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ほとんどの人は考えていない

  おはこんばんちわ、久々のnote投稿ですね。ええ、ええ、もちろん使い方はほとんど覚えていません。しかし、なんとかタイピングは身体にある程度染みついているみたいで、できました。とはいえ、めちゃくちゃ遅いんですけどね。
  Twitterで久々のnoteのテーマのアンケートを取らせてもらいましたところ、「考え方」の話を読みたいという人が多かったので、今回のテーマは「考え方」です。過去記事にもある程度、記していますが、現在の僕の考え方が当時から刷新されている部分も多いので改めて書いてみようと思います。
  おそらく、この時点で文章を読めない人はドロップアウトしてると思われるので、ツイートより言いたい放題になるかと思います。ではでは、皆さん少しの間お立会い。


考えるってなんだ

  一口に考えると言っても、聞く人によって答えは様々かもしれません。中には「考えていますか?」という質問をしただけで激昂する人もいるでしょう。
  「なんだ、哲学か、帰ろ」
  と思った方、帰ってもいいけど早とちりさんです。
  「よっしゃ、ググってみよ」
 と思った方、なかなか筋が良いですよ。ツイートと違い尺があるので、順を追って説明してみましょう。まずはググってみます。


デジタル大辞泉の解説

[動ア下一][文]かんが・ふ[ハ下二]
1 知識や経験などに基づいて、筋道を立てて頭を働かせる。
㋐判断する。結論を導き出す。「こうするのが正しいと―・える」「解決の方法を―・える」「よく―・えてから返事をする」
㋑予測する。予想する。想像する。「―・えたとおりに事が運ぶ」「―・えられないことが起こる」
㋒意図する。決意する。「留学しようと―・える」「結婚を―・える」
2 関係する事柄や事情について、あれこれと思いをめぐらす。「周囲の状況を―・えて行動する」「くよくよ―・えてもしかたがない」
3 工夫する。工夫してつくり出す。「新しいデザインを―・える」
4 問いただして事実を明らかにする。取り調べて罰する。
「―・へられつる事ども、ありつる有様、願をおこしてその力にてゆるされつる事など」〈宇治拾遺・八〉
5 占う。占いの結果を判断・解釈する。
「いまだかやうの事なし。いかがあるべきと―・へ申せ」〈平家・一一〉
[用法]かんがえる・おもう――ともに精神的な活動を表す語であるが、「考える」は知的に分析することであり、「思う」は情的、感覚的な心の働きや瞬間的な判断などを示すのに用いる。「クイズの答えを考える」とはいうが「思う」とはいわない。◇大音響を耳にしてすぐ口にするのは「雷が落ちたかと思った」であり、「考えた」ではない。◇「彼女のことを思う」は、思慕したり、心配したりすることを表すが、「彼女のことを考える」と言えば、より分析的理性的にその状況について思いめぐらすことを表す。「将来は医師になろうと考えている」といえば具体的な手だてまで含めて計画していることであり、「思う」では漠然と希望しているだけという感じがする。
出典 小学館デジタル大辞泉について 


世界大百科事典内の考えるの言及
【心】より

… 心の問題を身体的局在説の迷路から解き放ち,思惟を本性とする固有の精神現象として定立したのはフランスのデカルトで,彼がいわゆる松果腺仮説を提出したのも,心身の相関をそれで説明しようとしたものにほかならない。心が固有の精神現象であるなら,その成立ちや機能を改めて考える必要があり,17世紀後半からの哲学者でこの問題に専念した人は多い。心を〈どんな字も書かれていず,どんな観念もない白紙(タブラ・ラサtabula rasa)〉にたとえた経験論のロック,心ないし自我を〈観念の束〉とみなした連合論のD.ヒューム,あらゆる精神活動を〈変形された感覚〉にすぎないと断じた感覚論のコンディヤックらが有名で,こういう流れのなかからしだいに〈心の学〉すなわち心理学が生まれた。…
※「考える」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について


 どうですか?当たり前に使っている言葉でも、なるほどと思うところがあったかもしれません。
  今回のテーマは「ほとんどの人は考えていない」なのですが、どうでしょう?わかってもらえたでしょうか?どんな人でも「考えていない時」というのは当たり前に存在します。厳密には「ほとんどの人が考える時間が短い」ですね。
  そこで知っておいてほしいのが、人間の思考方法というのは大きく分けて二種類あるということです。

  ①システム1…それまでの経験や感情に基づいた瞬間的に行う思考。
  ②システム2…知識や経験、収集した情報を元に時間をかけて行う思考。

 どちらが良いとか悪いとかいう話ではありません。どちらの思考法も生きていくうえでは必須です。例えば、目の前に車が突っ込んできているのにシステム2で思考していては間に合いませんし、上手い話を聞いている時にシステム1で思考すると詐欺師にとってはカモネギになったりします。要するに使いどころです。

  ただし、罠もあります。意図的にその使いどころを見誤らせるものが世の中には溢れているということです。特にシステム1は、ほぼ反応なので騙されやすく、認知バイアスが掛かりやすいので自身をも騙してしまいやすいのです。さて、また難しい単語が出てきましたね、僕が詐欺師なら難しい単語を並べたり、丁寧に説明するふりをして上手く誘導するのですが、ここはググってみましょう。一応、例を張り付けるというところまではします。

  以下Wikipediaからの引用


認知バイアス(にんちバイアス、英: cognitive bias)とは、認知心理学や社会心理学での様々な観察者効果の一種であり、非常に基本的な統計学的な誤り、社会的帰属の誤り、記憶の誤り(虚偽記憶)など人間が犯しやすい問題である。転じて認知バイアスは、事例証拠や法的証拠の信頼性を大きく歪める。
認知バイアスは生活、忠節、局所的な危険、懸念など様々な要因で発生し、分離して成文化することは難しい。今日の科学的理解の多くは、エイモス・トベルスキーとダニエル・カーネマンらの業績に基づいており、彼らの実験によって人間の判断と意思決定が合理的選択理論とは異なった方法で行われていることが示された。そこからトベルスキーとカーネマンはプロスペクト理論を生み出した。トベルスキーとカーネマンは、認知バイアスの少なくとも一部は心的なショートカットまたは「ヒューリスティクス」を用いて問題を解決しようとするために起きると主張した。例えば、頻繁に(あるいは最近)経験したことは、即座にあるいは鮮明に思い浮かべやすい。他のバイアスは別の実験で示されており、例えば確証バイアスはピーター・ウェイソン(英語版)が示した。
一部の科学者は、全てのバイアスが誤りなのかという疑問を持っている。デビッド・ファンダーとヨアキム・クルーガーは、バイアスと呼ばれるものの一部は「近似ショートカット」であり、情報が不足しているときに人間が物事を予測することを助けるものだと主張している。例えば偽の合意効果を、他人がある人の意見に合意しているという誤った信念と見るのではなく、その意見しか提示されていない段階での少ない情報に基づいた妥当な予測と見るのである。


分類
認知バイアスは様々な観点から分類される。例えば、集団状況に固有なバイアスもあれば(例えば、リスキーシフト)、個人レベルのバイアスもある。認知バイアスは、脳が知覚し、感情を伴い、記憶を形成し、判断を行う方法に起因する。
一部の認知バイアスは、選択肢の好ましさを考慮した意思決定に影響を与える(コンコルド効果など)。錯誤相関[1]などは、事象の発生しやすさや因果関係の判断に影響を与える。ある種のバイアスは記憶に影響を与える[2]。例えば、一貫性バイアスは、ある人物の過去の態度や行動が現在の態度により近いものだったと記憶させる。
一部の認知バイアスは主体の「動機づけ」を反映している[3]。例えばポジティブな自己像に対する欲求が自己中心性バイアス[4]を生み、当人にとって不快な認知的不協和を防ぐ。動機づけられた認知と覚醒の状態を関係づける。
感情バイアスは感情的要因による認知と意思決定の歪み。都合のいい情報を好み逆を嫌う傾向などを含む。
感情的成分が認知を強力に規定しているが、認知機能と感情機能とが融合する領域で起こる現象を「熱い認知(英語版)」といい、「冷たい認知」と区分した(Sorrentino, R.M.)。認知と感情は、メビウスの輪のように、分離不能なもの、共生的なものと考えるべきであり、「知性と感性を結ぶ活動」は「温かい認知」と密接に関わるものである。冷たい認知は1950年代後半から始まった情報処理論的アプローチに基づく認知研究が明らかにした認知現象を指す。[5]
「冷たい」バイアスはさらに次のように分類される。
「適切な情報を無視する」ことに起因するもの。例えば、事前確率無視。
「不適切な情報に影響される」ことに起因するもの。例えばフレーミング効果(英: framing)では、全く同じ問題でも記述の仕方によって受け取られ方が異なる。
問題の中でも重要ではないが突出した部分に「過大な重み付け」を与えることに起因するもの。例えば、アンカリング。
一部の認知バイアスが動機づけを反映しているという事実と、特にその動機づけが自身に対するポジティブな態度を持つためであるという事実[4]から、多くの認知バイアスが利己的で自発的であるという事実が説明できる(例えば、非対称な洞察の錯覚(英語版)、自己奉仕バイアス、投影バイアス)。認知バイアスは、主体が内集団または外集団を評価する方法によっても分類される。すなわち、ある集団を恣意的に定義して、その集団が多くの点で他の集団より多様で「良い」と評価する(内集団バイアス(英語版)、外集団同質性バイアス)。
そのほかに次のような認知バイアスがある。
後知恵バイアス[6]
過去の事象を全て予測可能であったかのように見る傾向。
確証バイアス、追認バイアス[7]
個人の先入観に基づいて他者を観察し、自分に都合のいい情報だけを集めて、それにより自己の先入観を補強するという傾向。いったんある決断をおこなってしまうと、その後に得られた情報を決断した内容に有利に解釈する傾向をさす。
根本的な帰属の誤り[8]
状況の影響を過小評価し、個人特性を過大評価して人間の行動を説明する傾向。
正常性バイアス[9]
自然災害や火事(山火事、放火など)、事故・事件(テロリズム等の犯罪、ほか)などといった何らかの被害が予想される状況下にあっても、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、「自分は大丈夫」「今回は大丈夫」などと過小評価したりしてしまう人の心の特性[10]。「正常化の偏見」、「恒常性バイアス」とも言う。
生存者バイアス[11]
何らかの選択過程を通過した人・物・事にのみを基準として判断を行い、通過に失敗してしまった人・物・事は見えなくなるため、それを見逃してしまうこと。
アンカリング[12]
ある事象の評価が、ヒントとして与えられた情報に引きずられてしまうこと。
保守性[13]
人間が新しい事実に直面したときに、それまで持っていた考えに固執してその考えを徐々にしか変化させられない傾向をさす。
実際上の重要性[編集]
多くの社会集団や社会制度、政策は、個々人が理性的な判断をすることを前提としている。例えば陪審員制度や裁判員制度では、裁判員が事件の不適切な特徴(例えば、被告人が魅力的であるなど)を無視し、適切な特徴を適切に扱い、常に別の可能性がないかを考え、誤謬に陥ることなく、公平で合理的な判断をすることが求められる。しかし認知バイアスに関する様々な心理学的実験によれば、人間はこれら全てについて失敗しうると考えられる[14]。認知バイアスについて体系的に解明されていれば、どういう方向に失敗するかを予測し、失敗を回避する方策を立てることができる[15]。

  もう面白そうでしょう?好奇心旺盛な人は他の記事を読んだり、書籍を購入してしまうかもしれません。ではシステム1のせいで起きるデメリットは何故起こるのでしょうか?いくつか要因を挙げてみます。

  ①認知バイアスを悪用される
  ②生育環境により価値観が固定されている
  ③②を含む洗脳状態である
  ④システム2の様な、時間を使う思考をしない

  ざっと四つほど挙げてみましたが、このデメリットを避けるお手軽な方法は無いということに気付けるのではないかと思います。特に上記の①は避けるのが難しいです、便利なシステム程ハッキングしやすいということです。ではどうすればよいのか?注目するのは上記の②と③と④です。
 
 先に行っておきますが、上でも行った通り、お手軽な方法というのは存在しません。これはダイエット等と同じ理由です。基本的に世の中にはお手軽な方法というのものから得られるものは殆どありません。いかに習慣化するかというのが大事です。あー無理だなと思った方は、特に問題は無いので時間を消費しながら何となく生きていけばよいと思います。誰にも迷惑は掛かりませんので。話は逸れましたが、要は習慣化すればよいだけなので、ダイエットにしろ思考にしろ、やること本来よりも習慣化するための方法にフォーカスを当てましょう。次の章では、段階を追って説明していきます。



エンジンだけでは速く走れない

  今の世の中は、インターネットというめちゃくちゃ便利なものがあるので、情報がたくさん手に入ります、手に入りすぎるのが問題だと考える人が多いのですが、実は違います。考えるということを車やバイクに例えると、上手く安全に走ることが目的になってきます。考える材料としての情報が部品だとすると、今の世の中は上等な部品が誰でも簡単に集めることができるといえます。しかし、その上等な部品があっても、組み立て方や工具が無ければ組み立てることができず、乗ることもできません。多くの人が情報の質ばかりに気を取られがちですが、この組み立て方や工具、つまり根本的な考え方を持っていない人が多いのではないかと思います。車やバイクがわかりにくいのであれば料理に例えてみてもよいかもしれません。

 車やバイク、料理ならば、お金さえあれば外注することもできます。というかその方が良い場合ということの方が多いです。しかし、考えるという行為を外注するというのは、かなりリスクが高いし、自由を手放すことと同義です。何も考えないのが自由だという嘘を本気で信じている人も多いかと思いますが、考えない自由というのは存在しません。

 では、その基本的な考え方を得る方法と、日常的に考えることができるように習慣化するための方法の例を提案したいと思います。

①自分が考えていないことを知る

  自分が考えていないことを知るのが第一歩です、どんな人でも考えていない時間があります。後述しますが、考える人ほど瞑想やぼーっとする等の考えない時間をあえて設けたりします。自分が考えていないことを知らない人ほど、無駄に脳を使って、人より疲れたりします。

 それでも、そんなこと知っていると思う人も多いと思うのですが、本当に知っていますか?簡単に知る方法があります。

  「不幸だと思っている」
  「被害者だと思っている」
  「怒りや悲しみなどの感情をすぐに行動として出す」

  上の二つに当てはまるのならば、本当に自分が考えていないことを知らないといえます。何故ならば、人間や動物は本来、不幸や不安がベースで生きているからです。その、不幸や不安があるから行動するというのが基本的なシステムなのです。しかし、考えることができれば、今自分が足りていることに気付けるはずです、つまり、考えるから幸せを見つけることができるのです。考えていないから、目の前の幸せな部分に気付けずに不幸だと感じる。被害者だと思うのも考えが足りません。少し考えれば誰しもが被害者や加害者であることがわかります。それなのに自信を被害者であるとするのは考えることをしていないということになります。三つめはわかりやすいですね。何も考えずに感情を発露させるのは、文字通り考えていないことがわかります。
  0を1にするのは難しいのですが、その難しさというのは、主に知らないということが大きな要因となります。今知ってしまいましたので、そんなに難しくは無いのではないかなと思います。


②一呼吸置く

  文字通りです。一呼吸置きましょう。というと呼吸だけしてしまう人が多いと思うので説明しておきます。厳密に言うと「考える時間を設ける」です。これがなかなか難しい。何が難しいか。やはり習慣化です。そして準備です。まずは習慣化ですが。それはそんなに難しくありません。今だと誰しもがスマホを持っているのでスマホを使いましょう。もっと具体的に言うと、ググりましょう。この記事の冒頭でググってきた資料を張り付けたのですが、イラっとしませんでしたか?そんなあなたは一呼吸置くことができていない人かもしれません。しかし、考える習慣がある人というのは、知らないことがあると調べます、それがすなわち一呼吸置くということです。これが習慣化すると色々な知識が増えるのでいちいち驚きません。すなわちそれが準備です。準備が足りないと人は驚いて感情的になりやすくなります。それが考えることができない頭の悪い状態を作ります。しかし、僕を含め完璧な知識体系や準備がある人はいません。そんな時でも有効なのが一呼吸置くということです。是非オタメシアレ。


③出力する

  上でも説明した通り、考えるうえで知識という材料はとても大事になります、そんな知識を脳に定着させるには出力が大事になります。方法としては人に話したり、SNSで書いてみてもよいし、誰にも見られない日記やメモでも大丈夫です。後で見返せるようにしておくと、脳への負担が減るのでおすすめです。完全に暗記するのは脳への負担が大きいので、忘れた時に知識にいつでもアクセスできるようにしておくのが大事です。
 最強の記憶定着方は「人に教える」です。あまり偉そうにせずに教えてみてください。自分の至らないところに気付けるし、脳に定着します。最強の記憶定着方ともいえますし、最強の勉強法と言えるかもしれません。クラスで優秀な人はクラスメイトに教えていたりしたでしょう?

  

④信じるよりも調べる

  信じるという言葉は耳障りがよいし、世の中では何故か良い言葉だと思われているので、多くの人が採用しています。そして、信じてみても裏切られるので信じないという人が多かったり、信じて裏切られてというのを延々と繰り返すというの散見できます。ギャンブルだとよいかもしれませんが人生のギャンブル性を高めてしまうのは、考えていない頭の悪い方法だということがわかります。ちなみにギャンブルが強い人は知らべたり考えたりしてギャンブル性を下げるということをしていたりします、優秀な証券マンさんとかは上手ですよね。
  もう、お分かりだと思いますが、信じることをするしないではなくて、調べるということをすればよいのです。調べたり考えるという、やることをやったうえで祈るということならまだわかりますが。ただのギャンブルは失敗しやすいし、失敗したときに他責を問いやすくなります。
  もしあなたが、何かについて判断を問われたときにどう行動すればよいかわかりましたか?よくわからないままギャンブルをするのではなく、調べてみましょう。


⑤インターネットを使う

  「いやいや、もう既に使っとるわい」とイラっとしてしまった人もいると思います。一呼吸置きましょう。何かを考える材料や、お金等の価値を得るためにインターネットを使っていますか?それこそ、お金が欲しくてインターネットを使ってお金を得ることができましたか?ほとんどの人が、好きな有名人の情報を得たり、エッチな画像や動画を観たりするくらいなのではないでしょうか?それも価値ではありますし、ほとんどが無料なのですが、その価値を得るために、どれぐらいの時間をスマホに費やしていますか?また、無料で価値を得るだけではなく、SNS等で一喜一憂をして時間やお金を消費していたりしませんか?それは残念ながら「使われている」という状態です。厳密に言うと誰しもが使ったり使われたりしているので、使われている時間が多いか少ないかということになります。
  どうでしょうか?あなたがスマホやインターネットを使っている時間はどれくらいありますか?ここでも一呼吸置いて考えてみましょう。使われている感覚が無かった人は更に一呼吸置いてみましょう。
  では、どのような状態が使っていると言えるのでしょうか?一番簡単なのは検索することです。知らないことや忘れたこと、詳細が知りたい事、調べるために使いましたか?ただ、検索エンジンを回すだけなら誰でもできます。考えている人と考えない人とではどのような差があるのでしょうか? 
 まず、あなたはどの様な時に検索を掛けますか?なんとなく欲求を満たしたり、特に考えずにというような感じでしょうか?それは消費者的な検索と言えます。知らないことがあった時にすぐに検索を掛けるというのが、生産や思考の材料としての検索になります。
  調べ方もあります。わざわざ言う必要もありませんが、多くの検索エンジンでは「貴さん かっこいい」というように、単語の間にスペースを入れて言葉を増やしていくと、より絞り込んだ検索が可能になります。ただし、これもやればよいというわけではなく、コツがあります。
  ①「○○ 効率的」
  ②「○○ 稼ぐ方法」
  ③「○○ 楽に」
  ④「○○ すぐに」

  上記は一例ですが二つ目の言葉の共通点が見えると思います。本来は不可能なのに、できるかのように使われる言葉達です。この様な検索をしてしまう人というのは、カモです。搾取したい人のところに、まんまと飛び込んでしまう可能性が高い。ハッキリ言っておきますが、そんなものは存在しません。検索は辞書や新聞の代わりくらいが関の山です。そんな、ありもしなことを探すより、知らないことを検索することから始めましょう。
  もし、上手い話を聞いたとしても、「○○ 被害者」等の様にネガティブなことも検索できるとよいです、物事の良く見せようとする部分だけ見ても実像は掴めませんし、ノーリスクのものなどありはしないのです。信じるよりも調べましょう。


  どうでしょう?ざっとではありますし、考え方の方法はもっとありますが、手始めにはこれくらいが良いと思います。習慣化については、毎日1分とか、知らないことに遭遇した時、ぐらいから始めてみましょう。大きすぎる負荷は習慣化の敵です。また、人間の脳は、続けたがるという持続性を持っているので、その機能を生かして少しずつやってみましょう。
  考えない人ほど、一朝一夕で物事を修めようとしますが、無理です。まずは一朝一夕は無理ということを知って、コツコツやってみてください。そうすることで、儲けたり成功を収めることは無いにせよ、騙されたりトラブルに巻き込まれたりする可能性はグッと下がると思います。そして、何かをやるうえで考え方というのは役に立つので持っておいて損はありませんよ。



考えたらわかるはウソ

  どうでしょう?考えることの楽しさや、考えないことの怖さみたいなものを1㎜でも感じてもらえたでしょうか?もしそうなら幸いです、最期の章では、対人関係を含めた実践的な部分を少し説明します。

  よく、怒られるときに「考えたらわかるだろ」と言われませんか?ここまで考えることについて述べてきたのですが、この言葉はウソです。考えないとわからないのですが、考えてもわからないことの方が多いというか、ほとんどのことは考えても完全にわかりきることはありません。ここが考えない人がわからないところかもしれません。わかるかわからないかという様な白黒をつけることはできないということです。考えない人が陥りがちな勘違いなのですが、世の中のほとんどのことは二分化できません。度合いが変わっていくだけです。10%わかっているより60%わかっている方が良いよねという話です。もし、失敗したとしても何も考えずに失敗するよりも、考えて失敗する方が次に繋がると思いませんか?もし、考えない人の方が先に成功したとしても、人生は長いので、長いスパンで見た時に結果に差が付いたりします。とはいえ、やらないと、考える材料が得られないので、スタートは切ったもの勝ちだったりするので、それも度合いや確率の話になってきます。
  「考えてもわからないのなら考えなくてもいいじゃないか」という人も多いと思います。それも悪くないです。こうしたらこうなるというのが無い、という以上こうしなければこうなるというのも無いからです。
  学校の勉強までは「答え」がある問題ばかりなのですが、社会や現実では「答え」がわからないことばかりなんですよ。わかることや答えがあることというのはほんの一部です。社会に出るまで答えがあるという風に教育されてきて、いきなり答えの無い世界に放り出されるので、残酷だなと思うのですが、そこは気付いたもの勝ちということで、もし知り合いがいれば教えてあげてもよいのではないでしょうか。
  上でも述べた通り、度合いや確率の問題になってきたりします。運要素や不確定要素を減らしていく作業が考えるということです。

  対人関係においては、ほとんどの場合聞けばいいだけです。「嘘や隠し事をされたらどうするんだ!」と憤る人もいるかもしれません、一呼吸置きましょう。聞くということは、言い換えると「確認」です。確認したうえで相手が嘘や隠し事をしたのなら相手の過失なので煮るなり焼くなりできるのでお得だったりします。基本的には確認や調べることをして、急かされても一呼吸置くようにしておけば、そんなに難しくないと思います。
  驚くべきことに世の中の多くの人が「察する」とか「空気を読む」というのを採用していたりします。どういうことか。上で述べた方法を採用するだけで人間関係がかなり楽になります。察するとか空気を読むというのは、情報を得ないまま考えたり、考えないということなので、そりゃあトラブルが起きるよねと言う状態なのです。やりたい人はやればいいのですが、これも度合いや確率の話なんですよ。関係性や時間を掛けて確認をしていくので、問わず語りや、「あれこれそれ」で会話ができたりするのです。もちろん、行動心理学等の知識を使ってある程度は見えたりもしますが、基本的にそれは仮説であり、確認はします。

  ①仮説…この人はこういう人かもしれない
  ②確認…聞き取り
  ③思考…仮説との相違点を埋めて、次の仮説を立て確認の方法を考える

  基本的には上記の繰り返しです。多くの人が確認や思考を省くので仮説のまま決め付けたりします、これを偏見と言います。
  この確認と考えるということをするだけでハッキング並みの成果がでするのですが、あんまりやっている人が増えないんですよね。めんどくささが人間の最大の敵なのかもしれませんね。


  後述し忘れていましたが、考える人ほど瞑想やぼーっとする等の考えない時間を設けると述べたのですが、それはなぜかというと、脳がアイドリングするからです。寝ている間にも脳は動いているので意図的に休ませるということをするだけで脳の負担が減るのです。考えていな人ほど無駄に疲れるのはアイドリングのし過ぎや、考えずに不安やストレスを感じ続けるということをしてしまうことが大きな要因だったりします。

  というところで、今回は終わりです。また質問があれば聞いてみてください。気が向いたら答えたりします。では、バイチャ!

  

  

  
  

 

  

 





































カモンお布施!レッツゴーお布施!