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フランス選手権10km走ってきた

4月9日土曜日にフランス選手権の10km、ロードレースを走ってきた。アラフォーの日本人がフランス選手権??とお思いの方は、過去の記事を読んでいただければと思う。

場所は、Boulogne-sur-Merという、いわゆる港街での開催。パリから260キロ近く離れており、パリよりもロンドンの方が近いような場所。交通の便が悪く、車で行かないと相当時間を要し、かつ最終レースに出るとその日のうちに公共交通機関ではその日のうちに帰れないという街での開催。

コースは、海近くを流れる河川の橋と橋を2周回するコース。

私のレースは午後5時スタート。そんな時間にスタートするレース初めて。

この時間帯にスタートするのは、以下の面々。
16,17歳の部
18,19歳の部
20〜22歳の部
40歳以上で5歳毎に区切られた部

私は今年8月で40歳になるということで、40〜44歳の部に出場。1番若いだけにチャンスがあると言えばあるが、レベルが違う。。

色んなカテゴリーの出場者がいるので、ゼッケンは前にナンバーカード、後ろにカテゴリーの書いたものに加えて、フランス外の人と分かるようさらに1枚ということで、私は3枚のゼッケンをつけて走った。こんなのも初めて。

18時30分からは、女子の全カテゴリーが、20時から男子の23〜34歳の部と35〜39歳の部の2つの部門がスタート。

私が走った17時スタートのエントリー数はゼッケン番号の数からすると749人。20時スタートのエントリー数は549人。それぞれのスタート整列位置も速い人、例えば17時スタートでは、32分45秒以内の資格タイムを持っている者はエリートで最前列から、そここら35分以内の者は次、さらにそれ以降はさらに後という感じ。

私はエリートには入れなかったので、スタートまで少し時間を要したが、せいぜい数秒レベル。それ以上の怖いのは、フランス1を決めるレースだけに、みんな少しでも前に前に行こうとするので、スタート時の転倒にはかなり注意する必要があった。

スタート地点
川周辺を走る
ゴール地点

私の結果は、グロスで34分12秒。17時スタートした中では、完走者621人中の125位、カテゴリー内では44位だった。

なんとも評価しづらい微妙な順位ではあるが、社会人になってからのベストタイムであった。

正直、レースの週の月曜の練習中にハムストリングをやってしまい、木曜夜には棄権しようかと思っていたところ、知人の紹介でマッサージをレース前日の金曜に受けることができ、なんとか走れる状態になったが、それがなければもっと行けたのではないかと思いつつも、半ば諦めていただけに十分な結果とも言える。

全体の優勝はトップの写真中のゼッケンナンバー1のランナー。地元クラブのランナーで、タイムは27分41秒で、2位に48秒も差をつける大差。フランス歴代2位の好タイムだったようだ。

その日は、日本では金栗記念陸上が開催されており、10000mの日本人トップは伊藤選手の27分42秒だから、それとほぼ同じタイム。フランス選手権の方はロードで条件は違うが、完全に一人旅のレースだけにフランス側の方が価値があるかもしれない。

その人は、Jimmy Gressier という名前で、1997年生まれの25歳で、日本の長距離界を引っ張る相澤選手や伊藤選手と同世代。

U23の2018年のヨーロッパ選手権で、5000と10000の両方で金メダルを獲得。ベストタイムは1500mが3分36秒04で、先日の金栗記念で三浦選手が日本歴代2位の3分36秒59を出したが、それより速く、5000mは13分8秒99で大迫選手の日本記録よりも秒未満で遅く、10000mは確認とれないが、10キロは今回の記録がベストの模様。東京五輪の5000Mの決勝に残っているだけに、今後も日本のライバルになるだろう。

そんな強い選手と時間は違えど同じレースに出て、雰囲気が味わえたことは、今後のトレーニングを行う上での大変良いモチベーションとなった。経験し難いことを経験できて、本当に良かった。

市内の様子1
市内の様子2
市内の様子3
市内の様子4
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