見出し画像

19年

うちに来て19年、私や家族を見守りながらそばにいてくれた愛猫が天国へ行きました。

実家に行かないといけないというのは、私にとってはトラウマの海に自ら身を投げる行為に等しいので、人づてに訃報を聞いたときは恐怖心や不安に襲われてしまった。でも、何よりも悲しくて、どうしても最後に会いたくて、覚悟を決めて会いに行った。

老衰だったようだけれど、前々日まではいつもと変わらない様子で元気だったらしく、前日の夜、食欲が無くなったなぁと思っていたら、それからはすぐだったらしい。あまり苦しまずに、最後まで元気でいてくれたことだけが救いに思える。

本当に、顔を見られてよかった。子供の頃、つらくてよく泣いていた私に、唯一寄り添ってくれた大事な家族だった。優しくて、いつも泣き止むまで体を引っ付けてそばにいてくれた。どれだけのものをあの子からもらっただろう。私は、少しでもあの子を幸せにできたんだろうか。

トップ画像は、あの子の毛を少しもらって作った樹脂製のペンダント。一生の宝物になった。

ずっと大好きだよ。
ずっとそばにいてくれてありがとう。
天国に行けるよう私も頑張るから、そのときはまた、ずっと一緒にいようね。

この記事が参加している募集

我が家のペット自慢

いただいたサポートはさくちゃんとバブちゃんの生活を守るために、そして今後も作品づくりを継続するための活動費として、大切に使わせていただきます! お礼のメッセージは吉川本人から個別にお送りしております。