2023/2/10 バレンタイン大行進に手が冷えて、最後に戻ってくる

今日は10:00頃に起きて、12:00に浅草へ出発。漫才大行進で10分の漫才。その後、14:00前に帰宅しウーバーをやる。15時までの配達分に雨ボーナスがついていたので16:00過ぎにいったん帰宅。17:30からはまた雨ボーナスがついたので21時過ぎくらいまでまたウーバーをやった。

東洋館に到着すると受付のスタッフの方からチョコレートを貰った。人から何かを賜るというのは素直にうれしい。この時期はちょこちょことチョコを貰うことがある(おもしろ)。バレンタインと言えば、小学生のころ女の子からチョコを貰って、あまりにも嬉しかったのですっと食べずにとっておいたことがある。その放置されたチョコをさすがに食べようと思って個包装を見ると、銀紙に丸く穴が開いていた。あまりにも長期間放置していたので虫が食い破って中に入ったらしい。なんだか気持ち悪くなった私は即座に窓を開けて思いっきり外に投げてしまった。50mくらい飛んで行った。そんな、ビターチョコレートのような苦い思い出もある(おもしろ)。

今回のはすぐ食べてしまおうと思う。ただ、白飯をかっこんで糖質をとるタイプの私はチョコレートはあまり食べない。ネタ作り中の夜中に食べることが多い。まさしく、来週一週間で3本の新ネタを求められている今の状況にぴったりだ。ありがたくいただくことにする。

今日の漫才大行進は少し不思議な回だった。東洋館の座席は舞台から見て、縦長のブロックが横に三つ並ぶような配置だ。真ん中だけとても埋まっていた。なんとも不思議だった。お客様もすごく話を聞こうとしているのが伝わってくる。不思議だなあと思いながらも元気よく漫才をすることができた。

今日の最高気温が1度の一日だった。加えて朝から昼まで雨、その後はずっと雨という寒すぎる一日だった。そんな中のウーバーはとても儲かった。バイトをするよりもぜんぜんお金にはなる。ラジオを聞きながらできるので私にとっては天職かもしれない。
この寒さなので装備は徹底した。靴下を2重に、ももひきを履く。ズボンはユニクロの暖かズボン。上は野球用の熱くなるシャツにウインドブレーカーさらに作業現場用の分厚いジャンパー。首には二重にネックウォーマー。さらにさらに上下の雨合羽。

これだけ着込めば、1度くらいじゃあぜんぜん寒くない。ただ問題は手の冷たさだ。自転車通学を経験した方々ならわかるだろうが、冬の二輪車で一番きついのは手の冷たさだ。まさに刺さるような冷たさ。自転車であればまだ軍手くらいで十分だ。しかしバイクだと軍手だけでなんとかなるのは気温が10度くらいの日までだ。

ウーバーで寒い日に稼働するために手袋を12月ころに買った。ホームセンターで買った、スマホタッチができて防寒、防水機能で1300円と安くて丈夫そうな手袋だ。店で見かけたとき、まさしくほしかったやつだと思った。スキー用の手袋のような綿が入って、中で何重にも布が重ねて作られているものだ。今日のような大雨の日にバイクに乗る日にもってこいのものである。

さっそく使ってみるが、なんということでしょう。どんどん水が染みてくる。体はぽかぽかなのに手がどんどん冷たくなっていく。ただ冷風にあたるだけでもとてつもなく寒い日だ。そんななか、濡れた手袋を冷風にあてるという拷問道具のようになっていく。はじめのうちはお店やお客さんのところにつくたびに絞って水をじゃばじゃばと出しては装着することを繰り返した。
それをやっていくうちに、何重にも重なった手袋の構造が悪さをする。手袋の中が水気で引っ付きあって手の侵入を拒むのだ。いよいよ面倒になった私はもうやけくそで手袋なしで走り回った。とても冷たい。

この注文が終わったらもう一回手袋付けようと考えて、食事を届ける。そのタイミングで次の注文がスマホに届く、店が近いからいったん受け取るとこまでは手袋なしで行こう、そんなことを繰り返した。結果、手袋をつける暇はなかった。かなり件数をこなして、もう帰ろう思い手袋をつけようとする。あ、喫煙所があるから煙草を吸うのに手袋は不要だと素手で煙草を吸う。そのタイミングで、あ、夕食の買い出しも行こうと店までは素手で行く。ここまできたらもう家は近い。素手で家に帰る。

徹底的に手をいじめることになった。帰宅して芯まで冷えた体をあたためようと風呂に入る。私の好みの42度くらいのお湯をかける。それまで血流の止まっていた手に一斉に血が流れていくのを感じる。間違えて60度くらいの湯を出してしまったかと思うほど熱く感じた。とにかく痛い。さっきまでは冷たさで痛かった手が今度は温かさで痛い。かわいそうすぎる。江戸の拷問かよ!知らんけど!と言った。こうして何とか体をあたためたところで、風呂を出て氷の入ったハイボールをたしなむ。めちゃくちゃ寒くなった。

暖房の効いた部屋で布団をかぶり、冷たいハイボールを飲みながらハムエッグを食べる。なんとも文化的な夜だ。かなり疲れていたのでスッと眠りにつくことができた。そして今、こうして日記を書いている。けがをした覚えがないのに今、左手親指が切れたような痛みが少しある。さすがに手を酷使しすぎているのかもしれない。

今思えば、手はすごく便利だ。なんでもつかむことができる。今、日記をキーボードで打ち込んでいるのも手だ。こんな1cm×1cmの文字列を間違うことなく打ち込むことができてうろ。すごいじゃにか。
脳が押してほしいところを間違わずに打てている、ここまで指示通りに動いてくれるのはすごい。この指くらい指示通りに動いてくれるなら建設現場の人々はどれだけ仕事が効率化し残業が減るだろうか。ともおもった。

11日からはいよいよ新ネタ作りの日々になる。脳の指示通り手は動く。しかし、気持ちは脳で思った通りに行かない。こうして、長い日記を書いてネタ作りから逃げることが多い。チョコレートでも食べて気を紛らわそうと思う。

今日面白いとおもったことは「ネタも日記も最初に書いたことに戻ってくれば、いい感じにオチが付いたように見える」ことだ。

こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。