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音楽が日常や人生に影響してる話
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#バンド

モバイル太陽と電子てろてろ

「あー!もう飽きた!やめやめ!」 短気な性格が声色で察せそうなセリフとともに梅雨がブツ切りで終了し、いきなり夏が開幕した。 今日は外に出ていない。壁越しでも暑い。冷房の効きが悪い。掃除するには運転を止めて汗だくにならなきゃいけない。そんなんならこのままやらない。 これぞ夏。最高である。 あれ以上梅雨が続くとどうなっただろうか? かなりの確率で日本人の精神に鈍色の影響をもたらすため、太陽の需要が高まり、カバンから取り出せる携帯用の太陽の開発が急務だった。 太陽の直径は1,

CRYAMYを観に行きたい

最近はバンドの音楽を意識的に聴くようにしている。 それも日本の若いかっこいいバンドを新しく気づけたらいいな、という中で衝撃が走ったのがCRYAMY(クリーミー)。 以前に聴いたことがあるのに、不思議なもので色々なタイミングもあるのだろう。いま深く刺さった。 とにかく「今すぐパソコン投げ捨ててライブ観に行かなきゃ!!」と強く思わせてくれるバンドだ。 実際、自分の予定とバンドのライブ予定を照らし合わせながら「この日ならなんとか行けそう、ここは行けるけどチケット売り切れてる、や

大車輪 vol.1 ~ポップの祭典~

そういえば10年が経っていたことを、ふと思い出した。 僕は10年前に「大車輪」というライブイベントを始めていて、その第1回目が2008年3月28日だったのだ。 個人でライブハウスを借りてイベントをやるとか、音楽好きな人でもほとんどいないだろう。今回はそんな奇異を始めた当時のことを書いてみたい。 イベントの1回目に出演していただいたのは、相対性理論、のあのわ、ARTLESS NOTE、オードリーシューズ、haltの5組。 これは当時のフライヤーだ。ライブハウス各所に折り

みなとまちのレコーディング潜入記

バンド名「みなとまち」。僕が主催のイベントに出てもらってから、かれこれ10年くらいの付き合い。時代に左右されない良質なポップソングを生み出し続けている、数少ない信頼のおけるバンドだ。 彼らは新作をレコーディングしていて、「良かったら遊びにおいでよ」というお誘いに、食い気味の二つ返事で「行くに決まってる!」と即答。 この通り、見るからに気のいい集団である彼ら。このような曲を演奏している。 この『星のライター』を筆頭に、みなとまちの曲はお茶の間で流れても何ら遜色のないクオリテ

ケンちゃん派?ナンちゃん派?②

前回の記事はミュージックビデオ公開に合わせて書きました。 「VS」というからには、どっちがより好きか言いたい! でも・・決められない!リリースしてちゃんと聴いてから決める!と、結論先延ばしにして逃げたのでした。 そして今回。 いよいよリリースされて、手元にCDがですね。あるんですよ。 見ての通り、このCDの所有権は完全に僕にあります! I have a compact disc ! 両バンドとも3曲ずつ入ってまして、初回聴いた感想がこちら。 これ、20周くらい

再生

髪を切る時は 私の顔色を気にして欲しい

tricot "potage" 先週から一日中聴き狂っている一曲。 静かなイントロだけど、アンサンブルと奏でられる音色に、頭を打たれたような衝撃が走りました。 曲は徐々に、熱を帯びていき・・ 佳境では感情の過剰さが見事に表現され、物語の渦の中へ引き込まれる感覚に。 そして要所で囁き声をかぶせるアレンジは、「こっち側に伸びてくる方」への奥行きを持たせています。 こんな立体感はなかなか味わえない。 音楽にまつわる様々な「チューニング」が存在するとしたら、それが完璧な曲だと思います。

POLTAのライブ観に行くとき検討した条件と、Spotifyがインディーバンドに支払う金額の話。

本日の音楽:POLTA - 土星少年 POLTAは男女二人組のバンド。二人とも作詞作曲できて、曲の方向性が偏らないのが強みだと思います。 どんなバンドか書き出そうとしたら膨大な量になりそうだったので割愛(20行くらいになった)。 とにかくPOLTAの新譜が大好き。Spotify配信後、聴きまくってます。 聴きまくってるある日、冗談でこんなツイートをしてみました。 そしたらベース担当の傑さんから、 まさかの超マジレスが。 10曲入りのアルバム、Spotifyで1周