なんだか、ヘルニアちゃんの兆候がありましたが、あれはどこかに行きました。ラッキーである。書き始めがヘルニアの話なんて言うのはおじいさんみたいで嫌なことである。
ありがたいことにヘルニアの症状はもう丸二年以上出ていない気がする。これはやはり、毎日おこなっているヘルニア神(しん)様への祈祷・帰依・贄が功を奏しているのだろう。ヘルニア神様は常に我々を見守ってくださっている。
それに加えて、以前は畳敷きの部屋で畳の上に直接寝ていたが、マットレスと布団の上で寝るようになったこともヘルニアにならない要素であるとは思うが、それは大したことではない。
一番は、ヘルニア神様へのご奉仕が重要だ。

そんなわけで今日は11時に起きた。昨晩は6時ころまで嫌だなあと思いながらネタを書いて、日記を書いてと文筆家のような過ごし方をした。
起きたらもう一度、昨晩書いたネタを見直す。この作業が大切だと私は以前も言ったような気がする。深夜に書いたラブレターは正常な判断がされていないことから、とても恥ずかしものになり、クラス中で回し読みされること必至であるのと同様に、ネタも深夜の状態で楽しい気持ちで書いては見たが起きて正常な気持ちで見れば何だこりゃ、ということは多々ある。
じゃあ、起きてみて面白くないのかと言えばそんなことはない。感覚的な話をすれば(いつも感覚の話ばかり、ノーエビデンス)、深夜の自分が漫画家で、朝の自分が編集者。深夜の自分が鳥山明先生で朝の自分が鳥島和彦担当編集のような感覚である。ただ、自分の中の担当編集は鳥島氏ほどボツボツボボボツボーツといったことは言わず、とにかくGOサインを出してくださる。付き合いやすい担当編集だ。

この自分の中で自分を何人かに分けて考えるのが、思い起こせば子供のころから好きだった気がする。これをやると生きやすい。
子供のころ、なんといっても嫌なものは宿題だ。宿題をやるのが面倒であれば、今日の自分はあれとこれをやって疲れたから、明日の自分に託すという考え方をよくしていた。結局やるのは全部自分だ。それでも今日の自分は明日の自分にこれをお願いするのだからと、持ちつ持たれつな関係を築いている気がしていた。
これを繰り返して大人になった今、過去の自分は今の自分とは別人で、失敗してきたことや頑張っていたことをすべて認めてあげられるようになる。だって、過去の自分は子供ですもの。子供に厳しく言ってどうなるのってことである。

概念概念うるさいな。概念の話ばっかり。きみの話は抽象的で、具体的が無いんだよ。私の中の鳥島統括編集がとうとう意見を言ってきた。

具体的に日記に戻る。起きてから、ネタをもう一度見直した。うん。直すところはないね、あとはやっていく中でどれだけ表現できるかだね。ありがとうございます。

ちょいと風呂に入ってうんぬんかんぬんと支度して、新宿へ向かう。今日は月末の事務所ライブ「大発見」である。15時に会場近くの公園へ向かう。
なんどかネタあわせをやってから、ラジオを録音する。これがたいへんだった。最初に録音していたものはいつのまにか録音停止になっており、次に録り直し始めるとマイクの電池が切れた。基本的には彼が悪い(^^♪
仕方なく、スマホに向かってしゃべることで録音したが、おそらくちゃんと音を拾えていないはずだ。お耳汚しまくりである。まいったぜ。

そんなこんなで会場に入る。カトゥーさんがすでに帰り支度を始めていた。カトゥーさんの凄さは何といってもこのライブに毎月ご出演されていることだ。毎月出ては、おすべりを頂戴した旨を話されている。もちろんそういいながら、爆笑をかっさらっている。どれだけ嫌な気持ちになっても毎月新宿にやってくるこのメンタルは見習わなければいけない。舞台に立ち続けることの難しさと尊さを背中で後輩たちに見せているから、カトゥーさんは尊敬しなければいけない。
カトリーヌというキャラクターでメディアの露出がたくさんあったのだから、漫才協会にピンとして入れるのではないだろうか。あら、すでにどちらかの協会に所属されていただろうか。その場合は失礼いたしました。

今日のライブでは久しぶりに春とヒコーキさんにお会いした。春とヒコーキさんはかつてはマセキに所属したいとオリーブゴールドに出られていたのだが、気づけばタイタンの学校に入学、タイタンへ所属。その後はぐんぴぃさんの「バキバキ童貞」でもって登録者100万人越えYoutuber、地上波ドラマ出演役者など絵にかいたような飛ぶ鳥を落とす勢いの芸人さんである。
久しぶりにお会いして、お話ができた。私としては日々を暮らしてきただけだが、ぐんぴぃさんから見れば、見ないうちにどっしりとした風格で浅草の風を身にまとっていると評価してくださった。アゲているのかサゲているのかはわからない。どちらにせよ自分で気づかないうちに、なんらかのキャラクター性、変さを身に着けているということだな。これはお笑いとしては喜ぶべきことだ。
売れに売れても、丁寧な言葉遣いと所作は春とヒコーキさんがどこに行っても愛される理由だろうなと思った。
カトゥーさんのように粘り強く、春とヒコーキさんのように心優しく、勉強になる先輩たちばかりで、私はとても恵まれている。芸名を恵もしくはMEGUMIにしようかと思う。お昼の帯番組と 美のカリスマを目指そうと思う。

帰ろうと思ったら、どなたかが私のビニール傘を間違えて持って帰ってしまったようで、置いていた場所から姿を消した。仕方ないのドン・キホーテで買って帰った。帰りに業務用スーパーで買い物をして、餃子と麻婆豆腐という中華三昧の晩御飯を食べた。
そのあと、ようやっとサックスの練習をやってみた。やはり音を出すっていうのは楽しい。一瞬にして30分経っていた。もう0時前だから寝ることにした。これは継続してやっていきたい。

今日面白いと思ったことは「音を出すのは楽しいが、初心者すぎて何から始めればいいのかわからない。ネットの力を借りて頑張ろうと思う。」