2024/04/01新年度ですね!!じいさん

今日は9:30頃に起きた。残念ながら目が覚めたんだから仕方がない。最近、ちょっとずつ起きる時間が早くなっていっている気がする。これがお爺さんになるということか。お年寄りといえば、やることもないのに早起きをする生き物である。定年退職をして、暇になったからと言って昼過ぎまで寝ているおじいさんなんて聞いたことが無い。

お年寄りといえば、やることもないがひとまずは5時に起きて、おはよう日本を見る。やる気がある人であれば、この時期は乾布摩擦をやる。そんなイメージである。

なぜお年寄りは早く起きるのか。うーん、謎は深まるばかりだ。

私がもし、年金だけで生活ができる老人(今や富裕層しかできなくなったスタイル)になれたなら、3時まで深夜ラジオを聴きながら酒を飲んだり原付でツーリングをして、4時頃に眠り、13時に起きてYoutubeを見ながら、聞きながら炊事洗濯をし、15時からウォーキングがてらに買い物をして、18時にはまた酒を飲みながらナイター中継を見たりYoutubeを見たり、こういった生活をしたいもんである。調子に乗ってきた日は風俗店に行っても良い。

なぜ、年金だけで暮らせる、富裕層のお年寄りは、これまでにとんでもない激務をこなして体をいためつけ、やっと手に入れた終わらない夏休みを真面目に過ごすのだ。

これはなんとかして話を聞いてみたい。いかんせんお笑い芸人の老人は死ぬまで、いや死ぬ直前まで舞台に立ち続けている。人生に休みが無い。

一般のおじいさん、おばあさんにぜひ話をうかがいたいものだ。

そんな来るか来ないかもわからない老後の生活をふと考えてみたくなった。考えてみたくなったんだからしょうがねえや。

とりあえず目覚めてしまったから、ちょいちょいと家事をこなしながら、日記を書いて東洋館へ向かう。今日から4月の漫才大行進だ。今月はさっそく1日からお出番を頂戴する。はやめに到着して、屋上で素振りでもしようかと思ったがいかんせん出番の50分前頃という微妙な時間に到着したので、気分をかえていろいろな芸人さんと話をしていた。

まずは、青空一風・千風の千風さんが楽屋にいらしたので、いろいろと話す。なんといっても昨日の衝撃、バジトウフーさんの解散報道についての話だ。

バジトウフーさんが解散してしまうことが残念なのは言うまでもなく、我々も相棒の考えていることなんかわからないもんだから、明日は我が身であるという話をした。

確かに一風さんにはご家庭もあり、たんまりとはお金を稼げていない状況(稼げているのかもしれない)にご家族からのプレッシャーもあっておかしくない。千風さんはやりたい放題の独身貴族、「特急せんぷうはいつだってワンマン運行だい!」といった景気の良い生活である。

では、うちのコンビはどうかと考えたとき。これもわからない。公にしているが、田川君はお笑いを始めるまでにお笑いに一切興味がなかった(流行っているお笑い番組は見る程度)。大学を出て暇そうにしているところ、フリーターよりはお笑いをやってればいい人生になると思うぞという私の提案でお笑いになった。

私はお笑いが好きで漫才をやりたいと思っていたところに付き合ってもらっている形といっていいだろう。なので、もし田川君が別にやりたいことができたのなら、無理に止めることはできないと思っている。お、とつぜんいいこと言うな。いい事なのか?

もちろん私としては、お笑いは売れようが売れまいが一生やっていくものだと思っているおり、そのなかで相棒を変えるなんてのはできれば避けたいと考えている。

やってみてわかるのだが、台本の面白さも当然重要だが、二人の呼吸の合い方や、その台本が二人の容姿や内面に合致しているかというのが漫才においてとても重要であるということだ。天才であれば、うんうん。この二人でこうならこれがばっちり合うんじゃない?と最高のネタを書き上げて上手に漫才をするのだろうが私にはできない。

時間をじっくりかけて、私はこんな人間、田川君はこんな人間と理解を深めたうえでないと台本が書けない。というよか、いまだにいい台本ってのはかけていない。

そんなわけで、私としてはこの爆弾世紀末というコンビをどっちかが死ぬまではやっていこうと思っている。やつがどう考えているかは知らないけども!

とりあえず一風・千風さんも何があろうと、漫才はやり続けてほしいと思う。平日は会社員で休日は漫才師なんてお笑いもいまやたくさんいる時代である。

熱い話をしていれば、今度は はまこ・テラこのテラこさんが、どかちゃかと大声を発しながら楽屋へ入ってきた。てやんでえばかやろうこんにゃろめ、とまくし立てている。決して怒っているわけではない。普段通りである。そこにいち・もく・さんのくぼたさんも登場し、大騒動だ。テラこさんとくぼたさんが、二人で延々とボケあっていた。主に性的な興奮や生にまつわる卑猥な言葉をかけあっていた。なんなんであろうか。

「ジジイとババアが何言ってんだ」と言わせて頂いた。少しテラこさんの顔が曇った気がした。いくらお笑いといえ、女性にババアというのはあまりよくないのかもしれない。自分でいうのは良いが、言われるのはちょっと・・・ということだろうか。一つ反省である。

そんなわけで、なんやかんやと漫才をやって、今度は屋上に上がってラジオを録音する。いろいろと話したが、田川君はプロレスの話を全力でしゃべっていた。本当にはまっているらしい。録音後に「大人になって新しい趣味ができて良かった」と話していた。

そうである。お笑いは基本的にお金がもらえないが、本当に様々な境遇のひとがおり、人種・信条・性別・社会的な身分又は門地の人がいる。そして、基本的に全員が全員に対して一定のリスペクトを持って接している。それは日本国憲法が明記した理想の日本の姿である。

まさにお笑いはユートピアであるから、フリーターをやるよりも良いだろう。今から会社員になって頑張るのもいいだろうが、今は生活できているならば、このユートピアを離れる必要が無い。

これからプロレス以外の趣味もさらに見つかっていくかもしれない。お笑いの世界はお勧めである。

そんなラジオは毎週水曜日の夜にアップされているから、ぜひお聞きいただければと思う。

さあ、今日も長くなってきた。その後はいったん帰ってから、も一度浅草へ向かう。庭だから。

浅草のOKで買い物をして、今年初の川沿い酒飲みをやった。これは私の趣味である。ここのところようやっと春らしい気候となり、外で酒を飲むにはちょうどいい。

お花見シーズンではあるが、平日のお昼かつ、私は台東区民であるから観光客が来ないエリアをなんとなくつかんでいる。ひっそりこっそり、それでいて大胆にチキンカツを食べた。見切り品になっていたレタスが一玉60円で買えたので、これでいろんなものを包んで食べた。おいしかった。

19時前には帰宅して、録画していたテレビなんか見て、ゆっくり風呂につかり、22:30には床についた。めちゃくちゃじいさんじゃねえか。

今日面白いと思ったことは「一風・千風が先か、爆弾世紀末が先か。あなたはどっち派?」

とここまでを昼前には書き終わっていたのだが、そのあと大トラブルに巻き込まれたため、今になった。なんて日だ!

こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。