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パリ郊外ハーフマラソンを走って

11月末になると、2年前に雪の中で走ったSante Lyon 78kmが思い出されるが、今年は
11/26にパリの隣のブローニュ・ビヤンクール(Boulogne Billancort)というところで、クラブ仲間達とハーフマラソンを走ってきた。

1 フランスナンバー2 ??

実は、2017年にも走っており、今回が2回目。1年間、このブローニュ・ビヤンクールに住んでいたこともあって、最も家から近くで開催される大会ということで、何も知らずにエントリーし、フランスでの初めてのレースであった。

当時の記憶として、1時間18分台(1:18:01)でゴールしたこと、優勝者はリオのオリンピック選手で61分くらいで、何てレベルが高い大会なのだろうと思ったこと。

後に、本大会は世界ロードレース協会に認定されているとても格が高いことが知る。しかし、今は認定外となったので、レベルは下がったものの(格が高い大会は一定水準の選手を招待する必要あり)、それでもトップは63分位(今回は63’43)である。

いわゆるローカル大会であり、参加者のほとんどがフランス人で、若干ヨーロッパの参加者がいる程度。今回の完走者8554人のうちフランス人は8197人。日本人は9人、全て滞在者であろう。

レベル、規模を考えると、ハーフマラソンならば、フランス国内では、3月第1週にパリで開催されるパリハーフマラソンに次ぐ大会ではないかと思われる。

パリハーフのレベル、規模感についてちょっと調べてみると、2023年は、完走者45373人、トップ3は、日本記録よりも速い59分代でハイレベル。私は一昨年パリハーフを走ったが、とにかく大規模大会で、道路は走り易いが、後半の度重なる起伏がきついという印象。

ちなみに、昨年2022年のパリハーフの2位は、当時東京国際大学で留学生最強と言われ、箱根駅伝の2、3、4区の区間記録を持っているイエゴン・ヴィンセントが2位に輝いている。

2大会の特徴


・高低差はそれほどないものの、小刻みなアップダウン、カーブが多い印象。コース図は下のとおり。コース右(東側)がパリ、コースを囲む川がセーヌ川、上部のブローニュの森(広大で東京ドーム180個分とか)の中が少し複雑。ブローニュの森はよく走っており、コースは大体分かる点は有利ではあったものの、レース後も改めて行ってみたが、変わったところを走るなと感じた。


なお、この地図上にパリ五輪のコースの一部もあるが、今回は交差しただけ。また、左上部にあるのは毎年10月に凱旋門賞が開催されるロンシャン競馬場。以前は競馬場近くの道路を走るコースが設定されていたが、今回は変更された。

ブローニュの森の中。横断歩道のところを右折


・コースが狭いところ、足元も道路がくぼんでいたり、車のスピード抑制のための段差が相当数あったりと、足元に気をつけないと転倒のリスクがあるコース。

足元注意⚠️

・森の中を走る分、応援する人は比較的少なめ。

練習でよく走るコース

・スタートは10時。11月下旬で、この時期はどんよりした天気が多く、昨年は雨模様、今年も少し寒かったものの、走る時期として良い時期であり、風もなく、おすすめの大会。

3結果、感想

1:15:53(ネット)
全体:327/8554
年齢別:24/754

目標の75分も少し届かずも、3週間前の駅伝の10kmが37分だったことを考えるとだいぶ戻した点、後半しんどくなったところでもフォームを崩さずペースの落ち込みを抑えた点が良かったものの、途中の登りでの落ち込みやラスト1kmの絞り出しは課題。

今年4月のロッテルダムや、昨年2月のセビリアのハーフ通過タイムは、今回よりも速かったこともあり、次のマラソン(2月)では今回のタイム以上で、マラソンのゴールまで持っていきたい。

4その他

・スタート
予定は10時だったが、何らかのトラブルで、7、8分遅れた。この手の遅れはこちらでは多いが、寒空の下で薄着で待つのは流石に寒かった。

スタートで毎回の如くあるのが、隅の方で用を足す人がいること。寒空の下に早くから並ぶためそうなるのもやむを得ないが、男性だけではなく、女性もだから驚く。

・クラブメンバー達の活躍
69,70,71分台で9人、その中には59歳の方が70分21秒が入るなど、クラブメンバーの上位層、サブ2.5の面々達には改めて溝を開けられてしまったという印象と、追う背中が多いという面では良いとも捉えている。

スタート会場
コース近くのロンシャン競馬場
表紙の写真にかなり小さく写ってます

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