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バレットジャーナル界隈はきらびやかなノートを見せびらかすだけのコンテンツが多すぎる問題

2023年に入ってから、身の回りの環境をいろいろとアップデートしようと励んでいる。その中でも大きな変化は、手書きノートの採用・バレットジャーナルの活用である。

バレットジャーナルは「ライダー・キャロル」が提唱しているノート術。自分の過去・現在・未来をノートで管理できる画期的な手法だ。

手法の詳細を知るには、オリジナルの著書を読むのが一番。そこそこの厚みがあるようにみえるが、非常に読みやすいので、あっという間に読了できるだろう。


バレットジャーナルを採用する目的

バレットジャーナルのすばらしいところは、自分の頭の中を整理できるところにある。

いままで感じていた不安や迷い。夜、布団に潜り込んでから感じる、漠然とした焦燥感。そういった、自分の背中に張り付いてくるイヤな感じを拭い去れるのが、バレットジャーナルの効果だ。

それは「過去」と「現在」と「未来」を繋ぐノート術。

計画を立てて、経過をたどり、記憶を維持する。それに加えて創造性を高めることができる。頭の中を整理して、自分への理解を深め、思考を整理する。

これがバレットジャーナルを採用する理由であり、期待するべき効果だ。


「キレイなノート術コンテスト」に惑わされてはいけない

しかしなぜだろうか。

世の中で「バレットジャーナル」と検索すれば、数多くの実例が出てくる。「自分はこうやっています」「こんな風にノートを作っています」そんな話は山ほど出てくる。

しかしどれも、きらびやかなノートを見せびらかすだけのコンテンツでしかないのだ。
色ペンを数々つかい、きらびやかな装飾やイラストを書き込み、「わたしの作品をみて」と言わんばかりである。

そしてそれを見た人は思うだろう。「うわーすごい。。。自分にはマネできないや、やっぱりこの人はすごいんだなぁ。。。」と。


伝われ!バレットジャーナルのすばらしさ

違う!違うんだ!
バレットジャーナルは誰にでも真似できるし、今日から始められる簡単なノート術なんだ!

  • 面倒な文章を書かないで、シンプルな箇条書きで要点をつなごう。

  • あちこちに散乱する情報を、1冊のノートにまとめよう。

  • それぞれの情報は「Index」って目次を作って、ページ番号を振るだけでいい。

面倒なことは何もなく、手間も道具も必要ない。ペンと紙さえあれば、いまからでも始められる。

それだけのことで、いままでくぐもっていたあなたの頭のなかの霧が、ブワーッと晴れ渡り、陽がさしこむ。そんな快感を感じられるすばらしい手法。あなたを救うかもしれない、画期的な出会いになるかもしれないのだ。

雑でいい。キレイじゃなくていい。ノートなんて自分が見返すだけなんだから、自分だけが読めればいい。キレイな “作品” を作ろうとしなくていいのだ。

大切なのは「目的」を見失わないこと。自分が「なぜ」バレットジャーナルを使うのかを常に意識して、そのために「どうやったらいいか」を考えることが大切なのだ。


自称バレットジャーナル愛用者🤔

それなのに「自称バレットジャーナル愛用者」は、その手法を見せびらかして、自分の良い格好をみせたいだけ。本当に困っている人たちのために、その手法の素晴らしさを教えるのではなく、「自分はあなたとは違う」と蹴落としてくる。

もちろん、本人たちにそういう意図があるとは思わないし、悪気もないのだろう。しかし僕からは、そうやってみえてしまうのだ。

少なくとも僕には「バレットジャーナルはむずかしい」と感じさせられた過去がある。きらびやかなノートを見せられて「あぁ、絵も書けない、きれいな字も書けない自分では、満足なノートは作れないだろう」と挫折させられた。


1本の動画との出会いで救われたのは僕

今日ぼくがこの記事を書いたのは、あなたには、そんな苦しみを感じてもらいたくないからだ。

僕がこの「バレットジャーナル恐怖症」から抜け出せたのは、ひとつの動画がきっかけだった。「Apple信者1億人創出計画」というメディアを運営している「ぬふぬふさん」が紹介する以下の動画。これが本当にすばらしかった。


動画の主体は「なぜバレットジャーナルがすばらしいか」にフォーカスしている。ご本人がその本質を理解した上で、「自分はこうやっている」という自分なりにカスタマイズ内容を紹介しているので、安心してみていられるのだ。

しかも、非常に実践的。背伸びをしていなくて、「今日」という一日の延長線上を見せられているような、自然な内容。だからこそ自分もバレットジャーナルをもう一度チャレンジしてみようと思えたのだ。


だから伝えたい。

もし過去にバレットジャーナルに挑戦して、しかし挫折してしまった人がいたら、ぜひこの動画をみて、もう一度トライしてみてほしい。バレットジャーナルの本質にふれて、今度こそ自分なりの使い方を見つけてほしい。

誰かに見せるためのノートじゃない、自分のためだけのノートを作ってほしい。

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