは無い。

どれだけ働こうが、働くまいが、報酬(時給)は同じであり、トップダウンの政策に振り回されて辛い目にあう。このバイトは私の中では共産主義国家への超短期留学のような感覚で向かっている。夏期講習もはじまり、この短期留学はまだまだ増えそうである。

さてさて、今日もバイト、いや短期留学を終えた。今日はバイトのあとにウーバーをやろうと意気込んでいたのだが、ウーバーはまさに自由主義、働きたい人は働き、高い給料が欲しければそれだけ頑張らなければいけない行き過ぎた民主主義の労働だ。
思想の段差が大きすぎて気持ちが乗っからなかった。そのため、ウーバーはやめておいた。

帰って、書記長に隠れてこっそり手に入れた激安第3のビール、ストロングチューハイといった密造酒を飲んだ。隠れて飲む酒はうまい。

以上!

今日面白いと思ったこと「場面によって、求められる思想が変わっていることを発見した」

こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。