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音楽が日常や人生に影響してる話
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#小説

大車輪11開催します

詳細が確定したのでnoteでも告知を。 今週やっと梅雨明けしたばかりで、1か月以上も鬱屈とした空模様を見せられていた。 最近は本当に視界まで晴れたような爽快感がある。僕としては目の前にある夏を心ゆくまで楽しみ尽くしたい気分だ。 だから明日いきなりイベント当日の気分になるのは想像できないし、そうなったら困る。暑いと言いながら汗をかきたい。 皆さんも今すぐに来る気分になってもらわなくたっていい。10月19日までにジワジワ来たくなってきてほしい。 ** 大車輪11 10/1

5年振りの「大車輪」開催にあたって

2019年10月19日土曜日、5年振りにライブイベント「大車輪11」を開催する。会場は今年オープンしたばかりの吉祥寺NEPOだ。 なぜイベントを再度始めようと思ったのかを書き残しておきたい。 イベントをコンスタントにやっていた時期は「誰かが待っていてくれてるかな」という気持ちも多少あった。 しかし今回は真逆。 誰も待っていない、今こそ! 自分が自分であるために始めるという、完全に自分が理由のきっかけ。 それは強い推進力となって僕を突き動かした。 イベントが止まってい

ナンバーガールのセットリスト10曲決めた

ナンバーガールのチケットがまったく当たらない。 今回のツアーのキャパは、全部足しても9000人ほどの動員である。 恐らく10万人は応募してるだろうから、当選なんて土台無理な話だ。同じ規模のツアーをあと10回やってくれないと行ける気がしない。 じゃあ自分の中のナンバーガールに曲を演奏してもらえばいいじゃん!ということに気づき、今からセットリストを考える。10曲で。 まず、おれが見た数多のナンバーガールの映像の中で『はいから狂い』で終わるのがめちゃくちゃカッコ良かった。最後の

春に見つけた音楽たち

◎トップハムハット狂春らしさ全開のSakuraful Paletteを。 超ポップだけど正統派じゃない感じ。カラフルなイメージを受けるけどトラックが意外とシンプル(音も構成も)。 そしてニコニコ動画から出てくるだけあって実力派!途中でいきなり高音なライミングを突っ込んでくるあたりにその出自を感じる。 サビのリフレインするメロディーラインが好き。歌とシンセがユニゾンしたり、歌メロ変わってもシンセだけ繰り返しで走らせてるこのさじ加減、バナナ的にかなり絶妙です。 トップハム

CRYAMYを観に行きたい

最近はバンドの音楽を意識的に聴くようにしている。 それも日本の若いかっこいいバンドを新しく気づけたらいいな、という中で衝撃が走ったのがCRYAMY(クリーミー)。 以前に聴いたことがあるのに、不思議なもので色々なタイミングもあるのだろう。いま深く刺さった。 とにかく「今すぐパソコン投げ捨ててライブ観に行かなきゃ!!」と強く思わせてくれるバンドだ。 実際、自分の予定とバンドのライブ予定を照らし合わせながら「この日ならなんとか行けそう、ここは行けるけどチケット売り切れてる、や

初体験、浅井健一 & THE INTERCHANGE KILLS

自宅だけでのベンジー摂取に限界が見えたのは去年の暮れ。 3月末のチケットを手に入れることで平静を保ち迎えた本日。 リキッドルーム恵比寿へ、初めてベンジーのライブを観に行った。 客層は革ジャンにオールバックだらけかと思いきや、意外とsyrup16gに近い何かを感じる。 開演前にガヤガヤしてるのは全然違うんだけど、演奏が始まったらその正体が分かった。答えはのちほど。 定刻ぴったりに暗転し3人が登場。 すると会場のあちらこちらから、「もう、思いが溢れてこうするしかない、だって

ナンバーガール再結成

今日はランチの味がまったくしなかった。 PayPayで支払ったら全額キャッシュバックしたけど、それがどうしたというのだ。 おれの身体の中にはナンバーガールに対する思いしか流れていない。 強いて言えば「ナンバーガール」「その他」と大別されていた。 ちなみに「その他」が占める割合は、50mプールに1滴垂らされたレモン汁。もしくは東京タワーの麓に舞い落ちたホコリ1片。 それくらい他のことはもう、なんでもいい。 仕事はいつも細部までこだわるほうだけど、今日は心の底からどうでもよ

BANANATRIP JAPAN BEST(後半)

前半はこちら 深夜2時。まだいける、もういけない?ぼちぼち眠い! 日本人縛りのベストプレイリストの曲解説、後半戦いってみよう。 引き続き、音楽的な言葉をあまり使わないように気を付けていきたい。 大物からスタート。 M-14は宇多田ヒカルのToo Proud。『初恋』を通して聴いたときから一番のお気に入り。先日のライブ観てさらに好きになった。 音源だと外人の男性がラップしているパートがある。ライブでこの曲のイントロが鳴り始め、ラップの部分どうするのだろう?と思っていたら

BANANATRIP JAPAN BEST(前半)

Spotifyのプレイリスト機能で2018年ベストを組んだ。日本人が作ってリリースした曲縛り。 曲たちのどんなところが好きなのかを書いていきたいと思う。 日頃から恋人に「私のどんなところが好きなの?!」と脅迫され困惑している方の何かにも役立つかもしれない。 あと、おそらく多数の人にとっては、知らないアーティスト名や曲名で溢れることになる。 でも、分からないのはその部分だけで、文章としては楽しく読めるようにしていく。年末の忙しいこの時期、一刻も早く眠りたいそこのあなた。あな

odol『YEARS』やっぱり名盤

odolの新譜『往来するもの』をストリーミングで聴いた。なかなかいいなあと流していると、そのまま前フルアルバムの『YEARS』に突入。 YEARSは本当に何回も聴いている名盤だ。 アルバムの流れが気持ち良すぎるし、ギターとキーボード、ベースとドラムだけでミゾベさんの声を見事に彩っている。 声が他の楽器よりも三歩くらい前に出ている感じがして、こちら側に踏み込まれているぶん、歌詞も胸に迫りくるものがある。 最近のodolは音が洗練されているけど、音の種類自体は増えている。

吉祥寺、みなとまちとカレー日和

10月だというのにゲリラ豪雨のような降ったり止んだりを繰り返す街、吉祥寺。しかし天気など関係ない。心がカレー日和ならば・・ 時間をさかのぼること半日。 吉祥寺WARPというライブハウスへ【みなとまち】を見に行く前日に、miさんのnoteが上がってきたのだった。 この中でまめ蔵というカレー屋を紹介されていらっしゃる。 そして「かぼちゃペースト」という魅惑的かつ悩ましげなワードに反応した次の瞬間、僕の身体は現地へといざなわれ、一人用の席にしっかりと着座していた。 初めて

てのひらに 名前なきまま

気になるバンドを高円寺まで なじみのない道を 知った顔で歩いていく 通りすぎたり 止まっている人たち 多くもなく 少なくもない 生活の営みが見えるほど だれかとの距離は近くもないのに ライブハウスの暗がりには 見たら思い出した顔 めんどうなわけではない 嫌いになったわけではない いまの気分の動きを求めていない ストーリーやルールに入ってこない それだけのこと ベーシストの足もとに ペットボトル置くのが合図 ひかり落とされライブは始まる バンドとステージと僕 目に

続々・大車輪 vol.1 ~ポップの祭典~

相対性理論の出演が決まった深夜3時半。 メールはすぐ返さずに、関根と興奮を分かち合い眠りについた。 1月末には、のあのわというバンドの出演が決定。 当時から知らない音楽を追いかけまくっていた僕は、YouTubeで偶然見かけた彼らに一目惚れ。 『ゆめの在りか』はライブで見たら絶対にすごいことは一瞬でわかった(そして実際は予想の100万倍すごかった) まだバンドメンバーが運営していたウェブサイトにアクセスして、hotmailのアドレスに直接オファーすることがきた。 直後にメジ

続・大車輪 vol.1 ~ポップの祭典~

相対性理論からは芳しい返事をもらえていなかった。と前回のnoteで書いたけど、ブッキング自体が大苦戦していた。 最初はものすごい勢いで「出演できません」の返事ばかり来ていた。 催促しても返事をもらえないこともあれば、逆にこちらが申し訳なくなるほど丁寧なお断りメールをいただくこともあった。 その中でも印象的だったのがPANICSMILEだ。 出演は叶わなかったけど、対応してくれたフロントマンの吉田さんはなんて素敵な人なんだろうと感激してしまった。 かいつまんで書くとこのよ