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【#研究報告書】離島DX!フリーランスチームの力で、小さな離島を変革できるか? #新しい働き方LAB #私の働き方実験

◆実験の目的と背景

さまざまなスキルをもったフリーランスチームが集まり
さまざまな方法を用いて
「地方創生の新しい形を生み出すことができるか」
「これからの離島観光のロールモデルを作ることはできるのか」
を実証実験します。

◆検証したいと思っていたこと

指定企画としての検証内容は上記の通り。
個人的には、自分のスキルであるSNS活用や動画編集&撮影のスキル
(時々元ウェディングプランナーの経験や、被写体経験も含め)を
果たして離島活性にどれだけ活かせるか、検証したい。

◆活動の概要

参加、もしくはなんかしらの形で関わったプロジェクトは下記の通り。

・能古島公式Instagram運用:週1投稿、会議参加、素材撮影、リール動画制作)
・公式webサイト制作:被写体、素材写真撮影
・ビーチクリーンイベント:キャンプ村清掃(複数回)
 (月1回2日間程度の頻度で2度開催済み、今後も実施予定)
・ヨガイベント:撮影&プロモーション動画制作
・名産品プロジェクト:会議参加、意見出し等
・ワーケーションフェス:福岡市が開催するワーケーションフェスの2日目を能古島で開催(参加のみ)
・クリスマスイベント(参加のみ)

◆結論と根拠・気づき

結論:さまざまな得意を持ったメンバーが集まれば、離島を変革するきっかけ、足がかり、成功例が作れる

根拠:ビーチクリーンイベントやクリスマスイベントのようなメンバー内でのイベントはもちろん、
ワーケーションフェスやヨガイベントなど、島外からも一般の方が来てくださるようなイベントを実施し、閑散期の集客の成功例を作ることができた。
その中で、訪れた方にとっての能古島のイメージが変わるきっかけを作ることもできた。
また、webサイト、SNS等を刷新することで、明確な結果が出るには時間がかかると思うが、着実に能古島の認知拡大・訪れやすさに貢献している。
個人的には、公式Instagramにアップした「能古島への行き方」リール動画(素材撮影&編集を担当)が1,600回ほど再生され、認知拡大や、「行き方がわからないイメージ」の払拭に、わずかながら貢献できたと思う。

気づき:プロジェクトメンバーは積極的に活動し、頻繁にイベント等にも参加していたが、島民のみなさまにどんな活動をしているのか知ってもらったり、一緒になって何か変えよう、と動いてもらう、といった、島民のみなさまを巻き込むということが非常に難しかった。
また、イベントや新たなサービスを企画しようとしても、どうしてもお金が発生していない中で、となると予算が立たず、中止せざるを得ないこともあり、難しさを感じた。

◆研究に関する考察・これから

<考察>
外からは人がなかなか集まらない離島や地方の地域でも、
「日本でもっともチルな島」「チル」というコンセプトを立て、見せ方を変えていくことで、
外からも、さらには県外からも人の集まる場所にすることは可能である。
今回のプロジェクトでは、結果的にwebサイト制作とイベントの実施が、アプローチの大きな軸として機能する形となっていたが、
SNS活用、新規サービス構築、商品の販売等にも、同じ方法が活用できると良い。

<考え方・価値観>
もともと、すべてを整えてから、完璧に実施したい、そうでないと意味がない、という考え方をしがちな面があったが、
今回「実験だから」と言っていただける環境で、みんなで色々やってみたことで、うまくいったこともあれば、そうでないものも含めて、こういうやり方もありだなと思えるようになった。

<具体的な成果・仕事・働き方への影響>
直接的に仕事につながった、ということはまだないが、
スキルや経験のすごい方ばかりの環境で、いろいろなお話を聞いたり、繋がりを作れたことで、
自分自身のモチベーションにもなったし、ここでできた繋がりが今後の仕事にもいずれつながればいいなと思う。
また、福岡市のプロジェクトにさまざまな形で関わることができたことを、ポートフォリオに掲載することができるようになったのは大きな成果。

◆全体振り返り

今回のプロジェクトでいちばん感じたことは、
こんなにフラットで、
自分が目立とうとか自分の利益のことを考えすぎず、
仕事につなげたいとはもちろん思いつつも、それだけを目当てにガツガツするんじゃなく、一緒にやっていく人たちとの人間関係を大切にできて、
すごい人たちなのに、すごいですよってアピールしたり偉そうにする人なんて一人もいなくて、
いいように使ってやろう、搾取してやろうとしてくる人もいなくて、
心から信用できる、優しい人たちばっかりのコミュニティは
めちゃくちゃ珍しいんじゃないかな、ということ。

特に、大人になって、
ビジネスをする者同士で集まっている場所で
この空気感でいられる人たちが集まっていたことが
今回いちばんすごかったことなんじゃないかな、と思います。

大大大先輩くらい年上なのに、
若者の私の意見にも耳を傾けて、いいじゃん、やってみようよ、って
言ってくださったみなさん。

馴れ馴れしく話しかけても
嫌な顔ひとつせず、一緒にはしゃいでくれたみなさん。

こんなふうに誰にでもフラットで、
本当はすごい人で、でもぜんぜん偉そうにしてなくて
やるときは真剣に、でも超くだらないことも楽しめる
そんな大人ってかっこいいな、と思わせてくれたみなさん。

本当にありがとうございました。
楽しい半年間でした。

感謝の気持ちを込めて、私の能古島での半年思い出振り返りムービー作りました←
ぜひご覧ください👀


◆その他詳細

正直半年間で、(プロボノとはいえ)仕事をしようと集まった大人たちが、こんなに仲良くなれて、居心地のいい場所になるなんて思ってなかった。
プロジェクトがとりあえず終わってしまって、もう月1で島に集まることもなくなると思うと、さみしい・・・

これからも、かっこいい人生と仕事の先輩として、そして福岡やら横浜の友だちとして、ずっと仲良くしていただけたら嬉しいです。

それでは🙋‍♀️

なな

24歳/新卒2年目の会社員/エッセイスト,コラムニスト/早稲田大学文化構想学部卒業/趣味は美少女鑑賞です