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生活の建築知識.82

おはようございます。

つい最近、ダイキンの調査によりエアコンの使用方法における誤解アンケートを公表していました。
内容も後ほど触れますが、見たところ特別新しい情報はないにも関わらず、何年も前からテレビでも何度も紹介されたようなものでした。
過去に節電の呼びかけなどで電力使用について注目が集まるということはありましたが、結局のところ具体的な節電方法に関してはそれほど普及していないことに少し驚きました。
今回はその調査を抜粋して説明していきます。

・室内の温度ムラをなくす
サーキュレーターなどを利用すると室内の空気が循環することは割と浸透している話だと思います。
冷気は下に、暖気は上に溜まる性質があるため、これらを循環してムラをなくすことで、室内環境が快適に近づきます。
またエアコンは室内の温度を感知して運転量を自動的に判断してくれますが、室内温度のムラがあると、正確な温度感知も出来ず必要以上に運転してしまう可能性があります。

・運転風量は自動がおすすめ
節電のために少量の風量とすると、一時的にファン動力分節電になりますが、室内が設定温度に達しにくく長く運転されるため、最終的には節電になっていないことがあります。

・オンオフ操作をこまめにしない
エアコンの消費電力のうち、最も電力が必要なのは稼働したての段階です。
理由は室内温度負荷が最も高い状態であるかとなります。
つまり、室内温度負荷が高くなければ大きな電力は必要なくなります。
ことあるごとにオンオフを操作すると、わざわざ大きな電力を使用してしまうこととなってしまうので、こまめな操作は避けるべきでしょう。

・換気してから使用する
室内温度負荷が高いと電力がかかるため、使用前に一度換気をすることで負荷を下げて電力消費を抑えることが出来ます。

今回の調査と節電のための方法をまとめると、室内温度負荷を素早く除去することが快適な環境とすると同時に節電にもつながります。
時間をかけて使用することや、冷えたら止めて辛くなったらまた使用するなどは逆効果となることがわかります。
上記で示した方法もあくまで目安になります。
その時々の室内環境を考慮した上で、効率良く負荷をなくすことを意識してエアコンを使用してもらえれば節電に繋がります。
そして、今の酷暑に対してエアコンを我慢することを出来ればと避けてもらい、安全に夏を乗り切ってもらえればと思います。

では、また。

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