久しぶりに会社に来ている。一週間ぶりだ。今日は会社の忘年会ということで、徒歩20分 + 電車20分の道のりを、足取り軽くやってきた。

こういうときは、つくづく薄くて軽いキーボードはいいなぁと思う。

家を出るその瞬間までは、HHKBを持っていこうと思っていたのだ。僕の愛機。HHKB HYBRID Type-s。しかしリュックを背負おうと持ち上げたその瞬間に、心がくじけてしまった。

重すぎる。

僕のリュックに入っているものの内訳はこうだ。

• パソコン：MacBook Air

• マウス：M575

• タブレット：iPad mini

• 水：600mlペットボトル

これにくわえてHHKBを入れて、いざ会社に向かおうとしたとき、その重さに心がくじけてしまったのだ。この重さを背負って片道1時間弱を過ごすのは難儀なのである。

だから僕は、HHKBをそっと机にしまい、代わりにMX KEYS miniを雑にリュックに突っ込んだ。

コイツは薄くてかさばらない。500gもあるので、決して軽いとは言い難いが——。

待てよ。HHKB HYBRID Type-S の重量は、電池を含まないで550g。これに単三電池2本分の50gを足しても、約600g程度にしかならない。

MX KEYS mini であっても、500gの重さがある。その差はたった100g。ほとんど差はないと言ってもいいレベルだ。

でもしかし、なぜだろう。MX KEYS miniを入れたカバンのほうが、足取りは軽やかなのである。実に不思議だ。