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【Sound #2】 音で映像コンテンツを彩る!ライブ映像や番組制作のサウンドについて

はじめに

こんにちは、バルスのサウンドチームです!
サウンドチームは、ライブで使うカラオケ音源の調整とクリックの作成、スムーズで事故のないオペレーションを目指したシーケンス作成、当日PAとマニピュレートなど、3Dライブのサウンド周り全般の制作とオペレートを行っています。
ライブ当日のオペレーションとは別に、スタジオ外でのロケ収録や、Blu-ray、ライブオープニング・エンディング映像のMA(マルチオーディオ)、ライブやイベント、バラエティ番組で使用する効果音の制作も行っています。

前回の記事ではバーチャルライブにおけるサウンドメイクについてご紹介しましたが、本記事では3Dライブ以外で作っている音について紹介していきます。


MA (マルチオーディオ)

MAとは、映像に乗せるナレーション・効果音・BGMなど様々な音声のバランスを細かく整えたり、ノイズを除去したりして視聴者が聞き取りやすく、楽しむことができるよう音の最終調整をする工程です。
MAには様々な音の作業がありますが、例として3DライブのBlu-rayを製作する際のMA作業をご紹介します。

3DライブのBlu-rayのMA

生バンドの3DライブをBlu-rayにする場合、ボーカルはもちろんギターやドラムなど、会場で鳴っているほとんどの音を別々に録音しておきます。
そして、会場で録音した何十本にも及ぶ音源を並べてミックス作業をしていきます。

編集画面の一部

ライブでは通常のレコーディングと異なり、多くの演奏者やシンガーが一つのステージに立ちパフォーマンスを行うため、例えばシンガーのマイクにギターの音が入るなど、ノイズ(被り)が多く入ります。
このノイズもライブ感を演出するのに役立つため、生かす場所は生かし、不要な箇所はノイズを除去しながら作業を進めていきます。
また、楽器や歌声に加え会場のファンの歓声や拍手の音もミックスして、ライブの臨場感を活かした音源に仕上げていきます。

上記映像はバルスにて撮影・編集・音源のMixを行いました。会場の広さや楽曲のもつ楽しさ・荒々しさを表現したミックスに仕上げました。

効果音(SE)の制作

ライブやイベントで使用する効果音もバルスで制作することがあります。
3Dライブやイベントの舞台となる3D空間は、巨大なクッキーが空から落ちてきて割れる、光線が降り注ぐ、などなど…現実では起こり得ない演出を実現することが可能です。
一方で、映像(3D)で面白い演出を実現できても、音が付いていないと迫力やリアル感に欠けてしまい、演出の良さを最大限に生かすことができません。
そのため、ソフトウェアシンセサイザーの音色や、多数の音源を重ねながら効果音を制作していきます。

例えば、巨大なクッキーが空から落ちてきて割れる音であれば、地響きの音、岩が砕ける音、砂利が飛ぶ音などを組み合わせることで、演出に合った効果音に仕上げることが可能です。このように要素に分解して、それらをMIXしていくことで細かく効果音を作っています。

実写コンテンツでの経験を活かした音制作

これらの音制作は、リアルアーティストのライブや音楽制作、声優さんや俳優さんの番組制作の経験などから来ており、実写コンテンツでの経験も活かし、ロケ番組やライブの収録からMAまで一貫して制作を行うことで、高品質で統一感のある音を皆さんにお届けできるようにしています。

上記番組はバルスにて撮影・編集・MAを行いました。


おわりに

バルスのサウンドチームは、イベント本番の音響オペレーションだけではなく、Blu-rayやオープニング・エンディング映像のMA、ライブで使用するSEの制作など、音に関する細部までこだわっています。
このような細やかな工夫を通じて、私たちは皆さんに最高のエンターテイメント体験を提供することを目指しています。

バルスではハイクオリティな3Dライブを実現するため、サウンド面でも様々なアプローチを行っています。また、個人VTuberの方でも気軽に3Dライブを実現できるようなプランも提供しています。

とにかく3Dライブを実施したい!サウンドにこだわったライブをしたい!など3Dライブに関するご要望がございましたら、是非お気軽にご相談ください。

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