言い訳は　聞きたくもなし　興味なし
言わぬが花よ　次で挽回

「申し訳ございません。私が勝手に勘違いしておりまして～」
「そんな言い訳はどうでもいいんだよ」

ピシャッと遮られた弁明。頭でわかっていてもできない。言い訳してる自分に更なる苛立ち。人の言い訳は聞き苦しいと思っているのに自分も同じ。そんなことに興味ないし「言わぬが花でしょ」なんてツッパってる自分。だけど、言い訳してるのも今の自分。

そんな私にとなりのＥ子さんがスッとおやつを差し入れ。
「これ噛んで気分転換」
（食べて じゃなくて、噛んで？）
岩のように固いヌガー「岩ヌガー」。こんなの携帯しているE子さんって…
「あ、ありがとう」で口に入れる。ヌヌッ、確かに固い！ 歯にくっついたら噛むのが超たいへん。美味しいかを味わうより、どうやって咀嚼したらいいわけ？ できる限り顔の筋肉を使ってなんとか砕破。

はぁ～疲れた。クシャおじさんみたいな顔してたんだろうな、きっと。あれ、待てよ。なんかいい次の手が浮かんできた感じ。頭の中で電球がピカッ。60W、光る。

なるほどね。悔しい、と思ったら口に出さず、言葉を呑み込む、感情を噛み砕く。そして一呼吸。リズムを変えて新たなブレイクスルーを生み出す。
Ｅ子さんのナイスパス、Ｅね！
アイスブレイク、ナイスブレイク。