見出し画像

「プロダクトの価値」で実現するレガシー産業の最適化。 テック人材が事業成長を牽引する。 (エンジニア・田所)

BALLASの成長や組織進化を支えるマネジメントメンバーを、インタビュー記事を通して紹介いたします。

今回は、テックチームを率いる田所 龍介に、エンジニア視点での「リアル × テクノロジー」を融合した事業の面白さや、チームでプロダクトを作り上げる意義について聞いてみました。

>> BALLASの事業内容はこちら <<


━━ 田所さんは、創業期からBALLASのシステムを作ってきましたが、BALLAS入社まではどのようなご経歴だったのでしょうか?

最初は、マーケティングオートメーションの会社でエンジニアとして働いていましたが、よりフルスタックに技術を磨いていきたいと思い、株式会社Catallaxyへ入社しました。

Catallaxyでは、コーディング業務をメインとしつつも、事業部側からの要求・要望などをヒアリングしながら、協議や要件定義〜プロダクトの設計にも携わることができました。開発だけではなくて、ビジネス・事業全体を俯瞰しながら、プロダクト戦略やビジョンを考えていけるエンジニアになりたいという想いがあったため、とても学びが多い環境でした。

そんな中、Catallaxyで任されていた業務が一段落したこともあり、他の業界・業種のサービスにも関わってみたいと思い、フリーランスへ移行しました。

━━ エンジニアとして、あるいはプログラミングのどんなところに面白さを感じていますか?

そもそもエンジニアを目指したきっかけは、「パソコンができるとかっこいいな」と思い、情報系に強い大学を選んだことが始まりです。プログラミングサークルにも入り、プログラミングにどっぷりの4年間で、Webアプリケーションを作る楽しさを感じていたので、大学卒業後には迷わずエンジニアキャリアを選びました。

プログラミングは、自分の書いたコードがアプリケーションやシステムという形で、画面に反映される。自分でつくったものが目に見える面白さがあると思います。いいコードが書けた時、エラーを自力で解決した時、パズルを解くような感覚があり、ある種の爽快感がありますね。

━━ どのような経緯があり、BALLASへのジョインを決めたのでしょうか?

木村さんとは、Catallaxyで出会いました。BALLAS創業、そしてプロダクトを作るにあたり声をかけてもらい、最初は業務委託という形でプロダクト立ち上げのミッションのために参画しました。

創業メンバーである木村さんや大川さんが業界ペインや調達領域における課題を深く把握していたので、それらをプロダクト・システム観点から整理・定義し、どんなシステム、デザインにしていくのか、どんなデータの持ち方がいいのかなど議論を重ねました。固まってきた段階で、システム開発を始めるとなった時に、「自分でやりたい」と決意し、正式にジョインした形です。

当時、BALLASへのコミットは増やしつつも業務委託という形で関わり続ける、あるいは他の会社に転職すると言った選択肢もあったのかもしれませんが、「ゼロから関われる」「プロダクトを一個作り上げる」と言ったチャンスは多くありません。今しかないと強く想いました。

━━ 製造業のスタートアップから、建設業へ。 エンジニア・テックの観点から違いや変化はありますか?

ユーザーという観点では、どちらも現場で業務のアナログさを感じていて、より効率化していきたいという声が多く、テクノロジーの力は非常に求められていると感じています。

「調達」という観点で見ると、それぞれの業界は大きく異なります。それを事業に、プロダクトに、あるいはシステムという一つの形に具現化すると、別物になると感じています。

製造業では、発注者側も受注者側も同じ部品の図面を取り扱うのが基本です。一方、建設業では、発注者(建設工事会社)と受注者(製作工場)それぞれの立場で、設計図、施工図、製作図(部材図)など、具体の度合い、抽象の度合いが異なる図面が存在します。また図面それぞれに対して、要件・仕様のやりとりをします。
これらの情報を、どんなユーザーでも分かりやすく扱いやすいUI/UXの設計にして、デジタルで表現することの難しさ、またその意義を感じています

━━ ソフト面のみでなくハード面、つまり「リアルビジネス × テクノロジー」を融合したアプローチで本質的な解決に取り組んでいるBALLASですが、このアプローチをどう捉えていますか?

業界のペインが深く、市場規模も大きい。また、その場所に建物を作るという、場所や時間の制約が存在するのが建設業界です。そのため、ソフトウェアだけでは足りないだろうということは、初期から理解していました。リアルでの動きが欠かせない業界だからこそ、BALLASの「図面作成・仕様要件定義を含むファブレスメーカー(リアルビジネス)」と「データの蓄積・利活用(テクノロジー)」を組み合わせた独自の事業体やその強みが生きてくると思っています。

テクノロジーは、「良くする」「変える」「便利にする」いろいろな解釈がありますが、「処理能力を増やす」つまり生産性を上げる、というのが共通した価値だと考えています。

人手不足や製作工場の減少などハード面での課題に対して、ソフトとハード両軸で向き合うことで、一人一人の処理能力が上がり、業界としての生産性を上げることができると思っています。

━━ 現在は、仲間が集まりチーム体制となっていますが、創業当初は、テック・プロダクト人材は一人でした。 2022年9月のシステムリリースはどのような経験になりましたか?

ビジネスの観点、システムの観点から言語化、構造化していく、非常に学びのある経験でした。BALLASシステムの開発に向けて、調達課題の優先順位、要求に対しての要件定義、そしてそれはユーザーにとってどういいのか、と木村さんと二人三脚で解像度をあげて具体化していきました。

リリース後もシステムは進化していくことを前提としていた為、当時システムで実現したかった挙動の切り分け・集中、また、早くリリースに持っていけるよう、サブ的な機能には工数をかけない技術選定を行いました。結果、1ヶ月強でのリリースを達成しました。その後も、ユーザー体験の向上のために、システムの改修やアップデートを続けています。

元々、エンジニアとして「いいサービスを作りたい、提供したい。」という想いは強くあるので、「プロダクトの価値」の定義からプロダクトに携わることができたとても貴重な経験です。

━━ チームでのプロダクト開発体制に移り代わり、変化はありましたか?

プロダクトに関する議論は、創業期は木村さんや大川さんと行っていましたし、組織が成長している中で、現場のオペレーションや課題、システムに対するフィードバックなど、ビジネス部門のメンバーと議論することも多く、一人で仕事をしているという感覚はありませんでした。「建設業の最適化のために」という想いで一緒に取り組んできたと思っています。

これからは、より一層チームでの開発だからこそのスピード感や、仕組み化、アイデアの具現化などが重要になっていると考えています。すでにPdM、ドメインPM、デザイナー、エンジニアなどが揃ってきており、大幅なアップデートも予定しています。さらなるプロダクトの進化が楽しみです。

━━ プロダクトの進化には、チームの成長も欠かせないですね。 プロダクト人材・テック人材の採用に力を入れていますが、どのような人にBALLASへジョインしてほしいと考えていますか?

理想を実現するために動ける人。その熱量を持ち続けられる人。」です。

もちろんエンジニアとしてのスキルがあり、技術が好きで磨き続けることは前提ですが、AIの進化により、コーディングするだけなら簡単になる未来がやってきます。PMという専門職種もありますが、エンジニア自身もプロダクトをどう作るか、サービスにはどんな価値があるのか、どんな価値を育てていくのか、ということを考えるのは基本の動きとして必要になってくるでしょう。当事者として、その市場やプロダクトをどれだけ考え、熱量を持ち続けて実現までやりきれるかが個人の成長にも、そしてプロダクトの成長にも繋がると思います。

一緒にプロダクトの価値やユーザー体験を考え抜き、議論できる方のジョインを心待ちにしています。


テック・エンジニア観点から、事業成長と業界の最適化をリードしたいという強い想いがひしひしと伝わってきました。

田所さん、ありがとうございました。

▼ BALLASでのプロダクト開発に興味のある方は、ぜひ一度ご連絡ください。

▼ BALLASメンバーのインタビュー記事はこちら


この記事が参加している募集

PMの仕事

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?