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Z世代サラリーマンの適応障害体験談

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発症→休職→復職までのすべての体験を共有します。適応障害に関する12個のテーマについて僕の実体験と考えをまとめました。
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記事一覧

【復職済み適応障害】ネガティブな自分が一生いるよ。

症状が改善しても、うちに潜んでいる適応障害 先週の日曜日は何の予定もない休みでした。 起床。 掃除と洗濯。 朝ごはんは肉うどん。 コーヒーを飲みながらブログを執筆。 お昼はおにぎりと味噌汁と卵焼き。 シャーロックホームズを見て、昼寝。 Fred PerryのポロシャツにDIESELのデニム。 暑くも寒くもない風が気持ち良い天気。 近所の公園を散歩。 体調良好。 最高の1日です。 それでも僕はネガティブ思考でした。 悪いことばかり、怖いことばかり考えてしまっていました。

【経験者が語る】必要な休養期間とは?休養が一番難しかった。

自己紹介 こんにちは。バナボ千尋です。 僕は社会人2年目に適応障害で休職し、3カ月で復職したサラリーマンです。 現在も適応障害やその他精神疾患に悩む方に向けて、克服のヒントとなるブログを書いています。 僕自身のリアルな体験談は以下記事に書いていますので、気になる方は読んでみてください。 休養期間とは? 休養期間とは、抑うつや不眠などの適応障害の症状が改善するまでの期間のことです。 適応障害で休職した方は、以下の順序で復職します。 ① 休養(休職前期) ② リハビリ・復

【Z世代サラリーマンの適応障害体験談⑫】復職成功!僕の正直な気持ち。決して職場環境は良くない。

復職直後の体調 適応障害の発症から休職までの流れについては過去記事をお読みください。 僕は約3ヶ月の休職を経て復職しました。 所属部署は異動になり、苦手な上司とは一切顔を合わせていません。 復職直後の朝は下痢をしていました。 会社に近づくほど緊張感が増していく感覚もありました。 休養を経て元気になったと思っていてもそんなものですね。 1週間くらい経てば身体も慣れてきて、体調も改善しました。 仕事は業務内容がアプリケーション開発からシステム保守・運用へ大きく変わったこと

【Z世代サラリーマンの適応障害体験談⑪】症状改善!休職中の僕は瞑想を始めた

瞑想を始めたきっかけ 僕は適応障害になってから瞑想をするようになりました。 友人に紹介されたのがきっかけです。 iPhoneのヘルスケアと連携できる瞑想アプリを入れて、マインドフル時間を管理しています。 僕は休職中、将来の不安や現状の課題が頭の中を駆け巡って最終的にはぼーっとしているみたいな時間が多かったです。 そして気分は落ち込み、結局何もできずに1日が終わっていきました。 瞑想をすると複雑に絡み合った脳内がすーっと解けていきます。 気分が不安から解放されて自然と規則

【Z世代サラリーマンの適応障害体験談⑩】再休職防止のための根本原因解決

最重要記事 今回は適応障害体験談の中で核となる記事です。 あなたの不安を解消するヒントになるかと思います。 夜のドライブ 夜の第三京浜を気持ち良く走っているとき、「この車は良い車だな〜」とつい呟いてしまいました。 この言葉どこかで聞き覚えがあるなぁと思いました。 それは僕が小学1年生ごろだったでしょうか、父と2人で富士山ドライブをしていたときに父が言っていた言葉でした。 ドライブ中、ずっと僕は緊張していました。 何か悪いことをして父を怒らせてはいけない、 あまり気を

【Z世代サラリーマンの適応障害体験談⑨】適応障害が治るまでの流れ・治し方

適応障害の治し方 適応障害の治し方は、休養と環境整備です。 僕の場合は1ヶ月のんびり楽しく休養をとったら、心は軽くなりました。これは短い方ではないかと思っています。 2週間に1度の部長とのオンライン面談が、良い指標になりました。休職した直後は部長と話をすると、もう職場に戻れないなという絶望感がありました。 のんびり過ごして休養を取ると、不思議と業務をしていたころと同じような感覚でお話しできるようになっていきました。 環境整備 環境整備は人それぞれでしょう。 仕事内容が自

【Z世代サラリーマンの適応障害体験談⑦】処方された薬と薬に頼らなかった理由

僕の処方された薬 精神科や心療内科を受診すると、必ずしも薬を処方されるわけではありません。症状の程度や原因、個人の希望などを考慮して、医師が判断するそうです。 環境改善など、薬以外の治療法も有効な場合があり、必ずしも薬が必要とは限りません。 僕は初診時にロラゼパムという頓服薬を処方されました。 不安や緊張を和らげる抗うつ薬で、緊張感で眠れないときなどに飲んでみてと担当医に言われました。 さらにその2週間後にはエスシタロプラムという意欲低下の改善や気分を落ち着かせる効果が期

【Z世代サラリーマンの適応障害体験談⑧】適応障害で生活費が足りない?傷病手当金の受け取りについて

休職中、お金ない 休職するとノーワーク・ノーペイの原則に従い、固定給の支給は停止されます。一般的に人の不安とお金は密接に関わっていますから、精神疾患で休職した僕は給与面でも苦しめられました。 いつもお世話になっている美容師さんに休職した話をすると、 「僕の同僚でも休職した人いましたよ。彼は1週間九州旅行行ってましたね。ぜひゆっくりリフレッシュしてください!」 と言われました。 1人旅も良いなぁと思いましたが、入社2年目の僕にはそんな貯金はありませんでした。 給料も入らな

【Z世代サラリーマンの適応障害体験談⑥】経験から語る、休職までの流れと休職期間の過ごし方

休職までの流れ 僕は仮病で心療内科に行ったその日のうちに人事部の相談窓口宛に相談メールを送信しました。これまで適応障害と診断された社員の対応経験のある人事なら良いアイデアを持っているに違いないと思いました。 人事からすぐに返信があり、オンライン面談をすることになりました。診察結果を含めた現状を伝えると、休職に向けて話が進みました。 人事から部長に話がいき、すぐに部長ともオンライン面談を実施することになりました。部長は他チームからメンバーのアサインをし、プロジェクト環境の整備

【Z世代サラリーマンの適応障害体験談⑤】病院での診察と重要な診断書について

医師の診断で楽になる 身体、精神どちらにも共通して言えることですが、医者から病気であること、治療で回復が可能であることを告げられると楽になるものです。客観的な事実に基づき、自分で自分を慰めることができるからでしょうか。 病気だから仕方ないねっと。 心の診察をしていただけるのは、精神科、心療内科、メンタルクリニックです。僕にとって心療内科で診察をし、結果をもらうというのは心を軽くする1つの手段でした。 心療内科を知るきっかけ 僕はWeb上のストレス度合チェックテストをよ

【Z世代サラリーマンの適応障害体験談④】職場のストレスで適応障害?社内の人間関係の真実

僕の仕事について 僕の仕事内容については以前の記事に記載していますので、まだ読んでいないかたはこちらをお読みください。 所属していたアプリ開発チーム 僕の所属するチームはNさんという40代プロジェクトマネージャーが管理するチームでした。通称Nチーム。 Nチームは少数精鋭で、優秀な4名のエンジニアが揃っているという特徴がありました。そこに2年前僕を含む新人エンジニアが3名加入しました。 チーム配属後に先輩から聞きましたが、Nさんは「なんで新人が3人も入るんだ、ちっ」と面倒

【Z世代サラリーマンの適応障害体験談③】適応障害と仕事の深い関係

僕の仕事 僕はIT企業に勤めるシステムエンジニアです。 それなりに歴史のある企業です。 システムエンジニアといってもさらに細分化され、作るものもさまざまですが、僕はメーカー向けのIoTシステムを作っていました。数年後みなさんの生活を支えることにもなる結構面白いものです。顧客も業界最大手の企業様だったので、部内でも注目度の高い案件でした。 勤務状況 僕の仕事のスピードは、同僚と比較しても著しく遅かったと思います。今振り返るとどんどん遅くなっていた気がします。 「あなたは細

【Z世代サラリーマンの適応障害体験談②】まさか僕が?適応障害になった僕の性格

適応障害になりやすい人の特徴 適応障害やうつ病になりやすい人と検索すると、以下のような情報が見られました。 ・真面目 ・几帳面 ・責任感が強い ・人あたりが良く、周りからの評価も高い人 なんだか悪い気はしませんが、よく考えてみると大体の社会人が上記に値するのではないでしょうか。 学生時代の僕 あなたの周りに落ち込みやすい人やネガティブ思考の人はいますか? そういう人が抑うつ状態となるのは、なんとなく想像できる気がします。 僕は人との距離感の取り方はうまく、社交的な

【Z世代サラリーマンの適応障害体験談①】適応障害の症状の始まり

手の震え いつからか明確に覚えているわけではありませんが、キーボードの上にある両手が小刻みに震えるようになりました。早急なタスクがあるわけでも、何かに怯えているわけでもありません。 涙 プロジェクトリーダーのFさんから業務依頼の連絡があり、承知しました。と返信をすると、涙が出てきました。なぜ泣いているか自分でも理解できませんでした。そのときは無感情で、別につらくも悲しくもないんです。 吉祥寺からの京王井の頭線は毎朝座って通勤できます。 ある日、荷物を持ったおばあさんが