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いざシルビアへ~トウシューズ再チャレンジへの道③

私とAちゃんは天神地下街で待ち合わせ、バレエ用品の店シルビアへ向かう。コロナ以降はトウシューズフィッティングも予約が必要になった。これもAちゃん情報。私の様々なバレエ情報はAちゃんからもたらされることが多い。今日は10時半から予約済みなのでバッチリである。
(予約しないとフィッティングが出来ないわけではないようです)

私「〇番出口だっけ?」
Aちゃん「こっちこっち」

え、そうだったっけ? なんだか腑に落ちないが、ついていく。
なにせ、Aちゃんは私よりずっと行動範囲が広い。いろんな場所に詳しいのだ。それに私は方向音痴だし。

お喋りしながらどんどん歩いていく。


トウシューズフィッティングのために、今日はタイツを履いてきた。
昨日お風呂で足を念入りに洗ったし、爪も切った。準備万端!
トウパッドも一応持ってきている。数年前のだから樹脂がベタついて劣化しているが。まあ、駄目なら貸してもらえるしね。
今トウパッドはどんなのが主流なのかしら? もちろん新調しよう。
今日は買う気満々であるから思わぬものも買ってしまうかも。

あれ……? やっぱり道が思ってるところと違う。


私「もしかして、シルビア場所変わった?」
Aちゃん「そうよ。知らなかった!?」
私「えー!」


なんと、しばらくトウシューズとは縁がなく、
レオタードやタイツなどはネットショップで購入していたため、
シルビアが移転していたのを知らなかった。
新しいショップは一見それとはわからない、ビルの2階。
大通りには面しているけど、
知ってる人じゃないとわかりにくいかな。。

シルビア福岡店、一応リンク貼っときますね。

http://www.sylvia.co.jp/location/img/09Map_Fukuoka20201227.png


いよいよ入店。店内は以前より少しだけ狭くなったかな?
でも、レオタードやスカート、タイツなどのレッスンウェア、シューズ類、小物、化粧道具などが並んだ光景は壮観。これこれ、この世界が大好きなの。

意気揚々と、予約してトウシューズフィッティングに来ている旨を述べる。
と、ベテラン(と思われる)女性店員さんが尋ねる。


「これ、と決めてきているのありますか?」
トウシューズにはいくつかのブランドがあり、その中でも多くの種類があるのだ。

候補ね! はいはい! ありますぞ。
おずおずと、しかしハッキリと答える。

「あのー、メルレのベル……」

あ~~。そんな言葉を発するのさえ誇らしい。
「グリシコの2007」とか「アールクラス」とか!!
バレエやってる人✨✨ってカンジ~~~。
あ、私もう30年以上やってる人だけどね。


「前やってたけど、5年ぶりに再開しようと思って」



聞かれてもいないけど自ら言う。
「わあ~いいですね」
店員さんも笑顔で合わせてくださる。
ありがとうございます。


「メルレ」はおフランスのバレエ用品ブランドである。
以前私が履いていたのも「メルレ」。
「ベル」ではなく「リングトン」だった。
(「リングトン」はもう生産終了らしい)
「ベル」はお教室のバレエの先生に勧められた。大人の初心者向けとして
一般的なトウシューズらしい。


私の足に合わせて「幅広」のベルがついに私の目の前に。
靴を脱いでいよいよそのトウシューズを履いてみる。
壁には金属製の小さなバーが取り付けられているので、
それにつかまり立ってみる。

「オオ―!」

久々の感触。こんなだったっけ。
別に立ちにくい感じはしないけど……よくわからない。


Aちゃんが「キレイキレイ」とか言ってくれる。
5年ぶりにトウシューズ履いて立ってる私。嬉しいな♪

                   《続く》









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