本屋・散策舎

日々を確かに歩むための、心と身体の糧をお届けする本屋です。 伊勢・外宮前から、確かな本…

本屋・散策舎

日々を確かに歩むための、心と身体の糧をお届けする本屋です。 伊勢・外宮前から、確かな本との出会いを仕掛けていきます。

マガジン

  • これまでの活動

    これまでに関わらせていただいたお店や本棚、イベントの思い出などをまとめました。

最近の記事

  • 固定された記事

散策舎について

◆はじめに散策舎は、日々を確かに歩むための、 心と身体の糧をお届けする本屋です。 予期せぬ出会い、深まる想い、ふとした気づき…… 散策することで生まれるささやかな楽しみを、 本に託してお届けします。 ◆本による場をつくる散策舎は本と人とをつなぐ架け橋を目指して、 以下の形で本屋としての活動を行っています。 本や雑貨のセレクト・仕入れから出店・販売までのほか、展示や棚づくりなど様々な形で、本による場をつくります。 イベントのテーマやお店の魅力に合わせて選んだ本を出張販売した

    • ゴジラ考

      令和5年(2023年)11月半ば。楽観と不安を半分ずつ抱えながら映画「ゴジラ−1.0」を観終わったぼくは、そのあまりにも相入れない感覚にしばらく憤りがとまらなかった。それは個人的な好みの問題や映画としての出来の良し悪しではなく、「こんなものはゴジラではない」という拒否反応だった。 ぼくはそれほど映画史に詳しくもないし、ゴジラ映画だって数作を観た程度でしかない。今作も観たのは2回だけだし、様々な観点から批評したり語れるような知識があるわけでもないことはあらかじめ断っておく。しか

      • Twitterについて 2023/7/20 昨年から徐々に利用しなくなっていたため、フォロワーの方々、DMにてご連絡いただいた方々にはご迷惑をおかけしてしまいましたことをお詫びいたします。 (アカウントは存在した証として残しておきます) Instagramは引き続き更新します。

        • トランスビューの案内についてくる石橋さんのエッセイ、前回のつづきが届いた。 書店という場はやはり、置かれた本と訪れる人とを、自律した個性として認めながら、本と本を、本と人を、本と社会を、ゆるやかにつなぎ続けるための舞台なのだと思う。 その文化の継承者としての本屋でありたいな。

        • 固定された記事

        散策舎について

        • Twitterについて 2023/7/20 昨年から徐々に利用しなくなっていたため、フォロワーの方々、DMにてご連絡いただいた方々にはご迷惑をおかけしてしまいましたことをお詫びいたします。 (アカウントは存在した証として残しておきます) Instagramは引き続き更新します。

        • トランスビューの案内についてくる石橋さんのエッセイ、前回のつづきが届いた。 書店という場はやはり、置かれた本と訪れる人とを、自律した個性として認めながら、本と本を、本と人を、本と社会を、ゆるやかにつなぎ続けるための舞台なのだと思う。 その文化の継承者としての本屋でありたいな。

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          本屋・散策舎

        記事

          トランスビューの案内についてくる石橋さんのエッセイいつも楽しみ。 定有堂・奈良さんの言葉で「観念を日常性として生きよう」というのが本屋のテーマだと。 そうそうそれが本屋体験の面白さよね、観念を実体化させるのが唯一本という方法で、日常の場に反映させるのが本屋の仕事だね、と思う。

          トランスビューの案内についてくる石橋さんのエッセイいつも楽しみ。 定有堂・奈良さんの言葉で「観念を日常性として生きよう」というのが本屋のテーマだと。 そうそうそれが本屋体験の面白さよね、観念を実体化させるのが唯一本という方法で、日常の場に反映させるのが本屋の仕事だね、と思う。

          物語をはじめること

          5年前、古いビルの2階で、母に手伝ってもらいながらひっそりとはじめた本屋・散策舎。 自分なりに本と書店というものに向き合って、こうだったら良いのにと思うことも、どうしても譲れないことも、だらしなくて出来なかったこともいろいろありながら、ご縁をいただいた多くの方のおかげでここまでやってこれました。 昨年リニューアルしてからも 「選書がしっくり来すぎて自分の家の本棚かと思った」 「お店を訪れたことで本をじっくり読めるようになりました」 「こんどできる店に本棚をつくるので選書して

          物語をはじめること

          皆様の安心と安全のために

          2020年春にはじまった新型コロナウイルス禍は、いまだに終わりが見えません。 皆様の安心と安全のためにも、改めて当店の感染対策についてお知らせするとともに、ご来店時は下記の内容へのご協力をお願い致します。 ◆ ◆ ◆ 1、小さな店内ですので、必ず「マスクの着用」をお願いします。また他のお客様の近くでは、会話は控えるなどのご配慮をお願いします。 2、皆様に安心して本を手に取っていただけるよう「アルコール消毒」または「手洗い」をお願いします。※ドア外に消毒液を、店内入ってす

          皆様の安心と安全のために

          【アーカイブ】2016 活動記録

          2016年に行った活動・出店したイベントの記録です ◆ Dive in books! 出店 2016年 11月26日 (日) 11:00~18:00 HOTEL GRAPHY 根津 店舗を持たずに、様々な場所や形で活動している本屋さんが集まった、本のお祭り Dive in books! に出店しました。 ◆ 第79回 エコモノ市 出店 2016年 11月20日 (日) 10:00~16:00 ネッツトヨタ横浜・マイネッツ逗子店 エコモノ市に出店し始めてから2年が経ちま

          【アーカイブ】2016 活動記録

          note登録してから6周年! ぜんぜん使えてないですが、、どうぞよしなに。

          note登録してから6周年! ぜんぜん使えてないですが、、どうぞよしなに。

          言葉を信じるということ

          "時代は言葉をないがしろにしているーーあなたは言葉を信じていますか。" 『長田弘詩集 (ハルキ文庫)』より「最初の質問」 2020/12/31 2020年もあとわずか。ほとんどすべての人にとって何がしかの変化がもたらされた、かつてないような一年だったのではないでしょうか。 歴史を紐解けばこうした環境の変化は常に、生命に選択を迫ってきました。世界を変えるような発明を生むこともあれば、適応できずに滅んでしまったこともある。進化できるかどうか

          言葉を信じるということ

          【アーカイブ】2014-2015 活動記録

          2014年〜2015年に行った活動・出店したイベントの記録です ◆ 第68回 エコモノ市 出店 2015年 12月20日 (日) 10:00~16:00 ネッツトヨタ横浜・マイネッツ逗子店 テーマ「クリスマス」で出店しました。絵本を中心に、大切な人への贈り物にピッタリな本をお届けします。 ◆ 石堂書店イベント 企画・出店 2015年 11月〜12月 横浜・妙蓮寺 石堂書店別館 妙蓮寺で長く営業されている本のオアシス「石堂書店」さんにて、横浜・港北区のまち歩きイベントに

          【アーカイブ】2014-2015 活動記録

          【イベント】夜のブック巡り

          読書の秋📚 散策舎とFOLK FOLKさんによるコラボイベント「夜のブック巡り "Food for Thought"」 本を通じて人を繋げる。 コーヒーを片手に散策舎が選書した本を読んでいただける期間です。 カウンターにて栞(しおり)を受け取り 店内にある本を自由に読書し しおりにコメントを残していく。 本を通じて、少し変わったコミュニケーションを楽しんでいただけます! 自分の読書感想、他人の読書感想。 その場だけで生まれる特別なコミュニケーシ

          【イベント】夜のブック巡り

          本屋・散策舎 伊勢店

          ◆ 日々を確かに歩むために神宮が鎮座する伊勢の地は、古来から日本の「心のふるさと」として存在してきました。豊かな海と山に恵まれ、歴史と文化が息づくこの地は、多くの旅人が「一生に一度は」と訪れる場所でもあります。 このような伊勢の風土は、私たち散策舎のコンセプトや大切にしたいテーマにぴったりでした。 本屋・散策舎 伊勢店は、食事を司る「豊受大御神」をお祀りしている外宮の、すぐ傍にあります。より良いものを選び、丁寧につくられた食べものはまさに身体の糧となって、日々の生活を支えて

          本屋・散策舎 伊勢店

          ◆コロナ対策と今後の営業について

          ◆8月2日更新◆ 7月半ばより、全国的に感染が拡大しています。今後の状況や三重県・伊勢市からの要請等に応じて、営業時間を変更する場合がございます。散策舎の営業についての最新情報はTwitterをご確認ください。 → 散策舎 Twitter  @baladeur_jp ◆5月9日更新◆ 5月9日(土)より、通常どおりの営業を再開致します。 ※4月27日(月)〜 5月8日(金)の期間中、臨時休業しました。 ※4月26日(日)まで、通常どおり営業しました。 ※5月7日、「

          ◆コロナ対策と今後の営業について

          あわいの世界で生きていくこと

          2020/4 年始ごろから始まった新型コロナウイルスの災禍は、いまや全世界に広がりを見せています。歴史に残るほどの規模で未知の病が社会を崩壊させていく、まさにその渦中にいるのだという認識でいます。 中国をはじめアジアの話だと思われていたのは2月半ばまでの話で、3月には米国やヨーロッパ各地でも感染が拡大してパンデミックとなり、世界各国で出入国制限や外出禁止、ロックダウンの措置がとられるなど、大変厳しい情勢となっています。 日常とはかくも脆く、生と死とが紙一重であることを改めて

          あわいの世界で生きていくこと

          未来を選ぶためには、まず選択肢があることを知らなければならない。 一人では困難な道のりでも、知性の灯を絶やさずに進むことだ。判断と試行錯誤を重ね、その手順を明らかにするうちに、共に歩んでくれる者も現れる。 何よりも「より確かなほう」を自ら選ぼうとする、その意志なき者に未来は無い。

          未来を選ぶためには、まず選択肢があることを知らなければならない。 一人では困難な道のりでも、知性の灯を絶やさずに進むことだ。判断と試行錯誤を重ね、その手順を明らかにするうちに、共に歩んでくれる者も現れる。 何よりも「より確かなほう」を自ら選ぼうとする、その意志なき者に未来は無い。