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【後編】起業家ではなく事業家。真っ直ぐに事業と向き合った2年を振り返って。(BALLAS 代表取締役・木村)

BALLASの成長や組織進化を支えるマネジメントメンバーを、インタビュー記事を通して紹介いたします。

今回は、前編に引き続き、代表・木村 将之に、BALLASの事業と組織の現在と未来、またレガシーな建設業界にテクノロジーを持ち込む意義について聞いてみました。

前編と後編の2本立てです。
前編はこちら >>  【前編】起業家ではなく事業家。真っ直ぐに事業と向き合った2年を振り返って(BALLAS 代表取締役・木村)

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━━ BALLASの2年を振り返りながら、お話を伺っていきたいと思います。 これまで、どんな組織づくりを心掛けてきましたか?

ユーザーに関係のない社内のしがらみ、年齢・入社日などの表面的なことは削ぎ落とし、ユーザーへの価値提供に集中する文化づくりを創業1日目から心掛けてきました。50名を超えた今でも、真っ直ぐに事業と向き合うメンバーが非常に清々しく事業を推進しています。

また、BALLASでは、仕事を進める上での3つの能力を「基本姿勢(マインド)、基本動作(思考力)、スキル」と定義しており、その中でも基本姿勢、基本動作を重視する考えが根付いています。個人・組織の成長のブレーキとなるような他責思考や個人主義は取り払い、アクセルとなる使命感やユーザー至上主義を醸成する仕組みづくりも力を入れている点です。

━━ 事業面では、建設業にコミットする2年でしたが、気づきや変化はありましたか?

いざ事業を始めると、想定以上に課題が深く、こんなにもお客様は求めていたのかと驚きました。「DXって何?スタートアップ?システムなんて使えない。」とはじめは突き返されることを想像していたのですが、実際には、本当に困っていて前のめりに話してくださる方が多いです。

加えて、早い段階でお客様からの引き合いをいただけたことや、競争力の高い製作工場さんが多いことが後押しとなり、創業から約1年のタイミングで関西への多拠点化も進めました。大阪万博に関連する外部環境要因もあり、関西拠点も想定以上に伸長しています。

事業全体の進捗でいうと、この2年はセグメントを切り、ターゲティングして、自社のポジショニングを築くようにオペレーションを構築するという初期フェーズでの基本的な動きを、繰り返し、丁寧に、スピード感をもって実行してきました。市場規模が大きく、お客様のニーズが非常に多かったため、この検証には多くのリソースを投下してきました。

結果的には「リアル × テクノロジー」でのソリューションが業界にとって必要で、BALLASのアプローチであると確証した2年だったと振り返って思います。

━━ 建設業にテクノロジーを持ち込む意義は? またどうやって実現するお考えですか?

BALLAS創業前、何百年という歴史をもつ商社からスタートアップのCatallaxyに移る中で、「テクノロジーは考えを実現するのに7-8年かかっていたことを1年でできるようにするもの」と考えてきました。

2024年問題に表される生産性向上、人手不足、原材料高騰など、構造的な課題を抱える建設業において、テクノロジーの力を使って課題解決することは必須です。一方、本質的には完成物を利用する人々の安心・安全が確保された上で、創造性を感じ、より豊かに、幸せに暮らせる社会基盤づくりに活かすものだと捉えています。

リアルな完成物をつくる建設と、ソフトウェアをベースとするテクノロジー。この二つが融合し、最適化を実現するには、双方のワークフロー難易度を落とすことが重要と考えています。属人化した施工・製作技術を言語化すること、どんな人でも直感的に使えるUIUX、それを実現できるのが次世代で求められる会社・事業であり、ビジネスマンだと考えています。

━━ この2年のBALLASの成長をどう捉えていますか?

真っ当な成長ですね。くじ引きで当たりが出て成長している訳ではなく、「どのタイミングでなにを戦略的に検証していく」という仮説検証を継続し、事業推進しています。マネジメント体制も強化され、その精度やスピードは日々加速しています。

スタートアップというと、想定外の爆発的な成長をイメージする方もいるかもしれませんが、私は爆発的な成長すらも戦略に沿って意図的に作るのが経営だと考えています。30年・100年・300年後も続く会社がくじ引きの連続で成立する訳がなく、BALLASとしては再現性のある成長を追求しています。

━━ 「真っ当な成長」をしてきたBALLASですが、組織面では課題はありますか? また、これからの成長に必要な人材の在り方をどう考えていますか?

今の課題は、「素直で真面目なこと」です。真面目さは基本姿勢の根本で、それ自体はBALLAS人材の共通基盤だと思います。一方、ユーザー至上主義で社会への価値を最大化することにこだわり、ルールや制約すらも取っ払って更に進化していくフェーズにきています。

マネジメントレベルでは、直近は組織の複雑化が起こす50人の壁、役割の細分化による100人の壁に対して、先手で対応することです。繰り返しですが、ユーザー至上主義で企業理念に則り、会社・事業フェーズに合わせたマネジメント手法、および自らの役割を変化し続けられるチームを志向しています。

━━ BALLASのこれからの10年についてどう目論んでいますか?

まずBALLASでは創業から10年後の2032年までの10カ年計画があります。我々がこだわる「建設業 ”全体を” 最適化する」一つのマイルストーンとして、10年目は節目です。国内だけでも60兆円という巨大市場ですから、既に取り組んでいるパートナーさんとの協業を含めて、サプライチェーン全体に寄与できているあり姿を描いています。

一方、今から10年後だと2034年ですね。上記はやりきる前提で、より広い視点でBALLAS流の価値を発揮し続けたいと考えています。概念論になりますが、自社の機能にこだわり、ある種の制約条件でもある「建設業」「最適化」を超越していく考えです。そのためにも「建設業を最適化し、人々を幸せに。」に真っ向から対峙し、本質を追求し続けています

また、BALLASでは組織で働く意味を「一個人では生み出せない規模の価値を発揮すること」と定義しています。BALLASにいるメンバーは、どの会社でも、個人でも活躍できる優秀な人たちが集まっています。そんな方々と組織で働く意味を噛み締めながら、10年後も挑戦し続ける会社にします。


木村さん、ありがとうございました。組織・事業への真っ直ぐな想いを聞き、ますますBALLASのこれからが楽しみになるインタビューでした。


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