2023/10/12 やめてけれ、事故事故

昨日の日記を書いてからそのまま起きていた。
日記を書き終えたのが、7時前。ここから寝てしまってはそのまま夜まで寝てしまいそうだったのでそのまま起きておくことにした。
さっそくウーバーに出発した。頑張り屋さんである。今週もウーバーでたくさんお金をいただきたい。いただき女子みたいなもんである。

ウーバーをやるうえで朝は意外とねらい目と言われている。ご飯を運んでいる人は基本的には普通の仕事をしたくないと思っている。
せっかく普通の仕事をしたくないならば、朝早くに起きたくない。これは自然なことだ。若手のお笑いも週5日、毎朝9時から働くなんてできないな、と学校生活で感じた人たちが集まっている。でも、結局お笑いとバイトを両立するために、なんならもっと早起きがきついバイトをしているという者も多い。私もバイトをいろいろ探したとき、早朝にライブは無いはずだからと皆さんが働く場所の清掃バイトも考えた。
早朝にバイトをするということは夜は早く寝なければいけない。となれば、あまりにも楽しいことを捨てなければいけない、と断念した。

話がどこかに飛んで行ったが、ようはいわゆる普通の生活が無理だと思った人たちがウーバーには多い。早朝に稼働しようなんて思うのは少数派であるから、ライバルが少なくなる。そういった算段である。

今日は2時間くらい走って、5件運んだ。いまの過ごしやすい気候の中では平日のお昼にこのペースで運べることは無い。昼に運ぶよりも朝の方が件数は稼げる可能性が高い。
ウーバーの一件あたりの報酬の計算方法は秘密であふれているので、多くのドライバーたちが予想を立てている。私も体感として、運ぶ距離とかかる時間、それに加えて運んでいるものの値段も計算に加味されているようである。
これは当然と言えば、当然のことである。ドライバーたちは個人事業主だ。かかる時間に応じた金額を提示されなければやるものはいない。お笑いで言えば「2分漫才で1000円」「30分漫才で1000円」どちらかお願いしたいです!と依頼が来れば当然「2分漫才で1000円」を選ぶだろう。すこしややこしい話だが、この30分漫才で1000円が沖縄での依頼であれば、飛行機代が必要経費に算入できるために受けることは全然ある。
帰宅ついでにウーバーをやろうとしているときに家の方面に向かう配達なら、多少割が悪くてもやる。そのような感じだ。どんな感じだ。ウーバーとお笑いをやっている人にしか理解できない話だろう。

運んでいるものによる計算についても話したい。以前、私はウーバー以外のデリバリーシステム会社でバイトをしていた。距離が遠くてどのドライバーも担当してくれなかった場合、お客様に謝罪とキャンセル連絡、お店へも謝罪と商品代金の支払いが行われる。
であれば、内部の人間の仕事量を減らすためにも、補填の金額を抑えるためにも、ドライバーが運びたくなる報酬を提示しなければいけない。

3000円の注文を誰も運ばなかった場合、ウーバーは3000円の赤字が生まれる。3000円の注文を仮にドライバーに4500円で運んでもらえればウーバーの赤字は1500円で収まる。そういう発想である。もし一件で4500円貰えるなら、私なら東京駅から川口市くらいの移動でも担当したい。ドライバーもウーバーもお店もお客さんも全員が嬉しくなるのは報酬を高くすることだ。

話が長くなったが、朝食の配達は、品物の値段が安いこともあり、5件運んではみたがどれも報酬が少なかった。件数を稼ぐなら昼よりも朝ではあるが、一件当たりの値段は低いことが分かった。今日はウーバーの話ばっかりだな。

早朝にウーバーをやってわかったのは、朝の東京の道の怖さはすごい。深夜の運転よりも断然怖かった。深夜は通りが空いているので、遠くまで見渡せる。多少、歩行者が無茶な横断をしていても遠くから見えるのでなんとかなる。
朝は車も多い中、歩行者も急いで仕事に向かったり、子供を後ろにのせた自転車がじゃんじゃん走る。クレヨンしんちゃんで、みさえが通園バスを追って自転車を全力で漕いでいるシーンがお決まりだが、あれが笑えるのは漫画だからだ。
実際に朝に運転していて、ああいった無理な運転をする自転車がいるととても怖い。

渋滞の車の隙間から歩行者が飛び出して来たり、おじいさんが赤信号をばっちり無視して自転車で渡っているのを見た時は、泣いてしまいそうになった。生活道路内の十字路で右見て、左見て、もう一度右を見てゆっくり発進したところ、見ていない間に左にあった家からおばあさんが自転車で勢いよく飛び出していたときは私は泣いてしまった。大迫ハンパないって~と泣いていた当時の相手チームの気持ちがよくわかる。

早朝の交通事情ハンパないって~。おばあさんが見てないところから飛び出して突進してくるもん。怖くてできひんやん普通!

という気持ちだ。お年寄りは「死への恐怖」が無くなっている。バイクにも突進してくる。皆さん、お気を付けください。もちろん事故を起こせば悪いのはバイク、自動車である。責任感を持った運転を心がけましょう。

ウーバーの話をしていたらもう2000字に達してしまった。10時過ぎに帰宅して30分ほど眠った。めちゃくちゃ気持ちのいい眠りだった。その後、久しぶりに予定が入っていない日だったのでどこかに行こうと思い、葛飾の水元公園に行った。
こち亀のアニメOPテーマに使われた「葛飾ラプソディー」の歌詞にある「中央広場」「ごんぱち池」がある。ここがこち亀の世界かと感慨深いものがあった。

水元公園でだらついて18時過ぎに帰宅した。
あまりにも眠たすぎて、風呂に入って20時頃には眠ってしまった。あ~眠たい。

今日面白いと思ったことは「お笑いの人間は早朝に交通戦争が起きていることを知らずに過ごしている。それは幸せなことである。」


こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。