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散歩における他人との距離

「外を歩くことは許可されています。ただし、1人または同居する人とのみ、もしくは犬の散歩のみ可能です。」(意訳)

違反した場合は罰金もあり、警察も見回るとのことで、なかなかの警戒心と共に散歩に行ってきた。

わたしの滞在している場所はダウンタウンではなく、少し外れにある住宅街。

近くにあるMarchfeldkanal(そんなに綺麗ではない)沿いを歩いてみた。1時間歩いたけれど、警察官とは遭遇しなかった。

Twitterではやっぱり人が少ないという情報が多く上がっていた印象だけれど、さすがに住宅街ともなると人がいる。

天気が良かったのもあってか、少し活気を感じられて嬉しくなった。

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そうは言っても、いかなる場合にも1m以上間隔をあける必要があるため、歩道を歩くときのすれ違いさえみんな避ける。

わたしが日本人だからではなく、そういう決まりになったから。(実際のところはアジア人だから避けているかもしれないけれど)

向かいから歩いてくる人、ジョギングする人を確認したら、どちらかが止まって距離を保ちながらすれ違う。

やっぱり外出禁止とはいえ、毎日家にいるなんてみんなできないんだな。

わたしもホストも必ず1回は外に出てる。ずっと家の中にいる生活を何日もしいられるのは苦しい。でも、何も対策をしていないよりは良いと考えるしかない。

現在のところ、急速に感染者数は伸び、あっという間に日本を抜いていったわけなのだけれど、この緊迫感は国民が問題意識を確実に持つ上で必要なものだと思う。

国の決定はあまりにも早く、その実行もまた驚くスピードでなされているため世界中が混乱しているのは確か。わたし自身、こんなにも同じワードで検索をかけ、毎日何回も外務省などのホームページを訪れることなんて初めてのこと。

この混乱の渦に巻き込まれた人はわたしだけでなく、あまりにも多くの人が戸惑いや憤りを隠せないでいることと思う。悔しいね。

とりあえず、夜ご飯をつくろう。食べねば戦はできぬ。

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