2024/02/21 勉強になるね。へいへいへいへい。

昨晩は5時に眠った。なんとなくネタを直そうと思っていたのだが、なんだか気づけばワイドショーを見ており、こんなことになっていた。

そこまで言って委員会NPのおもしろさを皆さんはご存じだろうか。いい具合に田舎の政治思想のようなヒリヒリ感が面白い。一歩間違えば差別的な発言になりかねない(ときおり超えてるっぽいこともある)が連発される。
番組の話から少しずらして、アメリカ大統領選において「トランプ支持者」は主に保守派と言われる。保守派は「Make Great America Again」(意訳すれば、「古き良きアメリカを取り戻す」)の言葉通り、かつて世界の頂点にいたアメリカ(分野によって今も頂点であるが)の時代を好む。この保守派の人々はカントリーミュージックを好み、ベースボールを好むと言われることが多い。
先日、東京ドームライブ後にアメリカへ自家用ジェットで帰国し、交際相手のアメフト選手を応援したことで話題になったテイラー・スウィフト氏はデビュー当初はカントリー歌手であった。彼女はトランプ氏を支持しないことを表明したことで想像を絶するバッシングを受けたことがある。
これは「カントリーを歌っていた=保守派であろう」という世間のイメージと違った行動をしたことがさらにことを大きくしてしまったとの見方がある。勉強になるだろう。きみはいま少し賢くなった。

それでもって、アメリカの保守派の趣味、カントリーミュージックとは伝統的な歌謡曲、日本で言うところの演歌に近い存在ではないか。また田舎に行けばまだ「夜はナイター中継」「男の子は野球」「野球がうまい子が女の子にモテる」という意識が残る。アメリカ保守派と日本の田舎もまた似ているのだ。田舎ほど保守というのは世界に共通する。人間って不思議である。

そこまで言って委員会とは、まさに田舎の人が好むタイプの番組である。うまく保守派の溜飲を下げるような言論が多くみられる。これが決して悪いということではなく、需要にあった番組がその地域で作られているのだなと思う。
当時、大阪都構想を大阪府民は選ばなかった。まさに保守的である。

いろいろなワイドショーを見なければちょうどいい見方ができなくなる。新聞の読み比べと同じである。この番組は右、この番組は左、この番組はニュースに興味がない人に向けて、といろいろ見るのが良い。皆さんも一つのテレビ番組、ニュースサイト一つだけで判断しないようにしなければ、気づけば周りに誰もいなくなってしまうから気を付けていただきたい。もちろん、メディアと関係性の近い企業やタレントのスキャンダルが扱われにくいという課題もあるから、結局は自分の判断が重要ではある。

ようやく日記に戻る。眠い中、なんとか9時にめがさめた。10:30から公園でラジオの録音とネタ合わせをやることになっている。
かなり眠たい上に、昨日まで暖かかったのが寒くなり、雨も降っている。雨合羽を着て濡れないようにはしていたが、まあ濡れる。
嫌だがやるしかない。もうひと踏ん張りだ。

漫才の台本を田川くんへ送って向かう。公園に到着して、ラインを見るが既読になっていない。嫌な予感がする。
でもここで怒ってLINEを送ってしまうとあとから田川くんがまた怒る。俺を信用していないのか?心外だ。ちゃんと遅刻は10分以内で済んでいるのに細かい。
こういうことで怒られるので私は黙っている。時間が過ぎても来ないので一応LINEを送る。これで寝ているとは限らない。
田川くんがよくやるのが、起きたときに遅刻確定と気づいて、急いできてあげようとおもったのでラインは見れていなかった、というやつだ。

雨に濡れながら、一人でネタをブツブツと口に出しながら待つ。1時間ほど立っても来なかった。寒いので帰ることにした。

14:30ころに起きたらしい。バカである。
そう言えば、今日と同じ公園で同じことを昨年の漫才新人大賞の前日くらいにもやっていた気がする。あのときも雨の中、雨に濡れながら待った。
やつは自分が何故かこういう寝坊をしてしまう時があり、不思議だと言っているが、私には丸わかりである。
彼が遅刻するときは決まって、私との約束や漫才協会の同期くらいの方となにかをするときである。ようは自分よりも価値のない人間であるから気は遣わなくていいと思っているのだ。価値のない人間が価値のある人が寝ている間に苦労をするのは当然で、その時間が無駄になろうがどうということはない。自分は嫌な思いをしてないからいいやと思っている。

おいおい、そんな悪く書いたらいけないだろうとお思いの方も多いだろう。彼自身もそういうことじゃないと言うだろう。ただ、わかるのだこの日本で田川くんと6年も一緒に仕事をしたことがある人、友達として一緒に過ごしたという人はいない(みんな離れている)から誰にもわからない。私にしかわからないことがある。
行動からそのような気持ちが読み取れる。本当に思っていないのなら、深層心理にそういった感情を持っているのだろう。

これに反省して、改心してもらえたら、とは思わない。どうせ治らないものであろうと思っている。
これにブチギレて反発して、遅刻しないようになってくれればそれで良い。

諦めの気持ちは私はずっと持っている。足が不自由な人に「一緒にサッカーをしようよ!頑張ればうまくなるよ!」なんて絶対言えない。辛いものが苦手な人に「これに耐えて毎日食べれば得意になるよ!一緒に頑張ろう!」とも絶対に言えない。言葉にするのは難しいが、私の中で彼はそういう存在としてカテゴリしている。

ここまで言うのは、存外芸能界という場所ではこういったどうしょうもない人ほど人気物になったりするから、それをうまく出せるように頑張ってほしいからである。別にダメ人間だから売れるわけがねえなんて言わない。誰もわからない世界だ。

話が長くなった。16:30からZoomアプリでラジオの録音とネタの確認を行った。

洗濯用洗剤の詰替え時に間違えて浴槽洗剤を入れてしまったことに気付いた。原付きで買い物に行って晩御飯と洗濯用洗剤を買ってきた。ご飯を食べて、ネタをもうちょっといじってなんだかんだ3時頃に眠った。
疲れた。

今日面白いと思ったことは「おじさんに遅刻を注意するほど悲しいことはないので、私は注意しないようにしている。私は私のためにそうしている。」

こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。